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晴れ時々曇り日記

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日々の自分、日々の気づき、不登校な娘の記録。 いいことわるいこと、晴れたり曇ったりの日々の暮らしを記録していきます。
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#強迫性障害

怖いから腫れ物扱いしたんじゃない

なるべく大きなぶつかり合いは避けてきた。 現在中学2年生の娘、不安が強く、敏感で繊細な娘は、思春期真っ只中。 今のところ、私が恐れていた「荒れる思春期」というところにはまだ突入していないらしい。 振り返ると、ぴぃが小学校3年生の冬から4年生の夏頃までが一番荒れていた。 ぴぃが強迫性障害という病に侵され、強迫観念に囚われまくっていた時期。 病気が理解できず、どう対応していいかもわからなかった私に、「何もわかってくれない」と敵意を剥き出しにし、鋭い目つきで睨みつけるぴぃ

やっぱり苦手な児童精神科の先生

成長も伴ってか、自分の気持ちを少しずつ言葉にできるようになったぴぃ。 親以外の第三者の大人に、自分の不安な気持ちを打ち明けられるようになってきた。 学校の先生を含め、支援してくれている大人たちはみんな味方。 ぴぃの不安を受け止めて、大丈夫と言ってくれる。 ぴぃは吐き出すことと、受け止めてもらうことで「安心」を手に入れる。 ・・・でも、 病院の先生だけは違った。 強迫性障害という診断を受けた時から通っている児童精神科の先生。 少しでも胸の内を言おうものなら、現実

記録が漫画化!?ハムスターのお母さんだった娘のお話。

ちょうど去年の今頃、自分軸を作るための勉強会の中で、我が家のエピソードを文章におこす機会をいただいた。 あくまで、その勉強会でのテーマに基づいて作成したものであったが、これも一つの記録として思い切ってnoteに投稿した。 どこかで誰かに届けばいいな、こんなケースもあると知ってもらいたいな、そんな思いだった。 私はぴぃに起こった異変、またそれが強迫性障害という病気だと知った時、まず何をどうしたらいいのか分からなかった。 今までしてきてことが何も通用しなくなって、毎日のひ

強迫症の再燃!?と共に見つけて得た安心。

最近症状が寛解していることで忘れがちなぴぃの病気。 強迫性障害 ぴぃの場合は主に「不潔恐怖」が強く、汚れ、シミ、キズなどを見つけると、それが菌であり、触れるとすぐさま死に至るというところまで囚われる。 その「強迫観念」を、我が家では『ミッケ』と呼んでいる。 不潔恐怖によるミッケが現れると、たちまち脳内がパニックになり、手洗いが止まらなくなったりという「強迫行為」に及ぶ。 ぴぃの場合、発症から3年間、寛解と再燃を繰り返し見えてきたのは、「不安」「ストレス」「疲れ」「緊

病と闘う娘は引き寄せの力を持っています。

冬休みが明けてから、ぴぃをお迎えに来てくれているお友達。 そのママと話している時に聞いた。 冬休み明けてすぐに学校で文集にのるコーナーの一つとして、願い事を3つ書いたのだという。 ぴぃの願い事の一つに、「病気を治したい」と書いてあったのを、お友達が見て、それ以外を覚えてないほど、その一つが心に残ったと言う。 そして、だからこそ、できることを何かしてあげたいと強く思ってくれているようだった。 昨日ぴぃの病院で、「今、こんな感じで学校行ったりしてて、学校ではこんなふうに

<祝、解禁>禁断の目隠しかくれんぼ。

ぴぃは4年生になってすぐ顕著な強迫症を発症し、日常生活に支障が出まくってしまった。 触れるもの全てが菌と思い込み、友達の手も、学校も怖いと言って、家から一歩も出れなくなった。 薬を飲み始めて、症状が寛解という状態になりつつある頃、よく遊びに来てくれていたお友達が数人いた。 病気のことを知らないお友達と、家の中でできる遊びをよくしていた。 その中に、『目隠しかくれんぼ』という遊びがあった。 当時、各お友達のお家で遊ぶといえば、室内かくれんぼが流行っていた。 押入れの

大好きな人を悪者にしたくないからと自分を責め、強迫と戦う娘。

日曜に、お風呂からなかなか出れなくなってしまったぴぃ。 お風呂でおいおいなく声が止まらないので、話を聞きに行く。 理由はわかっている。 大好きなお姉ちゃんが遊びにきてくれて、一緒にご飯を食べた後、手を洗わずにコントロールを握っていたことと、ぴぃの部屋にある大好きなアニメグッズに触れていたこと。 前回も同じようなことがあったから、私も注意していたのだけど、手を洗ってもらうタイミングを逃してしまった。 ぴぃは自分さえ耐えればいいと、その場はなんとか踏ん張って楽しんだ。

パパとうまくバランスをとるために、感謝の気持ちを分かりやすく伝えておきましょう。

金曜土曜は飲み会だったパパ。 自粛中につきおあづけになっていた別々の飲み会がたまたま続いた。 私は日曜に友達と朝から古着屋巡りの予定があり、久しぶりのオフということで、とても楽しみにしていた。 だから、二夜連続のパパの飲み会は、むしろどうぞどうぞだった。 ぴぃのミッケの症状が安定しない時は、1人でぴぃのパニックを受け止める自信がないのと、パパがいてくれることで私の心が安定するのとで、大好きな飲み会を我慢してくれていたパパ。 そうこうしてたら、コロナが始まって、必然的

久しぶりのパニック。少し俯瞰して見れるようになったのかな。

実は昨日、ミッションをクリアしてきたぴぃは、食後にミッケ発動で久しぶりにパニックを起こしていた。 いつも行くショッピングモールのフードコートでラーメンが食べたいと言ったぴぃ。 ラーメンを食べ終え、アイス買って食べようかと話していると、ぴぃは胸元が当たる部分のテーブルのふちについている何かに気づく。 その何かをじーーーっと見つめ、「もう無理、アイスはいらない。」と言って立ち上がった。 そして、フードコートをでて、目の前のフロアを泣きそうな顔をしながらウロウロし始めた。

ミッションクリア!やればできる子健在。

午後から美容室へ。 今日はパパが飲み会だから、私たちも外食をしようとぴぃと約束していた。 放課後にぴぃのお友達が遊びに来る予定だったから、私は美容室が終わった後の夜までの時間を自分のフリータイムとして過ごす予定にした。 そして、ぴぃにミッションを置いて出ることにした。 お友達が帰る時間に合わせて、外でママと待ち合わせをしよう。 そのためには、 ①ワンコをお留守番の体制に整える。(トイレを済ませるなど。) ②リビングのドアを閉める。 ③家を出る前に電話連絡する。

病院の後の楽しみのために、病院へ行く。

今日は月に一度のぴぃの病院の日。 前回は診察室のおもちゃでミッケを発動し、もう2度と行かないと息巻いていた。 ちょっと前に「次の病院の日は帰りに行ったことのないアニメイトでも行く?」なんて声をかけると、前回のことは忘れたのかあっさり「行く」と言った。 今年の1月、ぴぃが再び病院に行くようになってから、帰り道に楽しみを予定しておくことにしてる。 無理やり連れて行くつもりはないけど、外にでるキッカケになるし、気分次第で先生との会話もできる。 ただ、何があっても、何を話し

イライラしてしまう日。それは誰にでもある日。

昨日の感じから、今日はもうぴぃを起こさなくていいと思っていた。 起こしてとも言われてないし。 今日はしっかり体を休めて欲しかった。 昨日はたくさんのエネルギーを使ったはずだから。 パパに一応起こしてあげてと言われて、とりあえず、小さめに「朝だよ」と伝える。 なかなか起きてこないことが気がかりなパパは、昨日買ってきたぴぃの大好きなポンデリングをエサに声をかけに行った。 嬉しそうに起きてきたぴぃ。 でも学校に行く準備をするわけでもなく、最近までの日常が始まる。 私

診察室で起きてる恐怖をひた隠す娘。

昨日は、月に一回の通院日。 診察室に入るなり、真っ先におもちゃを手に取るのがぴぃのお決まりパターン。 昨日は、縦に積んでピラミッド状に組み立てるブロック。 先生の「どうでしたか?」と言う問いかけに、「あんまり手を洗ってないし、パニックになることもなかった。」と、適当に返事をするぴぃ。 それ以上は、ブロックから目を離さず何も話さない。 さっきまで車の中であんなにしゃべってたくせに、学校が楽しかったとか、興奮してたくせに、それは言わないのか… 私は、先生とぴぃで会話を

学校は行けるようになりたい場所、だって楽しいから。

ぴぃは今日も学校へ行った。 引きずってでも起こしてと言ったぴぃは、引きずるまでもなく起きた。 どうしても今日学校へ行きたかった理由はわからないけど行った。 朝から雨が降っていて、ミッケを持ってるぴぃには最悪のコンディション。 傘をさして登校するイメージもわかず、車で送ろうと思っていた。 するとぴぃは今日も玄関で言った。 「ここから1人で行ける。」 すごいな、ここまでとは思わなかったな。 今日は月に一回の通院日のため、車でぴぃの帰りを待つ。 車を開けるなり、「