#008. ウォーミングアップについて
noteをご覧いただきありがとうございます。S&Cコーチの本田です。
いつもマガジンをご覧いただきありがとうございます。
何か疑問や質問などございましたら公式LINE@にてご相談ください。
1. 準備運動にテンプレートはない
私はいつも指導者向けの「やり方ではなくて、根本原理(なぜか)を学ぶこと」を口酸っぱく言っています。セミナーに参加してどこかの講師の話を聞いて学んだ内容ばかり実践したとて、その根本をしっかり理解して原理原則に従って忠実にやっていくそれ以上に勝るものはありません。
私のなかでの『準備』という言葉の定義はこれです。
これは元メジャーリーガーのイチロー選手の言葉を少し削って書いています。一切の言い訳を排除することなので、準備完了!ということは結果に対して言い訳できない状態にあることです。
適切な準備ができたら理想的なパフォーマンスが発揮されるはずですが、その理想的なパフォーマンス・ハイパフォーマンスを発揮する状態ってどんな状態なのでしょうか?
NSCA(全米ストレングス&コンディショニング協会)が考える理想的なパフォーマンス状態とは、これらのように書かれています。
書いてあることを見れば理解はできますが、これらを実施できているかといえばおそらく『YES』と即答できる方は非常に少ないのではないかと思います。ざっくりと簡単な言葉で言うと『ゾーン状態』『フロー状態』なんでしょうか。
競技成績がいい選手は自分自身のスキルレベルやコンディショニングレベルを信じて「起こるがまま」にしていることが多い印象があります。
個人競技の場合、記録・結果は自然と『出るもの』で、『出しにいくもの』ではないのです。準備した結果、自然と出るのです。これはチーム競技に関しても同様で、チームの結果とは少し異なるにしても自分自身のパフォーマンスは個人競技の場合と同じでしょう。ポイントは『起こるがまま』です。結果を自分で操作することは恐らく不可能ですからね。
NBAプレイヤーのレジェンドの1人であるコービ・ブライアント選手の言葉があります。
もちろんハイパフォーマンスは「自信のコンディショニング(またはここに環境的なコンディションも入るかも?)+スキル+運」です。やっぱり競技を上手くなりたいならその競技スキルは必須です。さらにそこには運も必ず関わってきます。
ここから先は
¥ 300
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?