見出し画像

2020/1/15 「雨に想えば」

・朝から雨、仕方なく傘を差す。傘を差すのは好きではない。傘を差すことで自分の行動に常に傘が付きまとい、ただ歩くだけでも自分の大きさだけではなく傘の大きさを意識する必要が出てきてしまうことが嫌い。

普段から傘を差しなれていたり、空間認識に長けているのであれば問題ないのだろうが、私にはその両方がないため傘を差しながら歩いているとよく何かに傘をぶつける。いつも通りの感覚で道を歩いていると塀や植え込みに傘をぶつけて、自分は傘を差していたことを思い出す。

「今の私はいつもの私ではなく傘の私だったな。」

細い歩道で人とすれ違う時はなおのこと慎重になる。
すれ違う時に相手の傘とぶつからないようにしないと!ということだけに意識が支配され、その結果、避けると同時に塀や植え込みにぶつける。
避けられた相手もなんとも申し訳なさそうな顔をする。やめてくださいあなたにそんな顔をさせるつもりはなかったのです...

善意が絡まってスパゲッティのような状況を作り出してしまう。
傘さし慣れ人よ、どうか私にあれの正解を教えてほしい。
傘を差しているのに心はビショビショ。

・傘を差すのは嫌いだが雨自体は嫌いではない。むしろ好き。
雨音を聞きながらボーっとするのも好きだし、雨に濡れるのも何だか映画の登場人物になったかのような気持ちになるので好き。
「ショーシャンクの空に」、「雨に唄えば」みたいな感じに浸る。
「マトリックス」や「ブレードランナー」も雨のイメージあるなー。

傘自体も好き。雨を避けるという機能はどうでもいい、とにかく形状がかっこいいから好き。武器っぽい見た目だから好きなのだろうか。イメージ的には細長いくて持ちやすい棒と同じぐらいカッコいい。仕込み傘とかもカッコいいよねぇBLACK LAGOONのロベルタとかいいよねぇ。

・世界一カッコいい傘

はあカッコいい。傘だけがカッコいいんじゃなくて全てがカッコいいんだけど。


・雨が降っている朝に窓を開けた時や雨上がりの匂いも好き。
雨の匂いってペトリコールという名前がついて研究もされているらしい。

 マサチューセッツ工科大学は2015年、「ペトリコールの発生メカニズムが説明できるかもしれない」という研究結果を発表。ハイスピードカメラで落下する雨粒を観察した結果、砂などに衝突したとき、エアロゾル(気体中に浮遊する微小な液体や固体の粒子)が発生することが判明したそうです。雨が、土壌内の物質を大気中に広めるはたらきをしているというわけですね。

今まで不思議に思いながら楽しんでいた余白が解明されていき不思議が無くなっていく。なんだか寂しい気もするが、そんなもんか。

お金を捨てるためのドブです。 ドブに捨てるよりも時間はかかりませんので是非。