6/17「国際交流を通して多文化共生を楽しもう③」開催しました!
北九州市民カレッジ「国際交流を通して多文化共生を楽しもう」の第3回を開催しました。
講師は、九州メディカルまごころプロジェクト、JICA海外協力隊の松下真和さんです。
ご自身が活動したベトナムでの生活のことや、日本での海外支援などについて話を聞きました。
大学の掲示板に貼られていたボランティア募集ポスターで、海外協力隊に興味を持ったのがすべての始まりだったそう。
今の職業でもある薬剤師の資格を活かし、パプアニューギニアで「薬剤師隊員」として2年間活動をされました。
期限の切れた薬を使用しないように指導したり、医者がいない地域の看護師に薬の説明を行うことが主な役割だったそうです。
その後帰国して日本で仕事をしている時に、テレビで見たベトナムに興味を持ち、ベトナムへ。
文化の違いや、ストリートチルドレンと呼ばれる学校に行くことができない子ども達を目の当たりにしたことで、今自分にできることは何かを深く考え、帰国してからは、ベトナムに住む女児の里親として支援を始めたそうです。
ベトナムの高齢者施設へ本や老眼鏡を送る支援の他、ベトナムの人たちが作ったものを日本で売り、売上げをベトナムの学校に寄付をしているとのことでした。
ベトナムに行くことはできなくても、日本にいて色々な支援ができるということが、受講生にわかりやすく伝わりました。
現在は北九州市で暮らすベトナム人の健康サポートの準備をしているそうです。
松下さんが持ってきてくれた、ベトナムの調味料や雑貨も手に取ってみることができ、ベトナム文化に触れる良い機会となりました。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?