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(映画レビュー)君の膵臓をたべたい

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映画を文字で楽しくしてみたいだけで御座います。

~冒頭~

こんにちは。
2020年3月から白血病の治療をしております。
病院で暇なので、映画を観ます。

前の入院時にNHKでアニメ版の「君の膵臓をたべたい」がやっていて、
録画をしていたんです。
先に言いますが、病院で真夜中にボロ泣きしました。
なのにアニメ版の映画評をみると評価が低いんですよね。
理由がわかりました。
この作品は
2015年6月19日に小説が発行され、
2017年7月28日に実写映画が公開、
2018年9月1日にアニメ映画が公開されました。
小説は見ていないので映画のみの話ですが、
絶対に観る順番は
アニメ映画→実写映画です。
実写映画→アニメ映画では面白さが半減してしまいます。

同じ映画のようでストーリー進行が違います。
amazonプライムでアニメ版はレンタルなのですが、
是非両方観ることをおススメします。

今回はアニメ版と実写版の両方をミックスしてレビューします。
※実写版は2020年7月現在、Amazonプライム会員は無料で視聴出来ます。

~あらすじ~

アニメ版↓
声優として、高杉真宙、Lynnが主演
いつも一人で本を読んでいる高校生の「僕」。
ある日「僕」は病院で一冊の本を拾う。
その本はクラスの人気者である
山内桜良が密かに日常を書きつづった日記帳であった。
余命わずかな彼女の秘密を知った根暗な「僕」と人気者の「桜良」
との2人のストーリー。

実写版↓
主演は浜辺美波と北村匠海、北川景子と小栗旬
高校時代のクラスメイト・桜良の言葉をきっかけに
教師となった「僕」は、教え子の栗山と話すうちに、
桜良と過ごした数カ月間の思い出をよみがえらせていく。
高校時代の「僕」は、余命わずか桜良の秘密の日記を見つけたことをきっかけに、桜良と一緒に過ごす2人のストーリー。
そして高校時代から12年後、教師の「僕」と桜良の親友の恭子の結婚を前に桜良と過ごした日々を思い出す。

~感想~

タイトルだけ見るとエグそうに見えるのですが、とてもきれいなお話です。
そして上のあらすじで書いたように、アニメ版は高校時代の話を掘り下げる内容で、実写版は12年後のアフターストーリーを掘り下げる内容なのです。
なので、順番的にはアニメを観てから、実写映画を観るのが絶対おススメです。
そして、「サン=テグジュペリの星の王子さま」の世界観がどちらにも存分に出てきます。
どちらにも出てくる言葉で私は好きな言葉があります。
それは

「とても悪くて良い日だった」

日記に書いてあるんです。
「とても良くて悪い日だった」ではなく、
「とても悪くて良い日だった」のです。
多分、それはとても良い日だったんだと思います。
悪いことがあったとしても良いことの肥やしになったということです。

病人にとってこんな考え方は大事だと思っています。
苦しみの先に光があるのならばそれには進む価値があるのです。
「病人だから」でなくてもいいです。
実際にこの言葉のシーンは病人であることは
全く関係がないシーンです。
どちらか片側にばかり動かされるのは決して美しさを感じませんが、
情緒が右にも左にも動かされる人生はとても綺麗なのです。

小さい頃、小泉今日子が好きな本で「星の王子さま」を上げていたんだっけな??
サン=テグジュペリという名前が言いたいだけで読んだけど、
今この年齢になり読み返すと絶対違う感覚を覚えるでしょう。
今だから読み返したいな。。

長くなりました。
2本分の映画レビューだから許してくだせぇ。
それではさようならー!