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消火器の知識が命を救う!火災事故から身を守るための基本

消火器とは、火災を早期に発見して消火するための機器です。
火災は突然発生することがあります。だからこそ。その場にいる人が冷静に対処することが求められます。
消火器は、火災が発生した場合に迅速に消火を行うことができるため、火災の拡大を防ぐことが可能な身近な機器です。
この記事では、消火器の種類や選び方、使用方法、点検方法などについて解説していきます。

消火器の種類

消火器には、さまざまな種類があります。主な種類としては、以下のとおりです。

粉末消火器

化学成分を主とした粉末を噴射する消火器。特にABC消火器と呼ばれるものは全ての火災に対応出来るので、広く普及しています。

水系消火器

水に化学物質を溶解した水溶液の消火薬剤を噴射するタイプ。
冷却効果が非常に高く再燃を防止出来ることが特徴です。

強化液消火器

強アルカリ性、中世液体を消火薬として噴射するタイプ。
特に油火災に対しての効果が絶大です。

二酸化炭素消火器

二酸化炭素を噴射する消火器です。
電気設備、美術館、禁水性化学物質など水が使えない場所でも使用出来ます。

泡消火器

容器を転倒することにより化学反応が起こり、泡を噴出します。
その優れた浸透性により普通火災、油火災に対して有効です。

住宅用消火器

一般的な家庭で使用出来るよう開発された消火器です。小型、軽量でデザインが豊富である事が特徴です。

消火器の選び方


木材や布製品、紙などが燃える普通火災
→水消火器、粉末消火器(ABC)

天ぷら油やガソリンなどが燃える油火災
→泡消火器、強化液消火器

電気設備が燃える電気火災
→二酸化炭素消火器、粉末消火器(ABC)

上記の様に、火災の種類に合わせて適切な消火器を選ぶことが重要です。

消火器のサイズと重量

消火器の種類によりサイズと重量は様々です。
一般的なホームセンターで売られているものは10型と呼ばれ
サイズが約44cm×20cm(全高×全幅)、重量は3.0〜3.5kgです。
通常はこのサイズと重量が扱いやすくオススメです。
ただし、使用する場所や用途に合わせて選ぶことも必要です。

消火器の性能について

消火器の性能については、消火剤の放出量や噴射距離、噴射時間などが重要なポイントです。消火器を選ぶ際には、これらの性能を比較して、使用する場所や用途に応じて、最適な消火器を選びましょう。

消火器の使用方法

消火器を使用する際には、大前提として火元に近づきすぎないように注意することが重要です。少し離れた場所から、消火器を使用するようにしましょう。
以下、3ステップにて使用方法を紹介します。

ステップ1:引き抜く

消火器には誤操作防止の為の、安全ピンが付いています。使用する際には、この安全ピンを引き抜きます。(↓黄色い輪っかが安全ピン)

ステップ2:狙う

次に消火器のホースを外し、先端を持って火元に向けます。
(燃えている物の上部では無く、火元を狙いましょう)

ステップ3:握る

最後に消火器のレバーを強く握り、消火剤を噴射しましょう。
平均として噴射出来る時間は10〜15秒程度。
火元を狙い一気に火を消すイメージで噴射する事が大切です。

まとめ

消火器は、火災発生時に重要な役割を持つ消防機器です。
また身近にある為、使用出来れば誰でも火災による被害を最小限に抑える事が出来ます。
そのためにも消火器の知識を身につけ、トレーニングなどで実際に触れ、使用方法を身につけておきましょう。
あなたの知識とスキルが、大切な人を火災から守ることに繋がるのです。

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