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【墨田区 両国】越後屋若狭

猛暑の中、
両国橋を通り、
回向院に抜ける。
駅から歩くこと7分。
堅川が流れるほとりに、
趣ある日本家屋風の建物。

まるで日本料理か鮨屋の様な
風雅な佇まいは、
東京一と言っても過言ではない。

『越後屋若狭』である。

"こんにちは、予約の者です"

店内は商品のディスプレイはなく、
無人。

奥に声をかけると、
初老の上品な女性が
応対してくださる。

にっこりと笑い、
予約していた水羊羹を出してくれた。

羊羹の上に桜の葉が添えられて、
なんとも風流だ。
自宅用は3219円。

楽しみに持ち帰る。
冷蔵庫で十分に冷やして食す。

こんなにも儚く、
淡い口溶けの水羊羹は、
比類なき美妙な芸術作品である。

水の如く喉を潤し、
暑い日差しに熱った体を、
優しく冷やしてくれる。

水羊羹は9月上旬まで購入可能。

秋の練りきりやきんとんも
毎年の楽しみである。

四季を感じながら、
丁寧に生きてゆきたいと思う今日この頃。

越後屋若狭
03-3631-3605
東京都墨田区千歳1-8-4
https://tabelog.com/tokyo/A1312/A131201/13046248/





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