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2020/8/20「おま国バグペックス」

・PCゲームをよくプレイする人なら「おま国」というスラングに聞き覚えがあるかもしれない。「お前の国では買えないよ」、「お前の国では売ってあげないよ」の略。

steamのようなPCゲームのダウンロード販売のプラットフォームで何らかの規制や問題によって日本からは購入できない商品だったりその状態なんかを指す言葉である。


・steamで日本産のゲームが取り扱われるようになったニュースを見かけて鼻歌まじりのスキップをしながら商品ページに行ったらおま国で購入できなかった。なんて事はよくある話だったりする。

最近では大手メーカーで対応が改善され一部のゲームでは購入が可能になったりもしているが、まだまだコンシューマーゲームのシェアが高い日本ではPCゲームのサポートの優先度が低い状況にある。

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試しにバンナムのワンピース海賊無双のページに行ってみたらしっかりとおま国だった。何故かDLCの商品ページが開けたが日本語音声はサポートされているのにインターフェースや字幕は日本語サポートされていないという徹底っぷりでちょっと面白かった。


・他にも「お前の国には売ってやる、ただし割高でな!」の「おま値」という言葉もある。おま国自体は購入する権利すら与えてもらえていないので、もうそういう物だと割り切ることが出来るのだが、おま値については購入すること自体は可能な分質が悪い。

日本価格が海外価格の倍以上のゲームを見ると、購入するときだけ海外に行きたくなる衝動に駆られたりもする。CoD、お前の事だよ。99.99ドルで売ってたことは忘れないよ。


・と、書いてきたが私自身「おま国」や「おま値」についてはもうそういう物だと割り切っているので、遊べなかったり高くて買えないのなら他の安くて面白いゲームを遊んでいる。PCゲームではそういう選択肢は無限と言ってもいい程整っているので遊ぶゲームに事欠くことはない。

絵に描いた餅はどこまでいっても絵に書いた餅なので私は食べれる団子の方を選びます。


・おま国の話が出来たので、それでは本題のApexのバグの話です。


・8/18(火)の午後2時、シーズン6開始されたApexLegendsだったがアップデート直後から新レジェンドのランパードに関するバグの報告がツイッターで飛び交っていた。

ランパードは増幅バリケードという防護壁を備えたシールドを設置することが出来るスキルが使えるのだが、その増幅バリケードを撃つとプレイヤーがエラー落ちしてしまうというのである。

その情報を見て私も試してみたが、増幅バリケードを2重にした状態で撃つとエラー落ち、増幅バリケードをのシールド部分を外から打って壊すとエラー落ち。しかも再現率100%。と文字通りのぶっ壊れキャラが誕生していた。


・そんな状態だったので修正されるまでしばらくプレイするのは止めようかな。と思っていたらoriginアカウントの地域設定をアメリカに変更することでバグが回避できるという情報をツイッターで見かけたので、物は試しと変更してみるとすっかりバグが発生しなくなってしまった。

どうしてその設定で回避出来るのか理屈は分からなかったが、エラー落ちの心配も無く遊べるようになったので楽しんでシーズン6を堪能していたところでこんな記事を見つけた。


・ランパードのバグは一部地域で適応されていたゴア表現を抑えるスクリプトの影響で発生していたのだという。詳細は記事内を見てもらいたいのだが6年前に発売されたタイタンフォールのゴア表現規制スクリプトとが2020年の現代でApexLegendsに不具合を引き起こしている。しかも日本を含む特定地域のみで。

おま国という言葉はあくまでも商品の購入に関しての問題について指している言葉だと思っていたのだが、まさかバグにまでもおま国が存在しているとは思わなかった。

プレイすること自体に影響が出るバグは勘弁してくれよ。と思いつつも久しく感じていなかったネット上での祭りの雰囲気を感じる事が出来た事件だったので、何だかんだで楽しかったな。


・ちなみにシーズン6について今のところ賛否両論あるようですが、私としてはこのくらい環境がガラッと変わってくれると新鮮で楽しいのでこれはこれでありだと思っている。エネルギー武器が強いのもいずれ修正されるだろうから、これも一時の祭りだと思って楽しめばいいんじゃないだろうか。

お金を捨てるためのドブです。 ドブに捨てるよりも時間はかかりませんので是非。