労力 × 嬉しい + 不安 × 楽しい = 0
今朝は要望通り7時にぴぃを起こす。
起きて来なそうだから、通常通りの朝を過ごす。
9時半からZOOMでの勉強会があり、ダイニングで受講していると10時ごろぴぃが起きてきた。
ぴぃ「あ、良かった、まだ間に合う。」
私「学校?」
ぴぃ「うん、行きたい。・・・でも自信ないな・・・。」
私「そっかそっか、とりあえず朝ごはん食べな。」
ZOOMを再開すると、しばらくして、
ぴぃ「着替えは?」
と、いつもより早くご飯を食べ終えたぴぃに言われ、ZOOMを中断して着替えの準備すると、すぐに着替え始めた。
ぴぃ「あああ、行きたいのにな〜自信がないんだよ〜。」
私「そっか、じゃぁ準備ができたら言って。勉強会は今日じゃなくても大丈夫だから。」
すると、間髪いれずに「準備できたし」と返ってきた。
私「あ、もう行くのね。」
ぴぃ「うん、今日は教室の前まで一緒に行って欲しい。」
私「いいよ、じゃぁ行こっか。」
ホストに一言伝え、ZOOMを途中退出する。
雨が降る中、学校へ行く。
すると、同じクラスのお友達のDちゃんが、
「ぴぃちゃん、今日は校外学習が延期になったから、給食ないの!お弁当持ってきてないならコンビニご飯でもいいよ!」
と1階の教室の窓から私たちに向かって伝えてくれた。
私はぴぃを下駄箱で見送り、コンビニにお弁当を買いに行く。
ぴぃの好きそうなおにぎりセットとバナナを買い、学校へ戻ると、ぴぃが下駄箱で不安そうに立っていた。
ぴぃ「水筒を落としちゃって、水筒が壊れて、お茶がその辺にこぼれてるの。それ以上はこっちに来ないで!!」
どうやら、こぼれたお茶がミッケになって、私が踏まないようにと待っていたらしい。
私「大丈夫、お茶は自然のものだから」
ぴぃ「そっか。でもどうしよう、水筒壊れちゃった。ごめんなさい。」
私「大丈夫だよ、新しいの買いに行こう。」
ぴぃ「ごめんなさい、ごめんなさい。」
いろんなことが一気に起きて、混乱しているようだ。
私「とりあえず、別の水筒にお茶入れて、また持ってくるね。」
しくしくと泣いているぴぃに、なんてこないと笑顔で対応。
ぴぃはホッとした顔で頷き、教室へ戻る。
たった今、雨の中ぴぃと来た通学路を一人で引き返し、家に帰って別の水筒にお茶を入れて、また学校へ行く。
教室の前まで行くと、体操服に着替えたぴぃが教室から出てきた。
おいおいおい、いつぶりの体操服???
体型がすっかり大きくなったせいで、体操服が少し小さく見える。
ぴぃ「首元が苦しいよ。」
と言うぴぃの体操服の名札の部分を見ると、5年5組のままになっていた。
5年生の6月ごろに分散登校してた時以来だ。
そりゃそうだ。なんかでも見れて嬉しい。
ホクホクした気持ちのまま、また来た道を帰る。
その1時間半後、ぴぃを迎えに正門まで行く。
不穏な表情のぴぃが出てくる。
私が買ったバナナでミッケが発動してしまったらしい。
後半の記憶がほぼないという。
あぁ、やっちゃったな、余計なことしたと反省。
ぴぃ「でも、やっぱり楽しかった、学校。」
今のぴぃなりにできることに食らいつき、楽しみ方を見つけてるぴぃ。
勉強会を中断し、雨の中、往復20分の通学路を3往復と、ミッケ2つ。
この一言でなんだかどうでも良くなった。
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