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【夢喫茶*Dream Cafe*(1)】夢と仲良くなる・夢日記をつけてみる

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夢は「遠い国からはるばるやって来てくれる訪問者」のようなもの。
でも、この客人はかなりの恥ずかしがり屋さんでもあります。
小さな声で何かを囁いたと思うと、すぐにさっと隠れてまう。
 
こちらもつい忙しさにかまけて、その声に耳を傾けることをやめて
しまったり、最初からないことにしてしまったり。
 
今度、「夢」という名の訪問者の小さなノックに気づいたら、
ドアをそっと開けて招き入れてみましょう。ふだんよりもペースを少しだけ落として、その囁き声にゆっくりと耳を傾けてみましょう。
 
馴染みのない言葉なので、最初は戸惑うかもしれないけれども、あなたにとって大切な何かを一生懸命伝えようとしてくれているのかもしれません。
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誰でも夢は見るの?


「夢の意味を探るって面白そうだけど、私は夢を全然見ないんですよ」
 
「夢は見ているようだけど、よく覚えていません」
 

・・心理学などに特に興味がない人たちの集まりで夢の話題を出すと、こんな言葉が返ってくることがよくあります。
 
実験に基づいた数々の夢の研究によると、誰でも眠っている間に数時間夢を見ていることがわかっています。やはり夢を見ないのではなく、夢を覚えていないだけ、ということになります。
 
そこで今回は、夢を思い出しやすくなるためのヒントをいくつか書いてみます。今までより少し意識の向け方を変えることで、夢を思い出す頻度は上がりますので、ぜひお試しください。
 

夢と仲良くなるためのヒント

 
⭐️ 眠りの環境を整える

家にお客さんが来る前に、部屋を整えたりするように、夢を迎えるにあたっても寝室、ひいては自分の中の環境を整えていくことが大切です。詳しくは過去の記事『快適な眠りのためのヒント』に書いてみましたので、よろしければご参照ください。

⭐️起きた時に手が届く場所にノートと筆記用具、またはボイス・レコーダーを置いておく

夢日記のための特別なノートを用意するのも良いですね。録音にスマホを使う場合は安眠と健康のためにオフ状態にすることをお勧めします。
 
⭐️寝る前に、翌朝夢を覚えていることを意図する

「私は起きた時に大事な夢を覚えています」など心の中で言ってから寝ると、なぜか夢を思い出しやすくなるという人が多いです。
 
⭐️夢の記録は新鮮なうちに

目が覚めたらすぐに起き上がってしまわずに、そのままの姿勢で、意識を少しだけ巻き戻して、一瞬前まで見ていた夢に心を漂わせていきます。そして時間があれば、あまり目がぱっちりと覚めないうちに、寝たままの姿勢でノートやボイスレコーダーに手を伸ばして夢を記録していきましょう。
 
夢日記を書く際には、無理に完璧な文章や筋の通ったストーリーにしようとせずに自由に書いていきましょう。大事だと思う単語や夢の雰囲気だけ書き留めたり、軽くスケッチをする、というのでも大丈夫です。 

それでも夢を思い出せない、という場合は


忙しい朝にアラームでガバッと起き上がると、その途端に夢が吹き飛んでしまう、というのはよく経験することかと思います。まずは休日など、アラームをかけずに自然に目覚められるような日に上記のやり方を試してみてください。

色々やってみるけれども夢を忘れてしまう、という場合は、今は夢など覚えていないくらい熟睡するのが大事だったり、夢以外の昼間の活動にエネルギーを注ぐ時なのかもしれません。
 
また、夢を全部覚えていようと頑張らなくても大丈夫です。夢は結構辛抱づよくて、大事なメッセージがある時には何度でもドアをノックしに来てくれるものだからです。

夢との取り組みは自分の心身と相談しながら


普段と違う意識につながるような他の取り組みと同様、夢に取り組む際にも、ご自身の心身の状態と相談しながら行ってください。夢を思い出すことで、かえって混乱したり不安定になる、という場合には、夢のことはいったん脇に置いて、体調や衣食住を整えることに気持ちを向けてみましょう。現在精神科、心療内科にかかっている方やセラピーに通われている方は、必ず主治医や担当セラピストに夢に取り組むことが適切かどうかご相談ください。 
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次回は、繰り返し同じ夢を見るのはどんな意味があるのか、ということに絡めて、夢が持つ役割についてお伝えします。ここまでお読みくださりありがとうございました。


 

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