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占いは、自分をデザインするツール【オネエ占い師:蒼樹のエッセイ】

運命というものは、まるで自分の知らないところで勝手にデザインされているような錯覚を抱かせることって、ありますよね?

「私はどうせこんな運命に生まれてしまったから、しょうがない……」
なんて、あたしも時々思うことはある。でも、そんな風に運命を他人事のように見てしまうこと自体が、そもそもの大間違いなんだよね。

占いって、あくまで自分を知るための一つのツールに過ぎない。たしかに、占い結果を見て「ええー、そうなの!?」ってびっくりしたり、がっかりしたりする瞬間もある。でもね、占いって結局のところ、自分の人生をどう感じ取るか、そのフィルターをちょっとした外部視点で調整するためのものなんじゃないか、って思うのよ。まるで眼鏡の度数を調整するようにね。

たとえば、古代中国の甲骨文字を用いた占いが、現代の占いよりも「本物」っぽく感じるのは、あの儀式的な重さと謎めいた雰囲気があるからかもしれない。でも、冷静に考えたら、甲骨をあぶってひび割れを読むって、それ自体が何かしら神秘的な象徴を人が無意識に作り出したものかもしれないわけで。今の占いアプリだって、どこかその延長線上にあるような気がする。いや、さすがに甲骨アプリはないけど(笑)。

ところで、あたしが思うに、占いをただのお楽しみとして受け止めるのは悪いことじゃない。だって、誰だってちょっとしたヒントや外部の意見が欲しい時があるでしょう?

ただ、それを盲信して、結果が気に入らない💢って、腹を立てる人って、実は自分に対して不満があることを認めたくないだけだったりするのかも?
占い結果が当たるかどうかよりも、それをどう自分にフィットさせるか、そこが肝心なのよね。

じゃあ、どうすれば運命を自分の手でデザインできるか?そのカギは、まず自分の思い込みをほどくことなんだよね。
教育や風土、習慣――これらが本当の自分の声を遮ってしまっていることって、案外多いんだよ。それこそ、占いを上手に活用して、自分の知らない側面を浮き彫りにしてみるのも一つの方法じゃないかな。
でも最終的には、占い結果じゃなくて、自分がどうありたいかが大事なんだよね。

四柱推命の命式めいしきだって、あくまで「あなたはこういう傾向があるかもね」くらいのもの。星の配置を見て「ああ、もうこの運命に決まった!」なんて言うのは、ちょっと早計すぎる。
運命をデザインする力っていうのは、自分自身の中に眠っているんだから。それに気づくかどうかは、自分次第なんだよね。

だから、占い結果に一喜一憂する前に、「この結果をどう使うか」を考えること。そうすれば、どんな未来だって少しずつ、自分の好きな色に塗り替えていけるんじゃないかな?

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