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休学して働き始めたら苦悩の毎日だった

はじめまして!休学中の働く地方国立大生さわーくりーむです!

夢を持って休学を決意した大学2年の冬。
だけど始めてみたら、

「思ってたんと違う!!!つらい!!!」

という経験をしました。

このnoteでは、私が休学して働きながら感じていることを正直に書き記そうと思います。


私の大学生活こんなんでいいんか???

私は地方国立大の3年生です。地元の国立大学に進学し、実家暮らし。大学入学時はコロナのピーク時で特にやることもなく、とりあえずGPAの維持だけ頑張ったり、サークルに行ったり、塾バイトしたりとなんとも平凡な大学生活を送っていました。
そんな日々を過ごしていた中、大学1年の終わりにこんなことを思いました。

私の大学生活こんなんでいいんか????

その時期に東京のいわゆる「意識高い系」の学生たちと交流する機会がありました。その場が私にとってはかなり衝撃的で

「うわ、私何もしてないじゃん。」

と恥ずかしくなったのを覚えています。

私は高校生の時から留学に行ったり、興味のある裁判を見に行ったりと、自分の中ではかなり活発に動いていたつもりでした。しかし、出会った学生たちは、自分たちでビジネスを立ち上げたり、社会活動を起こしたりと、自分が持っているアイデアを実際に形にするために行動している人たちでした。アイデアだけたくさん持っていながら行動していない、夢見がちな私より、かなり先を行っていることに焦りを感じました。

正直、どうせ「意識高い系」だと揶揄していた自分もいました。しかし彼らは「ガチで意識高い人たち」だったのです。

私も「ガチで意識高い人」なりたい!と感化され、高校生の時から感じていた課題にアプローチするために、学生団体を立ち上げたのでした。(このことについては長くなるので別の記事を書こうと思います。)

休学を決意した理由

学生団体の活動を通して、いろんな社会人・起業家の方々と出会う機会が与えられました。その中で、大学2年の秋に、障がい者就労支援事業を行う会社の社長さんとお会いしました。

その会社には学生に大きな裁量権を持たせ、挑戦させるカルチャーがあり、新しい事業所を始めるにあたり、事業所責任者として働くことのできる学生のリーダーを探しているとのことでした。私の学生団体のビジョンなどを伝えると、その社長さんから、「うちで働いてみない?」と声をかけていただいたのです。

私は以前から、マイノリティとされる人々が日本で働くことについて興味があったり、学生からビジネスをやってみたいと、関東の学生を見ながら感化されていたため、この機会はとても魅力的に感じました。

でも、やっていくには社員同様に働かなければならない。

私の学部は比較的授業が多いところであるため、ここにコミットするには休学するしか術はありませんでした。

この機会を逃したら、後悔するかもしれない。

そう思い、両親から許可を得て1年間の休学を決意しました。

やってみたら苦悩の毎日だった

バイト以外で働くこと自体が初めてだった私にとって、事業所リーダーという役職として働くことは、筋トレ初心者が重量挙げ100kgに挑むようなものでした。

事業所をオープンするにあたり、事業所内の内装準備、人材採用、訓練カリキュラムの策定、問い合わせ・CV獲得、メンバーマネジメントなどやることは山積みでした。

毎日必死に働いて、ようやく事業所がオープン。自分が持っている責任の重さを実感していなかったオープン前までは、毎日新しい挑戦ができて単純に楽しかったのです。

しかし、事業所がオープンしてからは毎日帰って涙を流すほど過酷な日々が続きました。

少しでも早く黒字化しなければならないというプレッシャー、自分より二回り以上年上のメンバーのマネジメントの難しさ、精神・発達障害を持つ方々の将来の岐路に大きな影響を与えうる責任。挑戦を始めてみたものの、今自分の持っている技量と背負っている責任があまりにも釣り合わず、苦しい日々が続いていました。

何もわからない状態で働く環境は暗闇の中を歩いているような感覚でした。

働く中でこのように感じるようになりました。

「私は人生経験として力不足の中でもこの仕事をやっているけど、利用者さんは人生を変えようと思ってここに来てくれており、私が失敗したらその方の人生に迷惑をかけてしまう。」

必要以上に責任を背負い、今日も失敗するんじゃないか、という恐怖から、日に日に心臓の鼓動はどんどん大きくなり、週末は仕事のことを思い出さないように予定を詰め込むような健康とは言えない日々が続いていました。

やめることの怖さ

「え、休学までしたのにもうやめちゃうの?」

そう周りから言われるのが怖く、やめるという選択肢を頭から排除していました。
しかし、心はギリギリまで追い詰められている。

限界を迎え、信頼している今の上司に泣きながら電話しました。

「それは、やめていいと思うよ。」

そう言っていただき、ここを辞めて別の環境でまたチャレンジしようと決めることができました。

今だから思う休学して働いて良かったこと

今振り返ると、あの時、あの場で働いて良かったと思うと同時に、あの時やめて良かったとも思います。

現在は、スタートアップ企業でマーケティングを担当したり、フリーランスとして採用媒体の運用のお手伝いをしたり、ずっと興味があるコミュニティビジネスを行う会社で短期間インターンをしたりと、毎日忙しいながらも充実感を持って楽しく働いています。

今、前職での経験を振り返ってみると、あそこまで自分の無力さに気づき、難しい課題に向き合ったことは、これまでの人生の中でなかったことであり、それが自分を成熟させる過程での大きな要素となったと感じています。自分がここまでなら頑張れるという限度を知ることができ、次の職場選びの基準を一つ得ることができました。

そして、自分の心が壊れそうな時、逃げることは恥ずかしいことではない、誰かを頼っていい、と学べたことはこれから生きていくためのヒントになりました。

また、そこで働いて感じたことが、自分の将来の目標へとつながりました。

どんな道だって、その後必ず益へと変えられる。

そのように実感できた経験でした。

休学期間は残り約半年。

これからは、今備えられた道を進みながら、自分ができることに挑戦していきたいと思います。

最後に

私はクリスチャンです。
最後に、私を前職時代から今でも励ましてくれている聖書の言葉を紹介して閉じたいと思います。

愛する皆さん。あなた方の人生は、多くの困難と誘惑に満ちていますか。そうであれば喜びなさい。行く道が険しければ、それは忍耐を養う良いチャンスとなるからです。
ヤコブの手紙 1:2-3

今、キャリアに迷っている・一旦始めたものから抜け出せないと悩んでいる学生の方がいらっしゃいましたらお気軽にご相談ください!私の経験から何かお手伝いできれば、そんな喜びは他にありません。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!


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