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【音楽】藤井風さん「帰ろう」のセラピー効果

今日久しぶりに藤井風さんのアルバムをヘッドホンで聴きました。

藤井風さんに中毒になるのはわかっているから、中毒になると何も手をつけられなくなるくらい夢中になってしまうので、とりあえずnoteを30日書く目標を達成するまでは、ガッツリ聴くのを避けていました。

でも、気に入っている「キリがないから」という曲の♪キリがないから〜というフレーズは私の頭の中で何度もこだましていました。

考えがまとまらなくて頭の中で無限ループになってしまいそうな時、答えのないことを考えてしまっている時、過去の反省をしすぎている時、実行するのをためらっている時、

この曲を頭の中で思い出すと「そうだな、キリないし、考えるの休憩!」と切り替えて前に進むことができるんですよね。

私にとってとてもありがたい曲なんです。

今日も「キリがないからここで終わらすだけなの〜」、「さもなければ永遠に永遠に彷徨うザマ」にはなりたくないよねぇ・・・と思いながら過ごしていました。

頭の中でここ数日ず〜っと何度もかかっているので、そろそろnoteも30日きそうだし、聴いてもいいかなと思って、久しぶりにヘッドホンで聴いてみました。

お〜!!!

久しぶりにあらためて聴くとやっぱりいい!

天使のように優しかったり、力強かったりするいろんな声色とピアノの美しい流れの中で心地よくなってきました。歌詞の内容も哲学的だけど、みんなにエールを送ってくれているような、風さんの人類に対する深い愛情みたいなものを感じさせてくれて、何回聴いても飽きないよね〜と思いながら聴いていました。

それぞれ結構心にグッとくるものがあったのですが、最後の「帰ろう」という曲を聴いていたら、涙が堪えきれなくなって、号泣してしまいました。嗚咽というか。お昼前に聴いたのですが、お昼ご飯の時も思い出されてくるので、その度に嗚咽。目は真っ赤になり、涙を止めようとしても、目を戻そうとしてもまた嗚咽。止まらないので、泣き止むまで泣き続けました。メロディが頭の中でかかってしまうたびにまたググッときて泣きそうになってしまいます。

これは、私の経験ではJUJUさんの「やさしさで溢れるように」を聴いた時以来の号泣ぶりでした。この時は私の大好きな祖母が天国へいってしまい、その時にたまたま聴いた曲でした。(祖母がいなくなった後、立ち直るまでに3年くらいかかりました。)

昨年、一昨年と本当に大好きなとってもお世話になっていた方が立て続けに二人天国にいってしまいました。「帰ろう」が流れるとその時の経験が今までの思い出がフラッシュバックされ、涙が止まらなくなるのに気づきました。

私はついこの間までなんの気力も出てこない毎日を過ごしておりました。
お二人とも80歳をこえていて、寿命といえば寿命かもしれないのですが、なくなる少し前までは病気をお持ちにもかかわらず、とてもお元気でした。でも最期の期間は壮絶な闘病生活をしていました。私と家族も病院の先生や看護師さんとのやりとりをしたり、入院や転院のお世話をしたり、お見舞いも毎日のようにできるだけ行っていました。


お二人ともなくなる前に共通して言っていたことなのですが、ご先祖様か誰かと夢で話しあったとか(何度かお迎えがきたとか)。一人は「あなたはもう少し役割がありそうだからもう少し生きなさい」と仏様に言われたとか。たくさんの仏様やマリア様が現れたとか。いろいろ言っていて、薬の副作用などの幻覚症状だったりもするのかもしれませんが、なくなる前の同じような時期に二人が似たようなことを言っていました。

あとは「さみしいさみしい」と言っていました。お寺のお坊さんに聞いたのですが、人間はどんな人もなくなる時はさみしくなる時が来るらしいのです。以前はなんでさみしいのかな?とも思っていたのですが、人間をやめる時、肉体から離れる時になんとも言えない不安やさみしさがこみあげてくるのだと思いました。このさみしさ具合は死ぬ時じゃないとわからないのでしょう。

このお二人は、最期まであきらめずに懸命に生きる姿を私たちに見せてくれました。闘病生活はこちらがビビってしまうほど壮絶でした。どんどん辛くなっていく症状。本当は全力で励まさなければならないのに、心では「本当に辛そう、苦しそうだから早く楽になれたら・・・」と思ってしまうほどでした。
でも二人とも最期まで生きることに前向きでその姿に感動しました。

そして一人の方は息を引き取る瞬間にも一緒にいさせてもらえました。みんなで手を握ってお見送りしました。

もう一人は深夜で私は病院からお家に帰っていた時だったので、病院から夜中に呼び出された時は亡くなっていましたが、亡くなったと思われる時、私がベッドで寝れなくて目をあけていた時に、「ありがとう〜」と言いにきてくれた気がしていました。

お二人から天国へ行く瞬間というか、肉体から魂が離れる瞬間を少し感じさせてもらい、何かを教えていただいたような気がします。

お二人とも周りの人に親切に尽くす人でした。なので葬儀も自分がお世話になったと思ってくれる人がたくさん来てくださいました。(コロナ前だったので)

私は40過ぎているけど周りに何もできていないなと思いました。なくなった時、人生の総決算がされるなと、これからどうしていこうかなと思いました。

少し落ち着いたけど、あのあとお二人は今どこで何をしているのだろうと思います。間際はとても苦しそうだったけど、今は苦しみは消えているかなとか、上から見守っていてくれてるんだろうなとか。私には全くわからないのですが、おうちに来てくれてる気がする時もあります。死後の世界がわかったら少しは安心できるのにとも思います。私が心配するほどのことでもないのかな。

私はとってもさみしいけど、そう思っても帰ってこないし、会えるわけではないので、なるべくさみしいと思わないようにしていました。でも本当にさみしくて、心細くて。もう人生のアドバイスもらえないんだなって。いつもほどよい感じのアドバイスをくれていて、それで私は救われていたから。恩返しなんてまともにできなかった、してもらってばっかりでした。

そして、あの時もう少しつっこんでお医者様に相談していたら・・・、転院していたら・・・など、あの時こうしておけば、もっと長く生きてもらえたかもしれないと後悔することがたくさんありました。後悔もみんなあることだとは思いますが、結構心に残ってしまうものなんですね。

藤井さんのこの曲はいろんな複雑な気持ちを1曲の中に全部閉じ込めてあらわしてくれている気がして、感動します。「あ〜、全て忘れて帰ろう〜」のところは、音がまさに天国に向かっている情景、私の想像とリンクしてしまいます。そして涙。藤井風さんは天使だと思いました。そのすべての情景や思い出が映画のように音楽にのせて出てきます。天国に行ったお二人の気持ちも歌ってくれているような気がしました。

本当に涙が止まらなくなりました。そして泣き続けました。何度も「おえっおえっ」となりました。それは嗚咽ではなく嘔吐く(えずく)らしいですが。

でも、気が済むまで泣き続けるうちに、やっぱりみんなの様子を微笑ましく上から見守ってくれてるんだろうなとうっすらとですが、安心感が出てきました。

さみしくて目を背けていた気持ちにも光を当ててくれました。そして涙を流すことによる浄化効果で、ただ悲しいという感情だけではなくて、少しすっきりした気持ちがちらほら見えてきました。

そしてだんだんと、「見守ってくれているから今までの感謝も含めて、今生きているみんなで仲良く生きていこう。たくさんの素敵な思い出を作っていこう」と新しい少し前向きな気持ちになりました。

思いがけず、セラピー効果大でした。


youtubeを貼ろうとしてコメントを見ていたら、たくさんの泣いたという方やセラピーと書いていた方もいて、同じように感じている方がたくさんいらっしゃるんだなと嬉しくなりました。

あとで読んだのですが、noteの方もそんな方がいらしてとても嬉しかったです。

お時間がある時に聞いてみてくださいね。

↓このアルバムは本当におすすめです!一度は聴いてみてほしいです!



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