自分の強みは分かった、でもできます!とは言いづらい、というとき
身体感覚からのアプローチで生きづらさを卒業し強みで働く、HSPのための自律神経ケア×強みプログラム「そういう個と。」主宰の皆川公美子です。
突然ですが、自己効力感という言葉をご存じでしょうか?
そして「自分の強みは分かった、でも私に任せてくださいできます!とは言いづらい…」ということはありませんか。
自分の強みを生かしていくために
どんなふうに仕事をしていくか、周りに委ねてみるか、
ということについて今日は扱ってみたいと思います。
強みを活かして仕事をする第一歩は
私達HSPはマイノリティなので
みんなが普通にできて、一般的には簡単だと思われているようなことができないときに、
自分はやっぱり能力が低いんだ…と思ってしまいがちです。
それは例えば
ザワザワと喧騒のなかで集中して仕事をする、
人の言葉にさほど反応せずにどんどんプロジェクトを進める、など
自分以外の人の方が細かいところに足を取られず早い仕事ができるのに、なんで自分は…
というような気持ちになることです。
でも、そのような自分への評価が実は的外れで
能力を使う場所が違ったからだと仮定するとどうでしょう。
周りから褒められなかったり、認められにくい、ということが起こりますよね。
もしも自分の強みにフィットしたところで仕事ができると
すごく楽ちんに、かつ周りの人よりも早くできてしまいます。
だから周りから認められやすい。
でも実績をまだそこであげてないとき、
自分もそれをやったことないとき、
周りからまだ認められていないときに
どうやって自信を持てばいいの?と疑問に思う方もいると思うんです。
仕事のキモは、ここかもしれません。
できなくてもできそうなことはできますって言っちゃう。
やったことがなくても私にやらせてください!
と言って引き受けちゃう。
これが認められていく仕事の第一歩になっていきます。
自分では自信がないと思っていても、周りは強みを感じている
まだ実績がないと感じていたり、
まだ周りに認められていないと感じていても
名乗りをあげてやっちゃっていいんです。
実績がないからアピールしすぎちゃ駄目なんじゃないかっていう気持ちはもちろんとてもよく分かります。
バランスとしてもちろん必要で無視できない視点ではありますが
組織で働いている方も、
副業を含め起業やフリーランスなど個人でやっている方も、
仕事を広げるときや仕事をレベルアップさせるとき
誰かから、ねえこれやってくれない?と言われることがどこかのタイミングで必ずあると思うんです。
その人はこちらがすでにやった仕事や提示しているメニューに従って言葉がけしてくるだけじゃなくて、
あなた実はこれできるよね、これやってよっていう気持ちで
気楽に話しかけてもらえるようなタイミングがあると思うんですね。
そうやって依頼されたことこそが
周りにダダ洩れてる強みである場合が多いです。
この人にこれ頼んできっとやってくれそうって
そこまで理論詰めでアタマで考えてなくても、周りの人って割と同じようにその人の強みを感じてるんですよね。
なので、会社の中でも同じことだと思うんですが
これやってくれない?と頼まれたとき
自信がなくても、はい、わかりました、できますって言っちゃう、
これをぜひトライしてみてくださいな。
やってみると清水の舞台から飛び降りる感覚ですよね。
できるか確証はないから。
しかし、体育会系なことを言うようですが
それでいいんです。
そして、言ってしまってから努力します。笑
水面下のアヒルの足、あれです!
一生懸命が周りに伝わっていく
【自信ないけどやるって言っちゃった】に対して
HSPさんが得意なことが多いこと、たとえば
・緻密に調べる
・それに対するいろんな他の人がやったデータを集める
・自分がやったらどうなるだろうというシミュレーションをしてみる
・周りの人に根回しをする
など、何でもいいので確率を上げるということを一生懸命やるんです。
そうすると、あの人努力してるなってことも周りはわかるんですよね。
ですのでそれを周りに表明していくっていう意味は
ただできますっていう看板上げるだけじゃなくて、
裏でいろいろ調べてたり、
なんか人に聞いて努力してるなおとか
そういうことがだだ漏れてると周りの人って
もしも結果100点満点を出せなくてもその人を周りはみんな認めていく。
他の人の例で考えるとよくわかると思うんですけれども
この100点を出せないと駄目なんじゃないかっていうHSPさんとても多いです。
その思い込みを外すっていうことが、HSPが自分の強みを認められて、快適に心地よく働く鍵ではないかなと痛感しています。
ここまでやれば完璧
そんな感覚を持って仕事していませんか?
自然に分かってしまうその感覚が
強みでもある。
見通し力だったり、
俯瞰力だったり。
仕事の見通しや全体像を見る力やその神経処理がHSPさんは常に深いです。
処理が深いために自然にハードルが上がっちゃってるんです。
これぐらいでいいやって仕事をおざなりにせよ、ということではなくて、
もちろん一生懸命一番何か質の高いこと、
クオリティ的なてっぺんを目指してやっていくわけですけれども、
100点に至る道筋がなんとなく見えなくて
75点くらいのところまでしかイメージできない、
それでもやりますって言ってやってみる。
そしてその過程を全力でやる。
ていうことだけで、社内や周りの人から認められていくので
ぜひ試してください。
できるかもやってみよー、は思考じゃなくて感覚
実はできるかも、の自己効力感って頭で考えてつくものじゃないですよね。
むしろアタマで考え過ぎると、迷路にハマりますよね。
なので、自分はできる!という実績(=体験)を
ほんのちっちゃな階段から積み上げていくやり方がオススメです。
この営業企画やってみない?と言われて
分かりました!でもここだけ自信ないんで手伝ってもらえませんか?とか
新しいチームメンバー引き受けてくれませんか?という時に
「えーーー!そんなの無理!キャパオーバー」と思っても、
分かりました、迷った時は逐一相談させてください、とか
相手や上司にうまく委ねながら
がんばりますっアタシ!!
という姿勢を見せるのです。
涼しい顔して全てを済ませてしまいたい気持ちも湧きますが笑
ベタに頑張る後ろ姿もまたステキ。
要するに、
内面思考(→強み)と
行動面(→どちらかというと弱み)は両輪。
どっちも2軸でやっていく。
そうするとHSPさんは周りから認められやすくなっていきますし
過度に心配性なイメージっていうのは、そういうハードルの目標値の高さで自分で作ってる場合も多い。
神経処理の違いによって起こる、
その仕事の自分内ハードルの差が伝わりましたでしょうか?
普段より2割気楽に考えて、2割早く行動に移ってみましょう。
そしてもしも最悪、思っていたようにできなかったとしてもね、
世界は頑張った人に案外優しいです。
一生懸命やりましたっていうことを言い訳として使うのではありませんが
清々しくチャレンジしましょう。
できなかったときは「でも◯◯が出来なかったと思います。次にここを意識して生かそうと思います。」ということを言えば、
認めてくれるリーダーは多い、心の中で拍手してくれるんですよね。
(実際にそういう言葉を部下がいる方から聞きます)
ご自身の中のできないかもハードルを少しずつ下げていただいて、
やってみるっていうことに心を開いて行きましょう。
その先の未来は、やってみた小さなチャレンジが連れてきます。
内省を2割減らして
行動を2割増やす。
それだけで世界がかわります。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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