👂【レイナ】ノベルセラピー作品
作 mamy
麗那は17歳の高校2年生。明るくはきはきした性格で毎日楽しく友達と 過ごしていました。しかし家に帰り自分の部屋にいると...ふと何か物足り なさを感じるのでした。
この感覚は何?
私にはどこかもっと他に自分らしく生きられる場所があるはず...
私の居場所はどこなの?
すると...麗那の目の前に、分厚い辞書のような【アカシャの書】が現れました。
突然の事に驚きながら表紙を見るとそこには『この言葉を3回唱えるべし』と書いてありました。
麗那はすぐに唱えます。
『私の真の姿に繋がる扉が今開かれます。』
『私の真の姿に繋がる扉が今開かれます。』
『私の真の姿に繋がる扉が今開かれます。』
その瞬間【アカシャの書】が金色に光り輝き始めました。
わーーーー!!麗那は、ワクワクドキドキしながら表紙をめくります。
第1章 【地球】
読んでいくと...そこには麗那の魂と地球との関わりが書いてありました。
1, 愛を学ぶ
2, 感情を知る
3, 限りある命の中で生きることの大切さを知る
4, 自然を大切にする
5, コミュニケーションを通じて言葉で伝えることを学ぶ
へ~~~ 私はこれを経験するために地球へ生まれてきたのね...生まれてからの出 来事が次から次へと浮かんできました。
すると...麗那の波動が地球の波動と共鳴し始めました。
響き合い響き合い響き合い...麗那の波動がシフトしました。
母なる地球の温かい愛は、麗那の魂すべてを包み込んでくれました。
(そう、それでいいのよ) 言葉が心の奥に響きます。地球の波動は優しく麗 那の生き方そのものを受け入れてくれました。
(今、あなたの中に湧き上がっているその違和感はあなたが次のステージ へ進むためのサイン。あなたの魂が設定してきているものなのよ) さらに言葉が届きました。
麗那の頭はぼんやりとしていましたが心はしっかりとメッセージを受け 取りました。
ページをめくります。
第2章 【月】
次に麗那は、月の波動と共鳴します。凛として清らかな波動と響き合い響 き合い響き合い...
そして何かがシフトました。
ざわざわしていた心が静かに落ち着きました。あるがままの魂そのものに なっていました。麗那は月の波動と重なることで自分の中にある透明な清 らかさを知りました。
ページをめくります。
第3章 【太陽】
太陽の波動と共鳴します。父なる太陽の波動と響き合い響き合い響き合い ...
何かがシフトました。
麗那にどんどん力が湧いてきます。勇気がどんどん湧いてきます。 (大丈夫、それでいい)言葉が心の奥に届きました。太陽の波動は懐が深 く、力強く麗那を守ってくれていました。
麗那は夢中になって読み進んでいきます。
第4章 【ラフィア】
そこには繋がりの強い星の事が書いてありました。ラフィアは愛の惑星で す。ラフィアの人達はとても優しくお互いに助け合いながら自然や動物と 共に、調和しながら暮らしています。
ラフィアの波動と響き合い響き合い響き合い...
そして何かがシフトました。
麗那は、愛を探して愛を学んでいたけれど、自分自身が愛そのものなんだ と感じました。そう、自分以外の全ての存在も......
ラフィアの大きな愛のエネルギで自分のいた星を思い出しました。懐かし い...
涙があふれてきました。
次は第5章【宇宙】ページをめくろうとしたその時、飼い猫のサミーがや ってきて本の上にスッと座りました。
『サミー!?どうしたの??』
その瞬間サミーの身体が光り輝きふわっと宙に浮かびました。麗那が驚い て見ていると...自分の身体も光り輝いているのに気が付きました。
『わぁ、いったい何が起きているの?』
麗那の身体もふわっと浮いて軽くなり軽くなり軽くなり...
そしてサミーと麗那はクルクル回りながら本の中へ入っていきました...
そう、宇宙の中へ...
第5章【宇宙】
青く美しい地球が遥遠くに見える。麗那とサミーは何千何万もの星々の中 にいました。
宇宙の波動と重なります...身体の輝きがどんどん増してどんどん増して どんどん増して...
そして何かがシフトしました。
(あなたは宇宙です。宇宙の全体はあなたです)宇宙全体から伝わってき ました。
光そのものに、バイブレーションそのものになりました。
麗那とサミーは魂も姿も何もなくなり...境界線も無くなりました。
全てがそこに在りました。
麗那の意識は穏やかに落ち着いています。静かにそこに在り広く深い安心感でいっぱいになりました。
『にゃーーーー!ん』
サミーの鳴き声で麗那は我に返りました。 あれ?私、今何してたんだろう...穏やかな温かさに包まれた麗那がそこに いました。
次が第 6 章、最終章のようね...ページをめくりました。
第6章 【未来】
第6章は白紙でした。そこにはこう書いてありました。【あなたは地球を 選んできました。これからの地球での物語をどんな物語にしたいですか?】
ありのままの自分のギフトを使ってワクワク楽しんで暮らしていきたい な、そう思いました。
そして、白紙の部分にその思いを書き込もうとしたけれど書けませんでし た。
あれ?書けない...するとどこからか声が聞こえてきました。
(この6章は、これからあなたが実際に生きていくことで綴られていくの です。日々の生活を活き活きと暮らしていくのです。どうか試していって ください)
そっか~麗那は色んな思いが込み上げてきました。そして全ての叡智と繋 がる【アカシャの書】に感謝してページを閉じました。
麗那は自分が本当は愛の存在なんだと分かりました。
そしてこれからは自分に素直に過ごそうと決めました。心を感じて心のと きめくことをしながら自分と繋がって生きていこうと。
それからの麗那はさらに心から人生を楽しめるようになりました。
おしまい
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