このnoteは島根県出雲市にある、湯の川温泉の旅館、湯宿 草菴から生まれた革製品オリジナルブランド【NARUHIKO UCHIDA IZUMO 】 の制作者の想いを綴るnoteです。 今まで作品以外のことを語ることはありませんでしたが、自身のブランドや革製品へのこだわりを伝えるうえで、自分の半生を語らずには深く伝えきれないと思い、今回noteを立ち上げました。 人生には時折、予測不可能な出来事が訪れ、その中で新たな可能性が芽生えることがあります。 私は旅館を営む家で生まれ
皆さんは「大切な人への贈り物」といえば、何を思い浮かべますか? 私が頭に思い浮かんだものは『花』でした。花は、贈り手の心からの思いやりと愛情が込められ、言葉以上に深い感情を伝えることができる、素晴らしい贈り物だと感じます。 当館では、アレンジフラワーと本革のバッグを組み合わせた「アレンジフラワーバッグ」を、記念日のお祝いに大切な方へお贈りいただける宿泊オプションとしてご用意しております。 本記事では、その製作過程や私の思いをお話しします。 コンセプトとデザインのこだわり
この度、新作のバッグ「パッチワークトートバッグ」が仕上がりました。 このバッグは、捨てられるはずだったスクラップレザー(ハギレ・革廃材)を使い、パッチワーク技法を用いて美しい出雲の風景を描いた、今まで挑戦した事のないアートデザインバッグです。 パッチワーク技法の選択とその魅力作業時にどうしても出てしまう革廃材に、新たな命を吹き込み、バッグとして蘇らせることで、サステナブルで唯一無二のバッグを作りたいという想いから作成しました。 ハギレをゴミとして捨てるのではなく、新たに命を
旅に欠かせない一品、それが旅行バッグですね。 以前よりこの「旅館がつくる旅行バッグ」のアイデアは持っていましたが、今回特別なオーダーが入りましたので、今までにないデザインの旅行バッグの製作に取り掛かりました。 デザインの心得旅行バッグをデザインする際に、私が特に重視する点は二つあります。 まず第一は、丈夫さです。 旅先での様々な状況に耐えられるバッグでなければなりません。 そして第二に、使いやすさです。 いくらデザイン(見た目)が素晴らしくても、使用感が悪いと旅先での持ち運
先日、名古屋の金山総合駅で開催された「出雲ふるさと応援マルシェin名古屋」に出店してきました! 初めての名古屋での出店は、様々なできごとがあり、今後のモノづくりに活かせそうなワクワクする気づきがありました。 今回はその出店時の様子をお伝えします。 FDAで初めての名古屋へ!今回私は、生まれて初めて名古屋へ行きました。 名古屋へは、出雲空港からフジドリームエアラインを利用しました。 フジドリームエアラインの機内では、機内サービスがとても新鮮でした。静岡茶とシャトレーゼの焼き
このnoteは島根県出雲市にある、湯の川温泉の旅館、湯宿 草菴から生まれた革製品オリジナルブランド【NARUHIKO UCHIDA IZUMO】 の制作者の想いを綴るnoteです。 【NARUHIKO UCHIDA IZUMO】 のレザーアイテムはすべてが手縫いで仕上げられています。 手が不自由な私だからこそ「手仕事」にこだわっていると言っても良いでしょう。これも、ひとつひとつの作品に隠された私のメッセージなのです。 ■ブランドを立ち上げるまでの軌跡■ 「手縫い」へのこ