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不登校のお昼ご飯問題、怠惰な母の開き直り。

切実。私にとってはとても切実な問題だった。

給食費はいまだに払っている。

もう全然登校してないけど、そこはそんなに問題じゃない。

ただ、給食を食べない代わりのお昼と思うと、休みの日みたいになんでもいいやというわけにはいかない。

と、思い込んでいいた。

ただ・・・

大前提として、私は料理が好きじゃない。

後ろ向きである以上レパートリーも増えない。

ただただ料理をするという家事が嫌いでしょうがない。

今日は何にしよう?と考えるところからきつい。

でも、結婚して、ぴぃを産んで、そんなこと言ってる場合でもなく、

なんとか向き合ってきての、ぴぃの不登校。

お昼に何を食べさせてあげたらいいかがわからない。

給食のようにバランスよく、なんてことは最初から諦めていたけど、

毎日毎日、職場でコンビニ飯やカップラーメンで済ませていた私は、

家で作るお昼ご飯が全く浮かばないのである。

せっかくだから、在宅生活をいかして料理スキルをあげてみるか、

と思ったところで、すごいため息が出た。

結局現時点で、

ボロネーゼソースをあっためてかけるパスタ、納豆チャーハン、ピラフ、お雑煮、焼き餅、肉うどん、そうめんのローテーションの中に、

時々、マックのデリバリーやカップラーメンを挟む。

基本ワンプレートで済む食事。


意外と、不登校のお昼ごはん問題についての情報が少ない。

それどころか、自分と子のためにと食事療法を取り入れた情報ばかりが目について気分が滅入る。

もしかしたら近道かもしれないのに、取り入れたいという気力が湧かない。

こんな適当メシ作ってました!とか、こんなんでいいんだよ!とか、

少し慰めに近い情報が欲しいぐらい、こんなもんでいいのかな?の日々だった。


午前中仕事に没頭していると、あっという間に昼がくる。

今日はどうしようと思った瞬間から気分が悪い。

ゲーム三昧のぴぃを横目に嫌々作るお昼ごはん。

一番憂鬱な時間に感じていた。

ある時、その思いが、

実は日々の私の調子を大きく左右していることに気づいた。

いつも笑顔でいる母、いつも楽しそうな母、

これをいつもはキツいけど、これに近い状態でいたい。

私の心の安定が、ぴぃの心の安定に繋がっていることだけはわかった。

朝起きた瞬間、なんだったら前の晩から、お昼ごはんのことを考えてる私。

手放そう。

このストレス一回手放そう。

お昼ごはん、ちゃんとしなきゃって思いを手放そう。

これでいい、だってこれしかできないもん。

これ以外は頑張ってるもん。

全部頑張るのは難しいもん。

と思ったら、途端に冷蔵庫が狂おしく欲しくなった。

冷凍庫が広いやつ。

今までの冷凍庫はとても狭くて、この便利で美味しい冷凍食品がたくさん出てきた時代に相反してるみたいだった。

何かの戒めのように買わずに来たけど、心置きなく冷凍食品を買い漁ろう。

もっと私に料理と向き合って欲しいパパは、この提案を渋々OKしてくれた。


まもなく新しい冷蔵庫がやってきた。

小さな冷凍室と、三段構えの冷凍庫、もう入れたい放題じゃん。

お好み焼き、焼きおにぎり、ラーメン、チャーハン、パスタ、

私がいやいや作って罪悪感ためるくらいなら、

割高だけど、早くできて十分美味しい冷凍食品にあやかろう。

とりあえず、お昼ごはん問題のストレスから一旦さよなら。

そして、憧れていた、毎日アイスがある生活こんにちは。

楽しみまでついてきた。

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