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正社員受かった社員、舞い上がって自分の待遇言いふらして速攻退職してしまいました

お疲れ様です。すずめです
今日はうれしい報告と残念な報告セットです。

まずうれしい報告です!
正社員が1人増えました!

正社員候補者の中から見事合格することが出来ました!
接客動画を撮影する日は非常に緊張していましたが
練習の中で振り返りと修正を繰り返していました。いつも努力している姿を見ていたので合格する事が出来て私も心の底から嬉しいです!

合格の連絡を聞いたときはとにかく早く本人に教えたくて、合格の連絡を貰った瞬間本人に共有しました。

が、ここからが悪い報告です。
それからしばらくしたある日、他の社員経由でこの社員の愚痴が聞こえてきました。

正社員に合格したことをずっと職場で話していて
自分の待遇が上がったこともずっと話しているとの事。

合格したことは本当に凄い事ですし、合格して正社員になったんだから待遇が上がるのは普通なんだけど…と受け取った当初は思っていました。
その「ずっと話している」という頻度がどんなものかは分かりませんが

職場でお金の話を禁止していても結局、注意しない人がいれば
結局本人たちは話してしまいますし、
自分のお給料って周りとどれくらいの差があるのかな?
と好奇心で周り社員や自分の会社の求人からお給料をリサーチするとはありますし・・・
お給料を公開している会社もありますもんね。

今後このうわさがきっかけで炎上しなければいいなと思っていたのですが、
後日この件は炎上します。

始まりはクライアントの担当者からの連絡です。
「御社のスタッフについてうちに著名でクレームのメールが来ましたよ。至急経緯報告をお願いします。」

メールの内容を貰えたので報告した該当者もその中に書かれていた対象者もすぐに分かりました。
一旦社長にこの事を報告と相談。
まずは該当店舗の社員から事情を聴くことにしました。

聞き取りすると揃って、
「あ~・・・」
という反応が返ってきました。回答も同じようなものだったので殆ど嘘をついている社員もいないのではないのかなと感じます。

聞いた内容を纏めるとこんな感じです。
先日正社員に合格した社員がやる気満々で、そこは良いのですが
浮かれ過ぎて自分が試験に合格したことと給料が上がったことを同僚に言いふらしており
正社員試験を辞退した者が傍で見聞きしていたので、凄い嫉妬心を持ってしまいした。
そんな中正社員さんは販売以外にも対応する業務が増えたため売場に立つ事が少なくなり個人売上も下がっていきます。
そこを正社員さんはなぜか焦ってしまい、売上自己申告の数字を捏造
最初は誰も気が付かなかったのですが、他の社員がそれをついに発見
よりによってそれを発見した社員は日ごろから正社員に対して強い嫉妬心を持っていた社員でした。
普段から正社員さんの事が気に入らなかった事で意気投合したパートさんと共闘し、著名で告発メールをクラアントに送った
という事でした。

なるほどでした。
事情は分かったので、そもそも売上が捏造されているのかをまず確認しなければいけません。
POS上のデータを販売先の店舗から貰う事にしました。
そしたら綺麗に正社員さんが出勤していた日の自己申告のデータがPOSデータより多いのです。

正社員さんの売上捏造がさらに強くなり、社長と私でクライアントに送る経緯報告書を作っていました。
お互い事務所にいなかったのですが急遽対応をする内容だったので
電話を繋ぎながらクラウド上でレポートを作成していたのですが…


その夜正社員さんから個人的に話がしたいと連絡がありました。
電話に出ると
今回私達が報告するデータを見てしまった。
でもこんなこと書かれる覚えはない。
同じ仲間からこんな風に思われてるなんて思わなかった・・・
もう誰も信じることが出来ないです。だから正社員降りていいですか。

という事でした。
そうでした。この方は正社員なので、クラウドにアクセス出来る権限を持っていたんです。
私と社長が共同で作成したファイルをたまたま見つけてしまったようで
内容もばっちり見られていました。
ファイルは見つからないようなところで作業していたのですが見つけられてしまったようです・・・
やってしまいました。

もう見つけられてしまったので、しょうがないです。
私もクライアントにファイルを送る前だったので、最終確認も含めて少し質問させてもらいました。

「本当に辛い思いをさせて申し訳ないです。
今回の内容に関しては私達だけで対応を完結させることが出来ないので、一度クライアントに報告をしなければいけないんです。
なので○○さんから聞き取りした内容も報告の中に入れています。
同じように他の社員から聞き取りをした内容も入っています。
この内容に対して何か違う所があれば報告する前なので、まだ訂正できます。
なので教えてください。
あと○○さんと他の社員との見方があまりにも違います。なのでそこの誤解もいずれは解いた方が良いのかなと個人的には思っています。
なので今後の為にも何か加えられる情報があれば教えてもらえませんか…?」

しかし正社員さんからは「そんなこと言われる記憶がないんです・・・」という事のみ返ってきました。
きっとこれ以上聞いても何も帰ってこないと思いました。なので
とても動揺する事だったとは思いますが、無理せず勤務してください。
また何かあればご連絡ください。
と当たり障りのない締めで電話を切り

・売上捏造の内容は該当店舗で行われていた事
・捏造した人は該当の社員かは不明
・今回の該当社員について同じ職場で他社員との信頼関係を再構築するは難しい事
・該当社員には近々面談をして配置転換を検討する事

を報告しました。
クライアント担当者には補足として電話でも話をして、色々なるほど。
と理解していただけました。
クライアント担当者本人も自分が社内で説明できる情報が揃った事が確認できたので比較的穏やかな気持ちで話を聞いてくれました。

報告した次の日、今回の売場から電話がありました。

「○○さんが過呼吸で倒れてしまいました!」

倒れたのは正社員さんでした
想定外すぎる連絡にびっくりしてしまいましたが、救急車を呼ぶことと私も売り場に急いで行きます!と伝えると、
それが、自分で早退をしてしまったんです・・・と返事がきました。
この報告者曰く、出勤早々体調が悪いと周囲に伝えていた正社員さんは
いつも出勤すると貴重品や私物を売り場のバックヤードと更衣室にそれぞれ分けて保管してから働いているのですが
今日に限っては更衣室にすべて荷物を纏めて置いてあったらしく、自身で過呼吸と周りに申告をしたのち
自社の社員や施設の責任者を呼ぶことを止め静かに早退をしていったという事でした。

その後、この社員は念の為3日間お休みをさせたのですが
お休みの後、子供の難病が見つかり2週間欠勤。
復帰の日が近づいてきたある日、適応障害の診断証明書が届きそのまま1か月休職。
再度復職の日が近づいてきたある日、退職届が送られてきました。

その後連絡もつかないので、送られてきた退職届を元に退職手続きをする事になりました。
今回この記事を読んでいただいている方達にお伝えしたい事は相手との距離感は程々に。
という事です。
もちろん数字を捏造してはいけないとか、相手を陥れる事をしてはいけないとか色々ありますが

今回の件の報告が終わり売り場はどうなったかというと、雰囲気は最悪でした。
一人売り上げに貢献していた人材がいなくなったことで、他の社員達に出勤を協力してもらえるよう
暫くお願いをし続けていました。今回の当事者たちも退職者を出してしまった事に少々責任を感じてしまったので、家の事を他の家族にお願いしながら出勤する者も出てしまいましたし
誰かが誰かを監視しているかもしれない、という意識が少々強くなってしまい結果居心地の悪い職場になってしまったんです。

そもそもこのクレームを入れた社員についてですが、何となく気持ちは分かりますが
結果こうなってしまう事も想定した上でのアクションだったのでしょうか…
今回退職してしまった社員の件については、最後まで本人がした事なのか報告者の自作自演なのか分からないままですが
もし仮に退職者が起こした事であったとしたら、クライアントにクレームを入れる前に
もっと選択肢があったのではと感じます。
その店舗の責任者や他の店舗の責任者が巡店した時に相談してみるとか、私に相談してみるとか…
クライアントへのクレームは一気に事を進めすぎなのかなと感じます。社員達が私達を信用できなかったとしたら本当に申し訳ないのですが、にしてもやり方が極端だったかなと思いました。

今回退職した社員についても
自身のキャリアアップが叶った事についてはとても喜ばしい事です。
ただ理由があってその選択肢を取れなかった方も中にはいて、そういった方たちが同じ職場にいるかもしれない。という配慮の元勤務するなり社員達とのコミュニケーションを図る事も必要だったかなと感じます。自分の気持ちを共有したくて相手に寄り過ぎだなと思いました。

私もそうでした
本当に喜ばしい事だったのですが、社員と同じ様に喜んでしまったんです。
もっと冷静になってこの社員がいる職場の状況を踏まえて、今後の立ち振る舞いについて話しておくべきでした。私も今回の退職者につい舞い上がりすぎて強く気持ちを寄せてしまったんです。

会社は本当に色んなことが起きます。
それは自分の調子が良い時、悪い時関わらずいきなり来る時もあります。
そんな時なるべくダメージを最小限に、何かの被害を直接受けない為に
もしその場面に遭遇してしまった時、なるべく冷静にいる為には普段からある一定の距離を保っておいた方が良いかもしれません。
そうすれば、今回退職した社員も引き続き勤務し続けて何かのルール変更の時に
もしかしたらやっていたかもしれない報告内容を正しい情報で上げてくれたかもしれないですし
クライアントにクレームを入れた社員も今の自分の状況が改善されて、正社員になれる日が来たかもしれません。
私も今回退職した社員ともっと一緒に働けたかもしれません。

もうこれはたらればだから難しいですが、これからは少し冷静に仕事に取り組もうと思います。

今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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