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JOY POPS in BLUE NOTE TOKYO そして、雨上がりの夜空に

 元ストリートスライダーズの、ハリーこと村越弘明と、蘭丸こと土屋公平のユニット、JOY POPSのライブがブルーノート東京であり、行って来ました。

 もう至福の時でした。

 ハリーと蘭丸のギターの絡みがスライダーズ時代を彷彿とさせて、この20年の時の流れを思うと泣けてたまりませんでした。

「幼い頃から2人で遊んでギター弾いて、いつのまにかこんな年になっちゃいました」

 蘭丸がそう言った時のハリーの照れたような笑顔がたまりませんでした。

 スライダーズが解散した後、ソロになったハリーが最初にリリースした『Midnight Sun』。今日は蘭丸が同じステージに立って、蘭丸のギターでハリーが歌っているのを見て、年をとるというのは、ただそれだけで素敵なことだと思いました。
 
 ソウルフルでブルーズな夜を、こんなふうに過ごせて、もうしびれました。
 ちなみに、ブルーノート東京は、ミュージシャンと客席がとても近くて、まるで教室の最後尾の席から先生を眺めるぐらいな感じで、それだけでも最高なのですが、ミュージシャンがステージに上がるルートの並びの席が当たったため、もう、自分の数十センチの距離のところを2人が歩いて来て、目眩がして死にそうになりました。アンコール入れて4回。最後の退場では、最後の曲で蘭丸が客席に合図してみんな立った流れだったので、目の前を2人が過ぎたのでした。

 ライブが終わって、うっとりとした気分のまま、ブルーノート東京を出た時、夕方から降っていた雨がたまたまあがっていました。こんな夜に、最高でした。だって雨上がりだったんですから。

「ああ、清志郎がいる」

と、雨上がりの夜空に思いを馳せて、また涙があふれてしまいました。

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