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休学して働き始めたらとにかく出会いの毎日だった

こんにちは!休学中の国立大生さわーくりーむです!
これを名乗れるのも今日が最後。4月から大学に復学します。

さて、以前「休学して働き始めたら苦悩の毎日だった」という挫折経験noteを書いてからもう半年以上経過しました。たくさんの方に読んでいただいて、本当にありがとうございました!

この1年間たくさんのことを経験し、毎日、自分との出会い・人との出会い・社会との出会いがありました。休学最後の日に、1年間の休学生活を振り返ってみようと思います。※長めの文章です。

そもそもなぜ休学したのか

休学前、成人式の日。まだ何も知らないさわー。

「休学して働き始めたら苦悩の毎日だった」でも休学の経緯は紹介しましたが、1年前の自分の課題感についてもう一度分かち合いたいと思います。

休学し始めたのは、フルコミインターンに参画することが大きな理由でしたが、それ以上に、このまま就活に進むのが怖かった、というのが根幹にある理由でした。

1年前の大学2年が終わる頃は自分のこともこの世にどんな仕事があるのかもよく知らない状態でした。それは、ただ熊本で大学生として過ごしていると、キャリア的なロールモデルとなる人と出会うことがとても難しかったことが大きな原因だったと思います。

働く中で、自分は何が得意で不得意なのかを知り、その上で社会にはどんな人がいて、どのポジションにいることで自分がやってみたいと思うことを達成できるのかを考える期間を設けたい、と思い休学することにしました。

とにかくたくさん働いた

初めて髪色を全体的に明るくした。ちょっとは色々知り始めたさわー。

休学中の1年間は様々なお仕事に関わらせていただくことができ、卒業して本格的に社会人になる前に「働く」という経験を積むことができました。

ご一緒させていただいた企業や仕事内容としてはこんな感じ
・株式会社LOGZ
 精神・発達障害を持つ方への就労支援事業所の立ち上げリーダー
・株式会社エルボーズ
 経営者の右腕アシスタント的な動きをした。PR・採用広報からマーケティング専任として新施策の立ち上げ、カンファレンス運営など
・株式会社qutori
 自社メディアの運用・コミュニティの運営補助
・株式会社Zeronity(採用するフリーランス、水倉麻帆さんからの案件)
 SES企業のエンジニア採用におけるWantedlyの運用代行

どれも初めての事ばかりで、たくさん迷惑をかけてしまったこともありましたが、それぞれとても良い経験を積ませていただきました。

中でも、今もお世話になっている株式会社エルボーズには心からの感謝を述べたいと思っていますが、これについては別のnoteを書こうと思っています。

とにかく働いてみて出会った自分

韓国・ソウルにて。自分と向き合うことが増えたさわー。(寒かった)

とにかく様々な分野で働いてみて、自分についての新たな発見がたくさんありました。一年前は自分がどういう人間なのかをよく理解できていませんでしたが、働いて失敗と改善を繰り返す中で、自分がやりたいこととできることは別軸で考えたほうが良いことを知りました。この一年で学んだ自分についての一部を紹介します。

①無理をしない、リソース調整

ゆとりって大切だよね、が分かってきたさわー。

恥ずかしながら、一年前までは「リソース調整」という言葉すら知りませんでした。私は欲張り+飽きっぽい性格なので、いろんなことに手を伸ばしたくなってしまうのですが、リソースは限られていると知った上でそれぞれの仕事において最大限のパフォーマンスを発揮するために、時には「留まる」ことが必要であると学びました。

前職時代や、同時に3箇所で働いていた時は、タスクが溢れてしまい、一つ一つの仕事をしっかりこなせない事態が発生してしまいました。この時に、自分のリソースを知った上で持つ仕事を選ぶことの重要性を実感しました。

今の上司に、いつも持つ仕事はリソースの8割くらいにしておいて、残りの2割で求められている以上のアウトプットを出すのが信頼を獲得し、チャンスを得る鍵となると教わりました。これを知ってからいろんなことがスムーズに進み始めました。

私は体力がある方ではありません。無理をしすぎると体調を崩してしまうこともしばしばあります。また、心が病んでしまった時に体にすぐに症状が現れてしまいます。

以前はそれでもやりたいことを全部やろうとしていましたが、前述した通り、それでは一つ一つの仕事が疎かになってしまうため、「私は体力がない方なんだ」と認めた上で予定を管理することにしました。

また、一緒に働く人との期待値調整の必要性も学びました。「これできるって言ってたのに結局できてないじゃん」と思われるのは信頼の損失に繋がってしまいます。予め、この仕事において自分はどれくらいのパフォーマンスを発揮できるのかを相手と擦り合わせておくと、お互いに気持ちよく仕事ができると知りました。

②大切にされている実感・目指すものの共感があれば割となんでもできる

本当に本当に大切にしてくれた現職。

一度の挫折とその後の歩みの中で、今の時点の自分が活躍できる条件を見つけることができました。それは、組織に大切にされているという実感・組織が目指していることに心から共感していることです。

これがない状態だと、今のところ結構出力が下がります。逆に、これさえあれば、仕事の内容がなんであれ、全力を尽くすことができます。

この組織が目指していることのために働きたい、という根幹となるモチベーションが自分の中で最も大切であると気づきました。これから、就活をしていく中で、ここは最も重視して企業を選んでいこうと思っています。

③自分が最も効率よく学習できる方法

日々、学び。

私は正直勉強がすごく得意なわけではありません。大学で法学を2年間学びましたが、机上での言語解釈ばかりの学習に躓いてしまいました。一方、仕事を日々新しいことを学ぶのはとても楽しく、知らなかったこともどんどん吸収できている感覚がありました。

この違いを考えた時に、私は研究者タイプではないため、自分が学んでいることが社会ではどのように作用しているのかを身を持って実感できなければ学習意欲がそれほど湧かないということがわかりました。

仕事での学びはアウトプットが前提にあります。この内容は仕事でこういう風に活かそうなどが考えられると頭の中にどんどん入っていくことがわかりました。

よく考えてみれば、私は小学生の頃から唯一英語だけはとても得意でした。それは英語で話すというアウトプットが前提にあったことが大きな要因であったと今になって気がつきました。

これを逆手に取ると、大学の授業でも、自分のフィールドではどのように活かせるのか・どう関連しているのかを考えて学習すれば頭に入っていくのではないかという仮説を立てました。最近いろんな本を読むようになって、それが実証されてきています。今は復学がとっても楽しみです。

とにかくキャリアについて考えまくった

いろんな先輩方のキャリアをたくさん聞いてきた。

自分のことを知り始め、キャリアの解像度もかなり高まりました。この休学期間中にたくさん働き、いろんな人と出会い、どんな事業があるのかを知る中で、自分のことを知ったと同時に社会にはどんなキャリアの選択肢があるのかを知ることになりました。

以前は、日本でマイノリティとされている人が働きやすい社会を作りたいという漠然とした目標がありましたが、それをどの切り口から関わるのかは想像があまりできていませんでした。

いろんなことを知る中で、私は共感性が高く、組織のあり方を考えることが好きだということに気づき、現時点において、将来は採用人事の道に進むことが最適解だろうと思っています。

しかし、ファーストキャリアとしてその道を選ぶつもりは今のところありません。いろんな方に話を聞く中で、組織を作る側の人間は経営者が目指す事業計画について同じ視点で話すことができ、それをメンバーに棚卸しできる必要があるため、事業側の経験が強みとなるということを知りました。

直近のキャリアでは、共感する事業を行う企業の事業側のマーケティング・セールス・事業開発などの領域で働きたいと思っています。

とにかくいろんなところに行った

ベトナム・ホーチミンの夜の街。異世界。

一社目を退職してから、働く場所の制限がなくなり、お金のゆとりもできていたので、とにかくいろんなところに行ってみました。

訪れた場所はこんな感じ
国内
東京・北海道(札幌・小樽)・福岡(福岡・北九州)・長崎・鹿児島・大阪・京都・広島・山口・石川(金沢)・長野(長野・東御・松本・諏訪)
国外
ベトナム(ホーチミン)・マレーシア(クアラルンプール)・韓国(ソウル)

ソウル・広藏市場にて。
市場は日曜日休みなのにここだけ開いてた。おばちゃん、頭いいな!

リモートで仕事ができる環境だったので、ワーケーションという形で、平日は現地のコワーキングやカフェで仕事して夜は美味しいもの食べ、週末は市街地を観光しました。

1日休みをとって小樽へ旅行。これは三角市場で食べた海鮮丼。今まで食べた中でダントツで美味かった。

どの土地も本当に素敵でしたが、ハイライトを語るとしたらマレーシア・クアラルンプールです。文化がごちゃ混ぜになっていて、マジョリティ・マイノリティが見えにくいところに熱烈に気に入ってしまい、本気で将来住もうと決意しました。

クアラルンプールにておしゃ壁を発見!!!

いろんな土地に訪れて、世界には私が知らないことがまだまだたくさんあるな~~と思ったと同時に、私は自分が住む熊本のことが結構好きなんだなと感じる瞬間がたくさんありました。外を知ることで内の良さを知ることってありますよね。

とにかくいろんな人に出会った

今となっては相棒的存在。

休学中は同世代から年の離れた方までたくさんの人と出会い、1年前までは存在すら知らなかった人が今では最も近い存在になっています。

不思議な巡り合わせで出会った同時に休学して働いていた友達は、住む場所が離れているにも関わらず、毎日コミュニケーションを取り、一緒にたくさん旅をしました。彼女の存在があったおかげでこの休学期間を孤独に感じることなく乗り切ることができたと思います。

尊敬するお姉さんお兄さんたちとの出会い

また、今働いている会社のメンバー、仕事を通して出会った尊敬する先輩方、さらにその繋がりから出会った熊本以外の人たちなど、普通の大学生活を過ごしていたらなかったであろう人たちとの出会いがあり、人生観に大きな影響を与えてくれました。

ロールモデルの不在が休学前の一番の課題でしたが、この一年で、様々な出会いから私なりのロールモデル形作ることができたと思います。

復学したら仕事辞めるの?

長野県東御市にて。休学お疲れ様旅行に行った。

このようによく聞かれるんですが、大学に通いながら仕事は続けます。むしろ残りの2年間でどんどんレベルアップしていきたいと思っています。

この1年間、私は働く者としてのベースを作ることができました。あと2年間で自分の強みを伸ばし、なるべく早い段階からやりたいことを形にできる土台を作りたいと思っています。もっと結果にコミットして置かれた場所で新たな価値を生み出していきます。

休学して良かった??

熊本にて。まだ若かりし半年前の私たち。

これまで長々と休学について書いていて逆の答えが出ることがないのは予想できると思いますが笑

休学しなかった場合の想像が全くできないくらい、休学して良かったと心から思います。

当初想像していた休学の1年間の予定とはかなり変わりましたが、結果的に、挫折を経て、そこから立ち上がり、次の展望を描けるようになったという一連の流れを経験し、とても綺麗な着地ができたと思います。

ある人が、若いうちの経験はその後複利的に作用するという風に言っていました。ハタチの1年間でたくさんの経験を積み、自分を知り、自分の外の世界を知れたことは今後の人生に大きく作用すると信じています。

休学後の展望を分かち合いましたが、これはきっと変わると思っています。これから歩む旅路の中で変化を楽しんでいきたいと思います。

休学中出会った全ての人に心から感謝します。ここまで読んでいただいてありがとうございました!

これからも、何卒!!!

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