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7/20「新・平和学習のあり方を考えるⅡ④」開催しました!

北九州市民カレッジ「新・平和学習のあり方を考えるⅡ」の第4回を開催しました。
講師は、航空戦史研究家の深尾裕之さんで、「北九州に墜落した米軍B-29爆撃機~米国遺族との慰霊を通し平和を考える」をテーマにお話いただきました。

深尾さんは現役で仕事をされる傍ら、プライベートの活動として、B-29を主とした戦史研究をされています。
九州各地の山に分け入って金属探知機で墜落した戦闘機の調査を行い、発掘した遺品を通して米兵の遺族とつながったのをきっかけに、遺品を送ったり、米兵の調査を続けるなどの交流をされています。
 
こうした活動や慰霊法要の開催などが、米兵遺族との信頼が構築され、感謝の意を表されたり、米国大使館の方から感謝状をいただくことにもなったそうです。
 
「あなた達を忘れていない」というメッセージを発信することが大事で、追悼や慰霊をすることが、国際社会における関係づくりになり、平和への道につながっていると話されていました。
 
戦争や平和を考える時、日本人が見た戦争を考えてしまいがちですが、アメリカ側から見た戦争というものがあり、逆の立場だったらどう思うかという視点を持つことが大切だということでした。
 
会場には発掘したB-29の残骸や、当時の新聞も展示されていました。

戦争と平和について、様々な視点から学んできた「新・平和学習のあり方を考える」も、7月27日(土)が最終回です。

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