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排卵痛から思うこと。痛みの本質と自己ヒーリング。

私はここ数年、ものすごく重い「排卵痛」に悩まされている。
いや、排卵痛なのかどうかははっきりわからない。

はっきりした排卵痛自体は、20歳前後の頃からもうすでにあった。生理と生理の間の時期に、左右の下腹部どちらかが痛むのだ。右が痛いときには盲腸かと疑ったときもあったぐらいだ。婦人科にも何度か行ったが、エコー等では異常はなく、おそらく排卵痛でしょう、、ということだった。

それが、産後3年ぐらいしたころから、排卵期というより、生理中の後半、ほとんど経血がなくなったころから、激しい痛みに悩まされるようになった。今までの痛みとは比べ物にならないほど、痛い。ひどいときは、そう、陣痛並みだ。

はじめは生理痛かと思ったが、長いときは生理が終わったあとも1週間ぐらい続き、排卵が終わったであろうと感じるとおさまるので、やっぱり排卵の方と関係しているんじゃないかな…と思い始めた。これももともと感じていたことだが、私の体は、おそらく生理の後半から、もう排卵に向けての準備が始まるのではないか。

またまた婦人科に何か所か行って診てもらったが、やはり異常はなく、PMSって生理前だけじゃなくて、生理後にひどいというケースもある、とか、排卵に向けての準備も、身体にとっては大きな負担がかかっているとみることもできる、といった話も聞いて、ちょっとほっとしたところもあった。

あとは、隠れているところに子宮内膜症や癒着がある可能性もあるが、これは何か出血でもしないかぎり見つかることは難しいし、もし痛みをおさえたいのであれば、ピルという選択もある、とすすめられた。

しかしまあ、この痛みは生理のたび、毎月あるというわけではなく、年に3回程度、3,4か月おきぐらいで、鎮痛剤を2日ほど飲めばおさまるし、そのうち閉経も迎えるだろうし、それまでなんとか付き合っていけばいいか…と思って、ピルは見送った。

ただ、、それにしたって異常な痛みではあるので、ずっと不可解だった。

それが、40代半ばになってきて、プレ更年期っぽいのもあってか、生理周期も少し崩れはじめ、最近では痛みもさらに変なふうに出るようになってきた。より頻繁に。より強く。より長く。鎮痛剤でもあまり効かないぐらいになってきてしまった。

もう、MRIでもとってより詳細な検査でもしてもらうか…ピルも考えるか…

でもどこの医者に行っても、回答がいつも一緒なのが気になる。そしてネットの情報を見ても、これまたどこも同じで、どれも私の症状にピンとくるものがない…。教科書的な答えはもういい。もっと、リアルなものはないのか、それともこれで苦しんでいるのは、本当に私だけなんだろうか。

と思って、ふとこのnote内を「排卵痛」で検索してみた。

すると…数は多くないが、出てくる、出てくる、
私と同じように、こういう感じの痛みで苦しんでいる人が…
しかも、子宮内膜症、などの診断を受けず、謎の悩みで、という方が…

生理痛ももちろん辛いが、排卵痛もものすごく辛い。それはあまり知られていない。しかも、排卵痛は排卵痛でも、若い頃感じていたような、鈍痛、下腹部の重さ、という程度ではない。もっとひどい。

それはたぶん、子宮内膜症やチョコレート嚢胞など、何か併発しているからなのだろう。でも、検査ではそれが見つからない(つまりは見えないところにあるのだろう)。

まあ、見つかったところで、治療は、薬で痛みをおさえるなどの温存療法か手術での摘出しかなくて、それは果たして救いなのかどうかもわからない。

記事を読んでいると、泣きそうになるものがいっぱいあった。どんな病気でもそうだと思うけど、自分にしかわからない痛み、苦しみ、というものは本当に辛い。そういう状態になると、どうして自分だけこうなのか、みんなは普通に生活しているのに、どうして自分はそれができないのか、自分が弱いからなのか、何か自分に悪いことがあるのか、、など、どんどん悲観的になってくる。食生活の改善や温活、運動など、これまで知ってきたいろいろな療法、自分でできることはいろいろやっている。それでもよくならない…となると、本当に無力感でいっぱいになる。

多くの女性は、生理痛にしろ排卵痛にしろ、こういう痛みを抱えながら、薬を飲んで、ごまかしながら普通の生活を頑張ってこなしているのか…と思うと、本当にこの世界はまずいな、と思う。

…みんながもっと自分の辛さを吐き出せて、互いに支え合える社会に…というのも切に思うが、、ただ、そう書きながらも、私が本当に一番興味関心があるのは、痛みの原因の本質だ。

もし原因が子宮内膜症等だったとしても、それがなぜできたのか、とか、それが痛むとしても、毎月ではないのはなぜなのか(生理は毎月あるのに)、とか。

そのヒントとして、先月、私はカナダのプリンスエドワード島に旅をしたのだが、ちょうどそのときは生理後の時期に重なったが、痛みは、まったくもって皆無、だった。(帰ってきてから痛いということもなかった。が、見事にその翌月の今月は、ものすごい痛みに苛まれている)

旅の高揚感、普段の家族(妻や母という役割)や日本という集合意識から離れた解放感、プリンスエドワード島という素晴らしい自然と空気、環境、、いろいろな要因があるだろう。

ストレス…と一言で言うけれど、目に見えたストレス過多でなくても、無意識に入り込んでいるものはものすごく多い。もちろん、基本的な環境改善は前提として、そのうえで無意識に入り込んでいる、自分を制限する意識を取り除くことは、とても重要なのではないかと改めて思う。そしてその方法は、なかなか一般では共有されていないことなのだ。

またどこかで書くとは思うが、その無意識領域での自己ヒーリングに、今日も励むことにする…。

(そんな今日は、どういうわけか、今月2回目の激しい排卵?痛発症中4日目、ロキソニンを飲んでます)

↑追記…
ここ数日は痛みとともにおりものもあったのでまた排卵か?ほんとに周期までおかしくなっちゃったなー、とげんなりしていたら、先ほど生理がきました。。謎多きわが体。とほほ。

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