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きょうの聡太くんとヘドロ飼い主 2023/12/24

 前にも書いたと思うが、我が家はわたしと母氏だけがクリスチャンである。だから2人で買い物に出かけた先で、商業主義バリバリのクリスマスフェアなどが展開されていた場合、「おめーらクリスマスをなんだと思ってんだwww」と突っ込んだりしている。
 わたしも数年前まではちゃんと教会に行っていたのだが、教会に集まってくる人たちにうまく馴染めなくて(まあ小中高と学校に馴染めない人間だったので当然である)、最近では聖餐に与るために月一で教会に行っている。
 教会では毎年クリスマスイブに「イブ礼拝」といって夜にちょっとしたイベントを開催していた。しかし今年はクリスマスイブが日曜日なので、「イブ礼拝」もふだんの礼拝と同じく午前中に行われることになった。
 ここ数年、クリスマスはずっと父氏としょんぼり夕飯を食べるだけだった。しかし今年は何年ぶりか分からない家族の揃ったクリスマスだ。特になにも祝わないがめでたいのでそれで構わない。
 聡太くんになにかクリスマスプレゼントをしたいなあと思うのだが、たぶん聡太くんはチキンをもらえたらいちばん喜ぶのだと思う。動物は食べるのが好きである。食べるのは生きることだからだ。

でっかくなったね……。


 きのうの夜さあ寝るか、と寝る支度をしていたら、聡太くんがなにやら暗がりでカシャカシャやっていた。見たらビニールかラップかなにか、透明な人工素材を噛み噛みしていたので叱って取り上げた。
 たぶんゴミ箱から引きずり出したのだと思う。なんでそんなことをするのか。飲み込んだら具合を悪くするのだ、やってはいけない。
 なので寝るとき「大丈夫かなあ……吐いて喉に詰まったりしないかなあ……」と思いながら寝た。そして朝起きてきたら聡太くんはピンピンしていた。
 引きずり出せるところに捨てた我々人間が悪いのだが、猫という生き物は飼い主に心配をかけるのが得意すぎる。本当にお前という子は……。
 母氏が言うには、きのう聡太くんはけっこう早い時間に2階に上がってきて、「ねるー」と布団に入ってきてコテンと寝たらしい。心配して損した、のやつであった。

「ここ、あったかいのよ」


 さて、録画機をいじって来週日曜になにか録画するものあるかな……と見てみたら来週はもう大晦日であった。
 早い、一年が流れるのがあまりにも早い。聡太くんがやってきたのはついこのあいだだったはずなのに、もうすぐ「おととしの5月」になってしまう。つまり「鎌倉殿の13人」が、もうすぐおととしの大河になってしまう。
 きょうは大河がないわけだがなにを観るのだろう。年末年始の特番はむやみに長くて困る。長い特番は観ているだけでヘトヘトになってしまうではないか。特にお笑い番組は笑いすぎてぜえはあしてしまう。
 将棋フォーカスも再放送だしえねっちけー杯の時間は「将棋の日」だ。次の一手名人戦とか席上対局とかそういうやつである。これは録画して母氏と観る。
 なのでバテン・カイトスでずっとストップしていた原因のシューティングのミニゲームをやるか……と思っている。シューティングやアクションなどの運動神経の必要なゲームはたいへん苦手である。このシューティングをクリアしないとお話が進まない。頑張ろうと思う。

「どうも、おいなりさんです」


 ヘドロの話ばかり書いてしまったのでもう一つ。きのう、親戚に少し前に不幸ごとがあったらしく、父氏がいわゆる「御仏前」を届けにいったら、お返しの品を紙袋に入れてもらって帰ってきた。その紙袋からお返しの調味料セットを取り出したら、聡太くんは紙袋に突撃していき、「ぼく、おいなりさんになりたいの」と言わんばかりに紙袋に収まってしまった。
 しかし紙袋が好きなのかなともう一度見せても「ふーん」であった。猫は気まぐれである。

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