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HSPによくある強み5位【個別化】その力の仕事での使い方・伸ばし方


今日は

ストレングスファインダーの中でHSPさんに多い資質「個別化」

についてお伝えします。

まずHSPさんのクリフストレングス・セッションより
100名を抽出してよくある資質の順位を調査しました。

【この資質がTOP10(34資質中)に入っている人の割合】
1位 共感性75%
2位 内省 73%
3位 学習欲 69%  
4位 
成長促進 60%
5位 個別化 57% →今日はこちらのおはなしです!
6位 収集心 55%  
7位 最上志向 52%
8位 慎重さ 49%
9位 運命志向 43%
10位 適応性 37%
11位 戦略性 23%
12位 未来志向 18%
13位 回復志向 18%


【内省・学習欲・収集心】3点セットが
トップ15 に入っている人の割合  60%
こちら洞察系HSPに近いかもです。



「個別化」が上位に入っている人は、端的に言えば、人間のことを均一化して見ていないよということなんです。



「個別化」の場合はもう一歩進んで、一人一人が違って、
その違いによって
その人の良いところやできるところや伸びるところを持っている、そこまで見ていることが特徴です。



ですので、「個別化」の人たちは

あなたはこういうことをやったらいいんじゃないか、とか

こういうことに向いてるよね、とか

相手の適材適所に目端が利くという能力があります。





ストレングスファインダー(クリフ・ストレングス)の強みすべてがそうですが、
これは

生まれつきの、固有の資質です。



生まれつき持っている力だけれども
『成長促進の資質を持って』人を見ている回路が、
成育期にさらに強化されていきます。



(ギャラップ社は、3歳から26歳くらいまでを一人ひとり追って資質のありかの統計をとりました。

3歳から→26歳になっても、上位に入る資質は割と変化がなかったという結果が出ました。

これは驚きですよね。赤ん坊は真っ白なキャンバスである。といういう見方は過去のものになりました)




教育によって私たちの資質は変幻自在に変わると言われていることと、根本的に見地が違う。もちろんその資質が強化されて、外から感じる資質が
変化しているように見えることはあるかもしれません。

ギャラップ社は、人はもともとの強い資質を持っていて、それが教育によって強化されるという主張をしています。






「個別化」を持ってる人は、集団の均一性みたいなものは嫌う傾向

にあります。




例えば、組織の中で何か仕事を割り振った時に、どうしてもある程度不公平が出ますよね。
仕事量の偏りであったり、内容についての得意不得意なんかも、全員に完璧というわけにはいかないことがほとんどで、多少は不公平が出ます。


このあたりが仕事の全体、と個人のニーズの調整の難しいところで、そこでよく問題が起こっていますよね。


派遣で働いていて、私はこんなに技量があるのに、隣の人は
これだけしか仕事してないのに同じ給料ってどういうこと?!

というのは昔から問題になってきたことですね。


けれども、「個別化」の人はどちらかというと、それでも個人の持っている能力とか明るい未来にスポットをあてていこうよという気概を持っています。


だから、「公平性」や「規律性」を持っている人たちといると、ときに意見や考えがぶつかります。

けれど、それも各々の強みだとお互いがお互いを認識できると

ここはあなたがやってよ、

ここはあなたの得意分野だよね、

という形でチームを組めてとてもいい感じにフォーメーションが組めて、よりよく仕事が進む、ということもまた起こります。







一方で

強みはそれを

使い過ぎるとまた弊害もでる

ものです。
それを周りの人たちが極端に受け取って
何かいやだなと思ったり
何かこの人圧力あるな、、と感じたりします。




例えば、チームでプロジェクトを進めているときに「個別化」の人たちがあまりに「個別化」の領域にこだわり過ぎたとき、

プロジェクト全体のニーズを犠牲にしているんじゃない?
あなたたち自分のいいたいことばっかり言って(怒)
全員で進むこと忘れてない?
不公平がでてきているじゃない?

のように他の人の目には映ったりします。あるあるですよね!




「個別化」の人は、全体のゴールや目標はどうなのかということをいつも目の端にとらえておくべきかもしれません。




この「個別化」の弊害について、時々セッションで話し合うことがあります。

HSPの人にとって神経処理の深さが「個別化」のジャンルに活かされているとき、目の前の人たちの良さがとてもよくわかります。

目の前にいる人たち、部下であっても、子どもであっても、習い事にきてくれる人たちであっても、個性やいいところを伸ばすということに目がいきます。
そうなったときに社会のニーズや現状のチームのニーズとどうやってすり合わせていくのかって共に考えたり話し合ったりしていかないと、単なる暴走屋、夢見る夢子ちゃん、のように見えてしまって

「あ~まぁそうなったら理想的だよね・・・(まぁ無理だと思うけど)」

「個人が個人のニーズだけで生きていけたらめっちゃいいよね・・・(それは理想論だよね)」

と周りの人が思うようになることもあるのです。



そんな雰囲気になってしまうと、すれ違いが大きくなりすぎて話し合いもそこで終わり、あとは・・・・。なんてこともあります。





日本は現状だと同調圧力が強いとか、それゆえに個々が個性を発揮することに対して割と厳しかったり、出る杭は打たれる=嫉妬されたり、よく聞くことです。ひとりだけ違うと、

あんただけ、なんでよ(怒)

というやつです。


現場において個性を発揮していくということはある程度レジリエンスが必要で

何か軋轢や行き違いがあっても感情的にん~~

ってなっても、そこからわりと短時間にポワンと戻る力が自律神経の調整力なんです。


自分の安心のありかを身体の中に維持しておけるということが大事です。



「個別化」の仕事の具体例としては、人材配置

のところでチカラを発揮する人が多いです。

個別というからには集団でないと成り立たない資質ですよね。



チームの中、組織の中では社会が生まれますから、
その中であなたはこの仕事を主に、
あなたはこっちの仕事を主にしたらいい、
というのを見て取って調整をしていきます。
(共感性も大いに使えそうですね)

目の前の人の良いところを思ってるだけじゃなくて、その人に良いところとしてを伝える力、これも同時に必要ですよね。

「個別化」のチカラを発揮するには、相手に伝えてそれを強みとして使っていけるようにする、相手がポジティブな気持ちになるというところがゴールですね。
伝えるために、どう言語化するかまで考えてみるといいのではないでしょうか?





これがやれる人は
組織の中ではチームリーダーや人を引っ張れる人、
任せて安心な人だという評価をもらえることが多いです。

サロン経営であるとか何かのお教室の先生なども、これをとてもうまく使われているHSPさんが多いです。

この方は、
この子は、こういう個性なんだな

というふうにそれぞれの人の内面や個性を別々に見ているということが
本人にとっては当たり前ですが
世間では決して当たり前ではないので、
意識して使い、できているときにはご自身をほめてあげてほしいです。

強みは自分にとって当たり前のことなので、全員が当たり前にできると思っているかもしれませんがそうでもないんです。



なんらかの指導者である場合、
このお子さんはすごく早く動けるんだなと思ったら淡々と課題を早く渡す。

このお子さんはすごく観察していて周りからノロい子と思われているなと思ったら、そこを否定しないで、その子は何を考えているのかどういうところに関心があるのかを言語化させてあげてそこをほめてあげると、その子は自信をもっていくことができます。
そして速度にあった伸ばし方を用意します。


これは働く現場のチームのメンバーにも同じことが言えるかもしれません。


「個別化」の人が鍛えるべきところは、相手から引き出すチカラ

です。

その中には、自分はその能力を持っているとか、いいところを持っていてそこが自分の伸びしろなんだということを認識できる工夫をすることです。これが大事かなと思います。

人って

あなたここがすごいじゃない!

ってダイレクトに褒められても

ん~~そうかな。。。

みたいな感じなんですよね。


例えば、思春期の男の子のお母さんや
部下を育ててみたことのある方はそれを感じるんではないでしょうか?






強みを認識する、のテーマです。
日本では自分の強みを認識する教育ではないので、学校では自分のいいところを認識することできにくいですね。


テストでできなかったところばかり補強するという教育制度が敷かれているのでそれはある種しかたのないことなのかもしれません。



「個別化」の強みを持ってるなと思った方は、どんどんその強みを磨いていっていただけたらと思います。

これからの時代、「個別化」の能力はすごく必要になります。


人材が流動化して終身雇用がもう終わっているからです。


みんながみんな自分の適所はどこなんだろうと探し歩く、そういう時代が来ています。


それは逆から見れば、自分の経験数を増やしながら自分を磨き高めて居場所を探していくという人生、それが地でいける時代になってきたということでもあるかもしれません。



今日もお読みくださりありがとうございます!



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