【感想】あかね噺1巻|蒼風の作品感想雑記
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雑記
こんばんは。気が向いたらやるということはつまるところ気が向かないと何か月でも放置されるということの裏返しということでまるまる2か月以上は放置してたみたい。
ただまぁ、単行本発売前からこれに関しては記事を書くだろうと思っていたのでここまでは割と事前の想定通りだったりします。この後更新を続けるかどうかは分かりませんが。蒼風さんは飽き性な生物です。
で、本題。ツイッター上でちょっと内容に関する感想を見てから気になっていた作品で、1話、2話あたりを読んだ時から「ああ、単行本出たら買お」と思っていた作品だったりします。最近だとめっきり減った……っていうかほぼ絶滅した、数話で「これは間違いないな」って力量の作品。
内容に関してはここで書いても野暮なので割愛するとして全体の感想。自分が一番に思いうかんだ言葉は「優等生」。主にシナリオの力が強めですけど、全体的な見せ方を含めて上手くできているなという印象。
これを週刊で1人でやってんならなかなかだと思ったけど、流石に原作がいました。まあそうだよね。このレベルで無駄のない良質な作りは絵を考えながらだと大分タフだもんね。
シナリオの展開は全体的に王道って感じ。ジャンプ漫画っぽさもありつつ、熱量だけではなく頭もある感じは割と今までと一線を画してもいる感じで良いですね。
ジャンプ漫画の主人公ってどうしても熱量先行型な弊害で、いい意味で勇敢悪い意味で無謀なアホなことが多いので、そういう視点のレベルの低さが無いのは良いところかなぁと思いす。
問題点らしい問題点はないんですけど、強いて言うならば「優等生」なところがそのまま問題点。なので、一点特化型の作品にはどうしてもピンポイントで後塵を拝するところがあるかもしれないです。
ただ、それはそれ、所詮は一要素。数学だけいつも満点だけど、英語が赤点連発の人間と、全教科トップクラスの人間とどちらが試験を受かるのかといえば後者で、総合点で言えば上に行くことの方が多いでしょう。
強いてその平均的に高いレベルの中で一番高いのはなあにって言ったらシナリオかなぁという感じですけど、これもまあ、王道なので。
ただこれも、全体的なレベルが高いからこその指摘で、大方の作品はそのスタートラインにすら立てない苦言まみれのものが多いわけなんで、それとの比較であればいい意味で相手にならないと思いますけどね。本当はこれくらいがアベレージであってほしいんですけどね。プロを名乗るんですから。
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