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貴船神社まで早朝ウォーク 7/29

こんにちは。そううんです。
京都の夏を初めて経験し、とんでもない暑さに参っていますが、ある方法で暑さを回避して運動することができます。それは早く起きること。日の出前が最低気温になるので、当然と言っちゃあ当然です。

おじいちゃん並の時間の目覚まし

写真のようにとんでもない時間に起きていますが、実はもう一つメリットがあって、学食の朝食メニュー(280円)を昼食代わりにできるということです。
「早起きは三文の得」とはよく言ったもんですが、現代の大学生にとっては「早起きは3ドルの得」といったところでしょうか。昨今の円安には目をつぶって、本題に参りましょう。


事の発端は前日の夜、気の迷いで投稿したこのツイートにあります。
京大を中心に東西南北どこに歩くかをフォロワーに委ねるということをしたのですが・・・

テスト明けなので歩きたくなった

皆さん性格が悪いようで、北には山があると知った上での北の圧勝!
というわけで北(北西ですが)にある貴船神社を目指すことにしました。


旅のスタートは、北大路通と東大路通の合流点・高野から。なか卯で朝食を食して、高野橋を渡ります。

北大路・高野橋にて高野川を渡る

まだ太陽は比叡山の裏。時刻は5時半。朝の良く澄んだ風景と空気が非常に気持ちいいものです。高野からまず北西に進んで地下鉄北山駅を目指します。碁盤の目が多い京都ですが、いかに近道するかは、いかに斜めの道路を多く通るかということにかかっているので、疎水沿いの道を使いながら進みます。

GPSバグってる。北山駅手前の斜めは存在しない

北山駅からはついに山に突入し、岩倉を目指します。山越えの途中にとんでもない坂があり、かなり疲れます。(それでも早朝散歩のおじいちゃんは一瞬で抜かしましたが)

二軒茶屋駅に入るところで初めての看板が!

山越えが終わり二軒茶屋。まだあと5.5キロもあるんかい。この辺でもう少し早く出発すればよかったと後悔始めます。次回は3時起きですね。
東にある太陽にあたらないよう意地でも山のすぐ西側の影を進んでいきます。

叡電市原駅より先は、車のルートから分かれて川沿いを進んでいきます。この辺の渓谷は非常に景色がいいです。写真撮っとけば良かった・・・綺麗な空気の向こうに急斜面に生える緑が心を浄化する一方で、自分の頭は「エロい谷間だwwってツイートしようかな」と、邪念に満ちたものでありました。地形マニアにはエロく見えるだよV字谷は。わかってくれ。

貴船口にて叡電の高架をくぐる

そしてついに貴船口。まだ日の光を受けていない渓谷の気温は24℃と、熱帯夜の京都市街地の寝苦しさを忘れさせてくれます。朝から掃除する消防団のおっちゃんから怪訝な目で見られながら歩くと・・・

滝の度に涼を感じる

「おお、涼しい」
滝壺の冷気が漂ってくると本当に疲れが吹き飛びます。
途中で人生初の「クマ注意」の看板を見ながらも、午前7時45分、貴船神社に到着しました。

貴船神社を正面から

やはり観光地は人がいないときにいくと良いです。自然と人の営みの調和の美しさを全身で感じることができます。水の神様を祭る神社ということで、御神水と水占いが有名でしたが、あまりにも早朝過ぎて水占いはできませんでした・・・

貴船神社と言ったらこの階段

案内によると、本宮のほかに、中宮・奥宮があるそうなので、せっかくだから三社すべてお参りします。

字体になにか可愛さを感じる

5分ほど歩いて「結社」。縁結びの神様ということなので、もちろんお祈りします。恋愛関係もそうですが、一番は、一緒に旅の楽しさを分かち合える仲間がもっと欲しいものです。

まさに奥という雰囲気が漂う奥宮

さらに10分ほど歩いて「奥宮」。川の最上流部に位置するだけあって、一面の自然に囲まれています。木の一本一本が大きいのが特徴で、樹齢何百年といった大木もありました。パワーがもらえるぜ。

叡山電鉄鞍馬線・出町柳行き

さて、今回の旅はここまでで、帰りは叡山電鉄に乗って帰りました。まだ観光客のいない8時半ということで、ガラガラはいいね。
後から調べて分かったことなのですが、三社巡りは、本宮→奥宮→中宮、の順にしなければならなかったそうで・・・どうやら良縁はやってこないようです(自分で努力せい!)

最後に、拙筆ながら一首。
貴船川 水の社へ 歩を進め 夏に浴びたし 滝の涼風 

ありがとうございました。 



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