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HSPフリーランス・起業の大まか地図〜ビジネス講座で心折れるのはなぜか

HSPがととのいながら働く。
そういう個と。プログラム主宰の皆川です。

今日のテーマは、

HSPさんのフリーランス起業の仕事の作り方。

ということで、ここのところを大雑把な地図をお伝えしてみます。


フリーランス起業の仕事の作り方


起業やフリーランスというのは、うまく軌道にのれば、これ以上HSPさんにいい環境はないと思います。

自分のペースを守れますし、静かな環境で自分一人で仕事ができますし、
疲れたら寝る、空腹を我慢せずに食べる、
刺激の強い人と仕事しなくてもいい、など

HSPさんにとって、刺激量調節にはとてもいいと思うんですね。

ただ、その前の、「仕事が軌道に乗る」というところをどういうふうに思い描いていたらいいのか?

みなさまの疑問や不安はここのところだと思いますので、その部分に絞ってお伝えしてみます。


まず、全部を3ステップに分けます。


・ステップ1が、「仕事を出していく」です。
・ステップ2が「仕事を切磋琢磨する(磨いていく)」です。
・そして、ステップ3が「仕事をマーケティングしていく」です。

この3つに分けてお伝えをしていきますね。



ステップ1 仕事を出していく。


これが最初のステップになります。

仕事構築とかブランディングとかしなくていいの?
って思われた方がいるかもしれないです。

資格とか取らなくていいの?

って思われた方もいるかもしれない。


ブランディングとか仕組みづくりをやりたい方はやってもいい。

でも、願わくは、ある程度仕事として出せる準備ができていたら、
まずはやってみて=仕事としてリリースしていただきたいなと思います。

そのジャンルの仕事を単価500円でもいいので、
気負い過ぎずにまずやってみます。

HSPさんの場合、世界が見えすぎているところがありますので(笑)

それでクライアントさんのお悩みを全部解決できるの?

とか、

責任問題は大丈夫なの?

とか、

その程度でやって人に非難されないの?

とか、そういうことが頭をよぎっちゃうと思うんです。

なので、もしそこが心配であれば、先に資格を取ればいいし、先に勉強を深めていくっていうのもいいと思います。

ただ、その勉強を深めることと

やってみるっていうのは、同時にやっていく必要がある程度あります。

なぜかというと、

やってみないと仕事として自分にとってどうなのか分からない

からなんです。


机上の空論とよく言いますけれど、適正検査などで仕事の種類を見極めて、

そのままやってみた場合に


自分がやってみた体感で「あんまり面白くないな・・・(がっかり)」とか、「こういう世界なんだ・・・(虚)」とか、そういうエネルギーの乗らないを感じてしまったら、勉強しつくしても、そのために何百万円費やしても、その世界のことを何も発表せずに、世間に問わず勉強ばかりしていたら、もし合わなかった時に、もうそのジャンルを手放すのに勇気いりませんか。

でも、仕事として根本的に合わないこと=仕事することによって喜びが湧かないものは手放すべきで、合うもの、自分が体感で、これやっていきたいとか、こっちの方に進んでいくのに大変さもあるけれども、ワクワク感もある、とか、

そういう方に進んでいくべきなんですよね。

ここが基本の土台となります。

これが、天職に向かっていくということです。


そして、ある程度自分のこれをやっていこうっていうのが、何となくやってみた後に決まったとします。

「あ、これはやっていてエネルギーがわくな!」

「疲ればっかりじゃないな」

そういう方向だけでいいと思います。


方向というのは、

先生なのか、相談業なのか、それとも何か技術職、漆塗り職人とか、そういう方に行くかもしれないし、

農業、作業とか、自然の中にいるのがいい方はそれがいいかもしれないし、

何でもいいと思います。



ステップ2 自分のサービスを、磨いていく


HSPの皆様のビジネス構築を伺っていて、
ここが結構、頭から抜けてるなって拝見してて思う、一番わかりにくいところです。

仕事を一回出したら、それで一生いくんだろうな、みたいな感じのイメージの方が多いかもしれません。

けれどもお商売はみんな、 出してみた後に切磋琢磨します。

なぜならば、お客様のニーズは実際に出したあとじゃないとわからないからです。

出してみないと何にも始まりません。

出してみて、自分のまわりに集まってくれた人の、ニーズを切磋琢磨していく。

要するに、サービスや商品の出し手によって
何をお客様に求められているかっていうのは違う
んです。

その人の潜在的なイメージ、存在系の強みっていうのも、お客様に実は伝わっているからなんですね。



例えば、Facebookで私がウケるというか、皆さんにすごくいいねをたくさんいただく投稿は、

①家族のことと
②仕事に関する社会への主張の投稿。

この2つが私の中ではトップ2なんですね。

他の人がウケる食べ物とか、どこに行ったとか、何をして楽しかったとか、

そういうのはわたしのお客様はそんなに期待してないなというのが投稿のいいね数でわかるわけなんですね。

投稿者のイメージと投稿内容にギャップがあると読み手が感じるときは、いいねがつきにくいんです。


お仕事もそうで、その人の出してる仕事とか言ってる言葉遣いとか、どんな角度でそれをお客様のために役立てようとしているか、

それがその人のキャラとなんか合わないっていう時は、

そのサービスは売れません。


例えば、本当にこの人の中身は、強みは、破天荒なアーティストタイプだなって思う人がいました。

でもその人は、めちゃくちゃ癒しの方向の仕事をしようとしていて、それが周りにはものすごく違和感だったと思うし、私も違和感を持ちました。

だって彼女の印象はザ・アーティストですし、

顔立ちも

体も

服装も

選んでくるチョイスも

サポートや支援者じゃなくてアーティストの雰囲気でした。
(存在系の強み)

いや、もっと破天荒な格好した方が絶対かっこいいよね。

ゴルチェのお洋服が似合う人に、、、、、
癒してもらいたいと思うでしょうか?

そうじゃなくて、

オピニオンリーダーとか
ファッションリーダーとか

癒しのジャンルをやるにしても

もっと人を無理やりでもひっぱっていくような仕事の打ち出しをしたほうが売れるのになあって思っていました。


そういうのって実は、自分が思っているよりも、
ずっとずっと人にバレてます。

あなたの本質は、どんな人 でしょうか?



ステップ3 ここからがマーケティングです。

マーケティングというのは、その商品がどうやったらもっとお客様に信頼していただけるかな、もっとお客様に知っていただけるかな、利用していただけるかなっていうところ、
そこの道のりを行くことです。

それに対してセールスは、売るっていう行為です。

マーケティングは

お客様への訴求といいますか、

自分はこんなことを考えてこの商売をやってるんです!

とか、

こんなことを考えているからこの商売のこの段階とこの段階が必要なんです!!

とか、 そういうことを教育、というとちょっと上から目線な気がしますけども、お客様に丁寧にお伝えしていかないといけない、そういう部分です。



マーケティング方法としては技術的にもいろいろありますが、
こういう風にツールを使うよとか、 Googleのアナリティクスはこう使うよとか、そういうのっていうのは実は一番最後なんですね。

自分の中でフリーランスの方が、まず出してみる。

そしてその後、お客様との対話、ニーズによって商品やサービスを切磋琢磨する。

その後に、 あ、一番自分にとってベストな商品がこれで、自分の中から出たものと世間のニーズっていうところで合致している。その精度がめちゃくちゃ高まった。事例もいっぱい持った。

っていう時に初めてマーケティングってなるんです。


HSPさんはビジネス講座に挫折感を持つことがよくある


けれど、世の中のビジネス講座は先にマーケティングを教えることがほとんどです。

「どう売っていくのか」

もちろん
あなたの商品はできていて、とてもいいものだっていう確証ありますよね。

それを前提としますね、
っていうところから始まってるってことです。

もちろん商品作りから一緒にやりましょう!という講座もありますが

それを出して見て磨いていくのに

HSPの場合、長い年月がかかります。

処理が深いからです。


そこをショートカットして

もう売りますよ!

ってなるとき

気持ちがついていかない

それってちょっと無理があると思いませんか?

ボトムアップの自信というものがない状態でマーケティングは無理かもしれません。(HSPでない人は、できる方がいっぱいいます)

マーケティング?待ってよ待ってよ。
その前に自分この商売出していくことに、まだ完全な自信持っててないんだけど。

っていうところで無理にこれやってこい、あれやってこい。

例えばビジネス講座に行くと

セールスにつながるマーケテクニックとしてFacebookに1回1日に50いいねしてきましょう。
30コメント残してきましょうみたいな、

「行動してきてください」という宿題が出ることがよくあります。

これもマーケティングの技術のところですよね。


自分に自信があまりないのにそこを先にやろうとすると、自分の中で齟齬が出てしまって、体感的な違和感=おかしさがつのるんですよ。

そうして違和感がつのっていくとHSPさんはもう身体がストップしちゃいます。
神経的なシャットダウンです。


そうなるとビジネス講座についていけなくなって、自分が悪いんだと思う。
みんなは動けているのになんで自分はできないんだと思う。

これがHSPさんによく起こることなんですね。




今日のまとめです。

自分の商品やサービスをフリーランス・起業のかたちで出していこうという方にとってHSPさんは3ステップが大事です。


まず自分の商品を決めて出す。

    ⇩

お客様との間でニーズを読み取ってサービスをより精度高く確定していく。

    ⇩

そして3つ目、その自分の中で高められた一番最適、一番いいなと。
自信を持っておススメできますという状態のものをマーケティングする。




この順番でないとHSPさんはなかなか難しいなと思います。


ここまで読んできて
ちょっと待って、

それってもう山を遠くの方に眺めるばっかりで何にも一歩出ないわって

無力感のクオリティの感覚を感じる方は

レジリエンス、自分の神経系のパターンの方を先に見る技術を持ったほうが

ずっとはやく商売は軌道にのると思います。

一歩動けないのはあなたのせいではないです。

それは現在まで自分を守るために構築された神経パターンが止めているのです。


止めていたらフリーランスとか起業は無理です。
HSP強みdeワーキングの5章にくわしく書きました

フリーランスや起業は、
いつも世の中にアクセスし続けなければいけないから。

お客様にいつも訴求し続けます。


この「続ける」というところにとても胆力と体力が要ります。

体力というのは筋肉的な体力じゃなくて感覚的な体力です。

そのことに対してどういう地図を作るか、
のおおざっぱなところを今日はお話をしてみました。


今日もお読みくださりありがとうございます。





<お知らせ>

HSPの強みを活かす自由とオンリーワンの人生へ
そういう個と。2023年6月20日スタート7期の最新説明ビデオをご覧になりたい方は自動返信いたしますので、下記からお知らせください。
(これまでに10クラスが終了し、身体と心 両側からのアプローチで生活そのものがラクになる人、天職に巡り合う人、転職をして満たされて働く人が続出です。)

まわりの人に気づかれないしんどさを長年抱えている方へ。
身体感覚と心理をほどよく学び、自分らしい人生に転換していきましょう。



「そういう個と。」プログラム修了生の声


<HSP強みdeワーキング〜洞察系・共感系・感覚系>


HSPを才能と捉えてこんな見方をすると、シゴトが開けていく。
ワークや実例がたくさん載った代表皆川の著作。


◆そういう個と。公式LINE
少人数のイベントなどはこちらで優先的にお伝え。出版の裏側モノガタリも連載中。〜サクラと転んだ坂道と

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