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音楽教室における感染対策(木造)

木造のピアノ室など音楽教室における感染対策は有利です。マンションに比べて不特定多数ではなく、家族や関係者に限定して消毒や除菌、マスク着用・検温などの対策がしやすいからです。

それと新築のピアノ教室は大半が音楽防音室の出入り口が玄関に隣接しており、玄関先でのアルコール消毒などがしやすいです。先日ご紹介した「かわのピアノ教室」がそうです。→川越のピアノ教室(南古谷周辺)待合スペース

都内で運営している従姉のピアノ教室や元契約者の音楽教室も同様です。木造住宅です。窓開け換気もしやすく、リスクを軽減できます。私が担当した現場のピアノ教室では、感染者は一人も出ていないようです。

窓開け換気と木造音楽室

木造ピアノ室など音楽教室の窓開け換気は重要です。感染対策だけでなく、建物の湿気に配慮することが木造の寿命に影響するからです。

木製品であるピアノやチェンバロなどにも通気は必要です。24時間換気だけでは不足します。木造防音室であっても、理想は複数の窓開け換気を併用することです。

防音対策と感染対策を考慮した動線計画

これからは、新築住宅に併設するピアノなど音楽教室では、家族と生徒さんの動線を出来る限り分離する、または絞り込むという新築計画が重要になりそうです。インフルエンザを含めた感染予防にも役立ちますね。

それに楽器の音は、距離や界壁・ドアなどによって減衰しますので、家族のプライベート空間を出来る限り離すことによって、夜間の演奏時間を長く確保できます。

建築士の新築計画によって、防音工事の費用対効果を高めることが出来ます。同時に換気・通気などを配慮することによって、木造建物の寿命を伸ばすことが出来ます。

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