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頑張ってきたことを手放すのは、きっと無駄じゃない

最近、自転車に子ども用の椅子をくっつけました。
NOT電動のごくごく普通のママチャリです。
イマドキながっちりした椅子でもなく、近所のご家族でやっている自転車屋さんでつけてもらったので、本当にシンプルな椅子です。(ちなみに後ろ)

でもこれによって、通園がめっちゃくちゃ楽になりました。
分かってはいたのですが・・・私自身あんまり自転車の運転上手でないので、子どもがあまりに小さいうちは怖かったのです。
しかし、3歳を過ぎてだいぶ指示が通るようになってきたし体幹もしっかりしてきた感じなので、思い切ってデビューしてみました。
いやあ、快適です。笑

うちは0歳から保育園にお世話になりっぱなし。
自転車を使わない前提だったし、赤ちゃんのうちは電車で通うのも現実的ではなかったので、私が徒歩圏内で通園できる園に絞って(臨月のお腹を必死に抱えながら)見学し、申請して見事に受かった園は自宅から徒歩10分。

2歳まではベビーカーだったのでまだよかったのですが、2歳を過ぎると一切乗らなくなり、徒歩10分の道のりを帰りは1時間掛けて一緒に歩き続けました。
朝は朝で、抱っこして。

平日は9時18時でサラリーマン並みに保育園で頑張ってきてくれているので、いろんな物を一緒に見ながら歩いて帰る時間も大切にしないとな、と思い頑張ってきました。
でも、もちろん楽しい時間も幸せな瞬間もたくさんあるけれど、帰宅してから本当にバタバタ。
我が家は、お迎えに行った人が寝かしつけまで基本ワンオペのスタイルなので、当然子どもと一緒に遊ぶなんてほぼできないし、夕飯もすぐできるものしかできない。寝かしつけ後に起きて仕事なんて無理。(できる人もいるだろうけどね。私は、いまは無理だなと割とポジティブに諦めています。笑)

ちなみに夫が夜担当の日は、なるべく夕飯を用意しています。これは、私がやりたいから、というのももちろんあるのだけど、せめて子どもに多少はちゃんとしたご飯を食べてもらうことで自分の罪悪感を抑えたいというのが一番だと思っています。

話がそれちゃったけど。
そして朝は、ただでさえ重たい荷物を持ちながら15キロの息子を抱っこして歩くことで元々良くない足腰ががったがたに。
でも、抱っこなんて言ってくれるの今だけだし大事にしたい・・・!とついつい思ってしまうのです。猛暑の中で心配もあったしね。(自分で具合悪いと言えない、というか的確な申告はまだできないので)

なので、そんなことをぐるぐるもやもやしながら、ずっと頑張ってきたのだけど、この度自転車での通園を始めたら本当めちゃくちゃ快適でしたってお話でした。笑

でも、じゃあ最初からそうすればよかった、とは思わないんだな。
きっとそういうタイミングだったんだと思っています。

そうそう、自転車屋さんも、チェーン展開のイマドキなお店に初めは行こうと思ったのだけどね、思い直して近所の小さなお店に変えたんです。
事業主の端くれとして小さなお店を応援したい、というのもあるけれど、何より地域の人たちとのコミュニケーションをとる機会をなるべく作りたいな、と思っています。
子どものこと、顔だけでも知ってくれる地域の人たちが増えることで、きっと防犯にもつながると思うから。
椅子は私だけで取り付けに行ったのだけど、後日息子と夫と3人で息子のヘルメットを買いに行きました。これも、Amazonでも良かったのだけど。
でも息子くん、自分で選んだ自分のヘルメットがとーっても嬉しかったみたいで、帰り道も暑い中ずーっとかぶって歩いてました。笑

こういう何気ない出来事が幸せなんだよなぁーって、こうやって書き残すことで嚙み締められる気がしてます。

オランダは【世界一子どもが幸せな国】なのだけど、その理由のひとつとして『自分の人生(進路)を小さいうちから自分で選んで決めることができる』ことが挙げられていました。
ついつい親の好みとか思想とか、お金の問題とかで押し付けてしまいがちだけど、こういう目の前の小さなことから自分で考えて選んで決める、という経験をさせてあげることってものすごーく大事だなって、改めて思いました。


でも、しばらくしたら自転車に飽きて、乗らない!歩く!ってなるんだろうな。苦笑

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