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人生の決意とか覚悟ってどうすればいいですか?〜HSPへのオススメ3つ

身体感覚からのアプローチで生きづらさを卒業し強みで働く、HSPのための自律神経ケア×強みプログラム「そういう個と。」主宰の皆川公美子です。


こんなご相談をいただきました。



HSPのにとってのHSPにとって必要な自分の人生に向かい合い、進む覚悟、決断はどのようにすればいいのでしょうか?
仕事には大変さもあるけれども、やりがいもある
ということを書いてくださっていて、そして上司に相談しても変わらない、人の入れ替わりが多い職場であることも重なって、
向いていない仕事だなと思いながら3年間働き続けました。

皆川さんの配信を聞いていると、思わず共感してしまって、そこから自分は
洞察系HSPだろうなとも思います。
自分の意見を伝えることも苦手で、相手を振り落とすためには、
と考えてしまいます。
人生を切り開くための必要な心持ちについてご意見をください。

人生を切り開くための必要な心持ちについて

お送りいただきありがとうございます。
覚悟と、決断をどうしていくかっていうこと、
これはきっとHSPの誰にとっても本当に大きな一つのテーマですよね。
覚悟とか決断とかには、チャレンジの要素がからみますもんね。

非HSPさん、つまり違う神経系の人が8割ぐらいいる世の中で
その人たちとのコミュニケーションの中で
自分はどういうふうに世界を選んでいったらいいのだろうというのは、
もう本当におっしゃる通り、みんなが迷う大切なテーマだなと思います。
投げかけてくださってありがとうございます。


覚悟とか決意とありますが、
ゴールを決めきってそこへ到達するために努力する
というような感じのニュアンスでいくと
人生ってつらくなっちゃうと思うんですね。

今日は前へ進むためのルールではなくて、
そこへ対してどのような考え方・あり方でいくかという提案を
主にさせていただこうかなと思います。

情報処理が深いHSPはいろんな情報を知らぬ間に摂取します。
ルールはこうで、
やることはこれ、
次はこれをやるべきで、
順番が違うとこういうことが起こりそう、
その次は…
目標を定めてすべてを思考で人生を段取るやり方でいこうと、すごい遠回りしちゃう人を多く見てきたな、という実感があります。

そうではなく、自分のあり方としてこんなことを心がけみる、気に留めてみるといいんじゃないかなという三つを今日はお話してみます。

一つ目、大きすぎる目標から離れる

二つ目、まず手放すというところから着手する

三つ目、成功だと思っても失敗だと思ってもすぐに忘れて、今機嫌よく過ごすことにエネルギーを使う

ではひとつずつ味わってみてください。


①大きすぎる目標から離れる

この「とても遠くの見通せるゴールを決めてから動こう」思考って、実はかなりHSP特有なんです。
これがこうなると
ああなってこうなってこうなるな
という予測やビジョンが瞬時に浮かぶ人は実は少数派で、
あなたはその少数派に属しているかもしれません。
ささっとリスクが思い浮かんだりすることは、え?そんなに特別なこと?と当人にとってはそんなに大それたことじゃありません。

あ、このままいくとAさんとBさんの意見が違うからもめそう

社長が言っていることと部長が言っていることはちょっと食い違いがあるよな、このままにしておくと来月プロジェクトがフェードアウトしそう

これは全員が持っている感覚じゃないんですよね。
そのことをまず認識していただければと思います。

神経処理がそこまで深くない人たちは、
(優劣とかいい悪いの話ではなくて、相対的な比較として)
ちょっと見えたこととか、
ちょっとわかったことをぱっと掴んで
すぐ行動するという行動パターンです。
(まずやってみろ!失敗したらそれを修正するんだよ、という方法論です)

HSPから見ると、もっとここよく考えたほうがよくね?
ここにリスク見えてるじゃん、
もっとしっかり議論して決めておかないと・・・
っていう細かいことが日常のなかに結構あると思うんですね。
自治体や子ども会の運動会の打ち合わせみたいなちょっとしたことでもあるかもしれませんし
会社のサイトの打ち合わせや、契約に関する準備のところでそう感じたかもしれないし、
政治家の発言もあらら〜と感じるかもしれません。

そういう綿密だったり精緻な思考を自分に向けて
大きすぎる遠すぎる目標(これを夢と呼ぶこともあるかもしれない)を持ったときに、
今どこから一歩出せばいいんだ・・・
とかえって一歩がでなくなったり
気楽さが消えて気が重くなってしまったり
その一本の線路から少しでも外れていくことが怖くなっちゃったり。
完璧主義すぎてつらくなっちゃう人がほとんどです。

ええ、大谷選手のように
将棋の藤井さんのように
スケートの羽生結弦さんのように
幼いころに定めた目標に一直線に進んでいく人など、
100万人にひとりなのであって
ほとんどの人は
偶然に翻弄されたり
ご縁で仕事をもらったり
人生は紆余曲折どころか直線がほとんどない人だって多いのです。

クランボルツの計画的偶発性理論というキャリア形成理論は
キャリコンのなかでも絶大な人気なんですが

計画的偶発性理論とは、キャリアのほとんどは偶然の事象によって決まるということ。
1.キャリアの8割は偶然起こる事象が左右する
2.偶然の事象は自分の行動や努力でキャリア形成に役立てられる
3.環境を変化させるなどして意図的に偶然の事象を引き寄せる

という骨子です。

キャリア形成理論において、
「人生なんて偶然のかたまりなんだからさ!
それを信じてそこからチャンスを掴もうよ!」

なんて言い出したすごい理論なのです。

なので
とりあえずこんなことやってみたい!
こんな方向に行きたい!
そんなやんわりした感覚でいいと思うので、
好きな方向性、興味のある分野っていう方に進もうかなって思うことをまずおすすめしたいと思います。


②まず手放すことから始める

それでも好きな方向、興味のある分野ってわからない!という方も多いです。
安心してください。

好きなことに近寄っていく、がまだ無理ならば
今この瞬間にできることは
手放すこと。一択です。

手放すものはなに?
漠然としていますか?
ひとつ言えるのは、自分が今、違和感があることです。
違和感があることっていうのは人間関係だったりとか、
仕事のやり方、何かジャンルとか事柄かもしれません。
それはちょっと深く聞いてみないとわからないですけれども、
自分がこれ違和感だなと思う、そういう物事からちょっと距離を置いてみる。

今すぐその現在の仕事はやめてください。
というわけではなくて、
例えば仕事という大きなくくりの中で
あれもこれもやってって言われて仕事が重なっているとしますよね。
そんなことを言ってくる上司や遠慮なく仕事をふってくる同僚に
違和感があるとします。
そんなとき、その違和感がある人と距離を取るために
その違和感がある人の依頼してきた仕事について
「すぐやります」「大丈夫です」とすぐに引き受けるのではなく

今これとこれをやらなきゃいけないので、ちょっとお時間いただくかもしれません。

と少し押し戻す、とか。

すぐに返事をしていた友達に向かって、
ちょっとLINEの返事のタイミングを1日遅らせるとか。
手放す、の前に少し時間と距離を取ること、そこからでもいいと思います。


もちろん、このパワハラの上司全く無理だ!と思ったら逃げたらいいと思います。
相手にもそれなりに理由があってやってるなとか、
そういう場合は、違和感があるところに対してだけアプローチしましょう。

手放すのは何かな、距離を取るものは何かなって
今日ちょっと考えてみていただきたいと思います。


③成功に対しても失敗に対してもそれをすぐ手放して、いまご機嫌でいることにエネルギーを使う

これは、本当にうまくいく秘訣だと思います。
精神論と言われても仕方がないような書き出しかもしれませんが
どんなに大きな事業やってる社長さんでも、この問題と向き合っています。

自分の中がざわざわと乱れたり、怒りでいっぱいになったりしたら、仕事って滞りますよね。
人間関係の協力が得られなくなるし
みんなで進めてることに対して速度が遅くなっちゃうから。
そしてご機嫌な自律神経状態を保てないと
仕事のパフォーマンスは下がるし、
集中の時間も短くなるし、
なにより求心力が落ちます。

自分がいつもご機嫌でいる。
そして人を妬まずにいいところを見て、よかったねって言いつつ、
自分も頑張るねって思いつつ
そして人に委ねつつ。

そんなことができる大人に
人はみんな憧れますよね。
安全な人でありながら
仕事ができる人ですから。

自分のやりたいことってこれかもしれない、
あ!もしかしてあの人が協力してるかくれるかな!
電話してみよう!
この朗らかな状態が人を寄せるし
人からの協力が得られますよね。

人とのつながりは最も大事なものです。

なぜならばお金は必ず人から入ってくるからです。
人間関係が作れること=HSPにとっての耐性領域を広げるのゴール
なのかもしれないと思うぐらい、大事なことなんですよね。
それにはまず自分がご機嫌でいること。
身体の調子、気分の調子、そういうものがいつもご機嫌に戻れるようにという意思でいる。楽観力も必要ですよね。

このあり方は本当におすすめです。
成功とか幸せまでの速度がもう本当に速くなります。
スピリチャルな話じゃなくて、自律神経理論です。

どうぞご自身の中でいろいろやってみてくださいね。
正解はなくて何が自分の愛すべき人生に近寄っていけることなのか。
いかがでしょうか。
どんなにお金が儲かったって幸せじゃないってホリエモンも言ってます。
月収が150億でも幸せじゃないんだってということは、
自分の幸せっていうのは、今もうここにあって、それに近づいていける力とも言えるかもしれません。



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