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きょうの聡太くんとプレイバックたまちゃん 2024/3/22

 聡太くんはよく口が開いている。ほんのちょっと、少し歯が見える程度に口をぽけーっと開けている。なぜかは知らない。フレーメン反応するような匂いがあるわけでもないのにぽけーっとやっている。
 ハードボイルド顔の猫なのになんてゆるさだ。聡太くんはマズルが長いハードボイルド顔なので、舌がちょっとはみ出している、というのは見たことがない。
 たまちゃんはよく舌がはみ出ていた。たまちゃんはお顔がまん丸でマズルが短いかわいいお顔だったのでそうなったのだろう。
 いや聡太くんももちろんかわいいのだが、そこは性別の差なんじゃないかなあと思う。聡太くんは甘えん坊将軍だが男の子だ。ハードボイルドな男前がベッタベタに甘えてくるというギャップ萌えをやっているのかもしれない。それにほだされるかねざわ家もなかなかに単純だ。
 ハードボイルド顔でも心は赤ちゃんなのだ。生まれたときから飼い猫なのだから仕方がない。でもXで見かけた巨大猫くんはライオンみたいなコワモテであった。聡太くんがそこまでのコワモテじゃなくてちょっと安心している。猫は丸いお顔がかわいい。

 何度も書いているとおり父氏が高校野球無限に観るマンになっていて、聡太くんはときどき父氏の膝に甘えにいっている。
 きょう公募の原稿を進めながらふと顔を上げたら、父氏は聡太くんのしっぽをつついたりつまんだりして遊んでいた。陥落されている。
 中学3年生の夏休み、子猫(たまちゃん)を拾った、と父氏に連絡して飼っていいか訊いたら「だめ」と言われたのだが、なんだかんだ「たまごろう」とあだ名をつけるぐらいには可愛がっていたし、最近では聡太くんの長いしっぽを面白がっている。完全に陥落されている。即落ち2コマだ。
 Xで見かけたのだが「猫なんて飼わんぞ!」と言っているお父さんが、猫を飼い始めると猫を超可愛がる、というのは海外でもあるあるらしい。
 家族が聡太くんを可愛がってくれるのは単純に嬉しい。そして父氏と聡太くんが椅子の奪い合いをしているのを観るのは実に楽しい。

「ええっ、いまからでもはいれるほけんがあるんですか!?」


 動物病院からマダニとフィラリアの予防をしましょうというハガキが来ていることは前に書いたと思う。特に今年は暖冬だったので、マダニは3月から、フィラリアは5月から対策をしなくてはならないらしい。
 そう言われてもたまちゃんのときはそういうものを気にしない超大らか生活をしていたので、なにをどうするのかわからない。というか去年おととしの聡太くんもそんな感じの大らか生活であった。いつもの獣医さんはそういうのを神経質に気にする人でなかったのも大きい。
 月一でお高い薬をつけるとか月一でお高い薬入りのおやつを食べさせるとかそういうのだったらお財布が持たない。でも聡太くんが健康なのがいちばん嬉しいし、蚊に刺されて暴れるたびに心配するのも嫌だし、アースマットを焚きっぱなしにするのも猫の肺にはよくないそうだ。
 しかしハガキを送ってきた動物病院は恐ろしく待たされるし恐ろしく代金がかかる。どうしたものだろう。早くいつもの獣医さんが健康体になって戻ってきてくれるのを願うしかないのだが、いつもの獣医さんは父氏とタメなのでいつ引退なさってもおかしくないのだ。
 ワクチンを打つ7月には復帰しておられるだろうか。よその動物病院で打つよりはいつもの獣医さんがいい。
 わがままな飼い主だなあと自分でも思う。しかしいつもの獣医さんは本当に信頼できる獣医さんだ。どうか獣医さんの病気がよくなりますように。

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