見出し画像

映画の話509 十二人の怒れる男

 殺人の容疑がかかる少年の裁判で有罪か無罪かで陪審員が議論する様子が丁寧に描かれます。有罪になれば死刑確定となる瀬戸際で、たったひとりが無罪を唱えるところから始まります。
 ほぼワンシチュエーションですが、それぞれの陪審員たちのキャラがはっきり描き分けられていて、感情的な者、面倒くさがる者、道理を尽くす者、さまざまです。恣意的に考えたり、先入観で決めつけたり、侮辱的差別的だったり、次々に本音のぶつけ合いがあります。
 理性的であることの大切さがよくわかります。名画だと思います。

この記事が参加している募集

おすすめ名作映画

サポートあってもなくてもがんばりますが、サポート頂けたらめちゃくちゃ嬉しいです。