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きょうの聡太くんとプレイバックたまちゃん及びヘドロ飼い主 2023/3/31

 年度末である。3月が終わろうとしている。わたしは相変わらずなにも変わらない暮らしをしている。
 聡太くんは当然、猫なのでなにも変わらないのが当たり前だ。毎日朝こっ早く鳴いて母氏を起こし、人間がばたばたしている間にぐうぐう寝ている。羨ましいくらいなにも変わらない暮らしだ。
 わたしはなにか新しいことをしたいと思う。でも実際に行動に起こす勇気はない。新年度からはなにかギアを入れて真面目に取り組むことを増やそうと思う。
 人間は猫のようにぐうたらと過ごしてはいけない。ちゃんと生きていかねばいけない。とりあえず統合失調症を治そう。そして食べていく手段を模索しよう。そういう気持ちだ。

「ひなたぼっこ、まぶしいんですよ」


 最近聡太くんの中で「水滴観察学会」が熱いようだ。人間が食事をしたあと、台所のシンクに飛んでいって、水滴が動くのをじっと観ている。
 いつも父氏のグラスをひっくり返すので、中身を捨ててほしい、とお願いしたら、父氏はグラスの中身をぞんざいにシンクに捨てて行った。そうじゃなくて、ディスポーザーに落として、その上でディスポーザーをまな板とツボでフタしてほしいのだが、そういうことをお願いしてもやらないのが父氏である。
 いつぞやの喧嘩はわりとあっさりと仲直りできた。これからは父氏が食べるのをせかさないようにすると決めたのだが、本当にのんびり食べるし食べる量も少ない。この人は霞を食べて生きているのだろうか。
 父氏はともかく、聡太くんは元気いっぱいで食べている。きょうはとても健康そうなUNKOを出した。素晴らしい。
 生きているだけでもはや富士山である。毎日が楽しそうだし、水滴観察学会をしているときの真剣な顔はとてもかわいい。ただアンヨをビチョビチョにして歩き回るのはやめていただきたい。
 聡太くんとの幸せな暮らしのために、なにか努力しようという気持ちである。

あんよ、こんがらがってるよ。


 朝ドラ「舞いあがれ!」が終わった。それなりに楽しく観たし最終回は感動した。端的に言って面白かったのだと思う。
 次の朝ドラ「らんまん」も楽しみだ。「牧野富太郎 きのこ踊り」でググると笑えると聞いてググってみたら本当に笑えたので、この愉快な紳士を神木隆之介くんが演じるのか、と思うとワクワクしかない。
 朝ドラを観始めたのは「ごちそうさん」からだ。当時簡単なアルバイトをしていた会社が市の助成金ありきの経営をしていた会社で、助成金が出なくなって、辞めざるを得なくなりぼーっと生きていたときに初めて観たのが「ごちそうさん」だったのである。
 そういうわけで朝ドラには感謝している。どん底であることを認めるのに、あのぼーっと生きていた時代は必要だったし、なにも楽しくなかったころ朝ドラを楽しいと思えたのは素晴らしいことだったのだと思う。
 ちなみに聡太くんは朝ドラに興味はない。むしろテレビの前に座って妨害してくる。ちょうど「舞いあがれ!」の人力飛行機編のあたりでテレビを塞ぐネコハラをしてきたのを覚えている。
 ネコハラ、はたから見れば楽しそうに見えるかもしれないが、実際にやられるとなかなか困る。まあ大河ドラマ「麒麟がくる」で、緊迫したシーンでゲロを吐いたたまちゃんに比べればまだかわいい方だと思うのだが。
 どん底を脱出するぞ、という決意がむくむくと膨らんできた。聡太くんのためにも、明日から始まる来年度はいいものにしたい。

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