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繊細で敏感ってのは、子供への理解が難しい。

今日はお友達がお迎えにくる日。

割と朝の目覚めはよかったぴぃだけど、お布団の中から「行きたくなーーーーい」って叫んでる。

起きてきてからも「行きたくない、でもお友達に悪いから、どうしよう。」と今日は気持ちを放出している。

「無理しないでいい」とか「休んでいい」って言葉達がたくさん私の喉元で渋滞を起こしている。

私「行きたくないんだね」(←喉元の渋滞をすり抜けて絞り出した言葉。)

朝ご飯の間も「行きたくない行きたくない」と言い続けるぴぃ。

私「途中で帰るもありだよ。」(←勝手に喉元からすり抜けってった。)

ぴぃ「本当?じゃぁ2時間目で迎えにきてほしい。あ、でも朝迎えにきてもらっといて途中で帰るのは友達に申し訳ないよね?でも今日行きたくない。明日行くから。あ、そうか、明日のお迎えをやめて貰えばいいのか。今日は最後までいて、明日休む。でも今日も最後までいたくない。ママ迎えにきて。あ、やっぱ来ないで、ママがきたら絶対にぴぃは帰るっていう。いつもそうやって逃げてきた。もう逃げたくない。」

ウダウダ喋ってるなと思ったら、急に表情に力がはいった感じがした。

私「かっこいいこと言うじゃんw」

ぴぃ「へっ!当たり前じゃん」

私「省エネでいきましょ。」(←「頑張らなくていい」の言い方を変えればいいってもんじゃないのにまた勝手にすり抜けた。)

ぴぃ「そうしたいんだけどさ、授業中は発表したくなるんだよ。発表したことが黒板に書かれるのがうれしいの。だから頑張っちゃうよね。」

私「それは嬉しいよね。頑張っちゃうね。」

そうこうしてたらお友達が迎えに来た。

とはいえ気持ちが向いてないせいか、友達を長いこと待たせたのち登校したぴぃ。


放課後、目を腫らして帰ってきたぴぃ。

ぴぃ「泣いちゃった。」

私「泣いちゃったの?どうした?」

ぴぃ「あんなにもうやめてね、って言ってあったのに、また〇〇ちゃんに「わっ!」って驚かされた・・・。」

私「驚かされたか。あんなにお願いしたのにね。ドキドキしちゃうもんね。」

ぴぃ「泣くつもりはなかったけど、大泣きしちゃったの。でも大泣きしたのは、あんなにお願いしたのにどうして?って思ったから。」

私「そっかそっか、お願いしたのにどうしてわかってくれないんだろう?って思ったんだね。」

ぴぃは、驚かされるのが弱い。

どれだけ遊び感覚であっても、サプライズだったとしても、びっくりすると、心臓がドキドキしてしまう。

お友達も、ぴぃをびっくりさせるつもりで、よくある「わっ!!」ってやつをやっただけで、悪意はなかったと思う。

「びっくりしたーっっww」って反応が欲しかっただけだと思う。

なんだけど、それがぴぃは苦手なんだよってことを、私からもぴぃからも何度も言ってあったのにな。

いつも面倒見の良い、ぴぃにたくさんのきっかけをくれる、とても優しい子なのだけど、それだけが残念・・・ごめん。

どこにでもある、遊びのあいさつのような一つなのにね、理解が難しい。

お友達のママに改めて伝えようか、担任の先生に周知事項として伝えるべきか考えた。

お友達のママに伝えた場合、伝え方によってはお友達が怒られちゃうかな?

先生に伝えた場合、お友達が悪者になって大事になってしまわないかな?

最善を考えてた。


そのうち、私に気持ちを一通り打ち明けた後、ぴぃからその子にLINEしたと言ってきた。

ぴぃLINE「さっきのは気にしないでね。でももうしないでね。」

お友達LINE「おどろかすのダメってこと忘れてたの、ごめんね。」

ちゃんと自分で解決しようとしてる。

「ビビリを卒業したい。」とつぶやくぴぃ。

それはビビリとは違うと思うんだけどな。

ぴぃは強いよ。

信じて見守ろう。

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