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きょうの聡太くん 2023/10/21

 きのう、ふと気になって、ドコノコ(糸井重里の作った犬猫版インスタみたいなアプリ)で「聡太」と入れて検索してみた。ずばり名前が「聡太」という犬猫は我が家の聡太くんしか出てこなかった。
 そこはやっぱりいつもの獣医さんに「ええー、将棋指しの?」と言われたとおり、勝負事をする人間の名前をそのまま付ける人は少ない、ということなのだろうか。
 それで次は「ボンド」で検索をかけてみた。いま大人気である某アニメのモフモフしたあのでっかい犬の名前だ。
 出てくるわ出てくるわ、犬猫問わずボンドくんがいっぱい出てきた。どんだけ人口に膾炙した名前なんだ……と思ってしまった。
 未来予知の力がなくてもボンドという名前をつけることはできるが、聡太というガチ偉人の名前はさすがに遠慮する人が多いのかなあという感じだ。
 もしかしたらボンドという名前は子供さんが付けたがるのかもしれない。某アニメは夜遅くにやっているわけだが、録画して観るのが当たり前だろうから、子供さんも観ているはずだ。録画しなくてもサブスクで観ることもできる。恐るべし某アニメ。秋田県でもこのあいだ2期第一話が放送されてそれはそれは楽しく観たのだった。

天守閣(仮)から民草を見下ろすお殿様。


 今朝、聡太くんは非常にご機嫌斜めだった。
 着替えて茶の間にいたら、手に激しく噛みついてきた。ゴリゴリゴリゴリ噛まれた。痛かった。
 なんというか、上顎と下顎に全力をかけて噛まれて、「こういう顎ぢからなのか」と思った。もちろん手はボロボロになった。
 顎ぢからエグ男くんだ。毎日カリカリを食べて特訓しているからかもしれない。「ガリ……ガリ……」と噛んでくる。痛い。
 かじられるときは握り拳にするとそれほど痛くない。ただ歯で細かい傷がどんどんできる。風呂に入ったりアルコール消毒するとしみる。結局痛い。
 ワニは開く力が弱いとか言うが猫はどうなのだろう。犬は散歩中の拾い食いを防ぐために口輪をつけたりするが、猫は散歩しないのでそういう可哀想なものはつけない。
 とにかく猫の顎ぢからを侮ってはならない。

「きしゃー!!」


 なんで聡太くんがご機嫌斜めだったのかさっぱり分からないでいたら、どうやら母氏がラグビーのワールドカップを観るために早起きしたせいで、遅い時間(あるいは早いのかもしれない)に布団に潜入してきた聡太くんは遅寝早起きしなくてはならず、睡眠不足だったらしい。
 聡太くんはさんざん暴れた(走り回り人間の手を噛みテレビ前で座り込みをした)あと、父氏の安楽椅子に座ってスンヤリと寝ていた。
 眠いなら寝たいだけ寝ていていいのに、なぜ人間を噛みまくったのだろう。そっちのほうが手っ取り早く睡眠不足を解消できる気がする。
 ラグビーのワールドカップ、ルールがよく分からないなりに大変面白く観ていたのだが、日本が負けたとたん報道が激減するのはどうかと思っている。ふつうにいまどこのチームが調子がいいとかそういうことを知りたいし、ウォークライも観たいのだが。ウォークライをやるチームは勇ましくてカッコいいので、日本チームもドジョウすくいでもしたらよかったのではないか。ぜんぜん勇ましくないな……。
 話題を戻す。聡太くんは眠いと噛む癖があるようだ。昼に起きていても金ローの映画なんぞ観て夜更かししていても噛まれる。
 こういう噛み癖が治らなかったのは飼い主の失態である。しかし我が家にいるぶんにはぜんぜん構わない。だからわたしは責任を全うせねばならない。

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