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きょうの聡太くんとプレイバックたまちゃん及び花の話 2023/3/29

 たまに花の話をしていいだろうか。もちろん聡太くんのことも書くのでいいよね、いいと思うんだけども。
 いま我が家の風除室は激しく花盛りである。去年の秋に買ってきたビオラとパンジーがモリモリと花をつけている。見るだけでニコニコしてしまう。
 特にすごいと思うのが、地元のホームセンターで買ってきたフリンジ咲きのビオラだ。フリンジ咲きは弱いイメージがあって、事実おととし花屋で買ってきたフリンジ咲きのビオラは冬が終わっても咲かなかったのだが、こいつはビックリするほど花芽を上げてモリモリと咲いている。ホームセンターでの管理が行き届いていたのか、はたまたそういう品種なのかは分からないが、とにかく元気がいい。

フリンジ咲きのビオラ。


 4株、チェーンのホームセンターで買ってきたふつうのビオラも、色とりどりに花盛りだし、どこで買ってきたかちょっと忘れたけれど青のパンジーもたくさん咲いている。
 これからはもう毎日水やりをする感じなのだと思う。植物大好きの入り口が多肉植物だったので、どうも水切れを起こしがちである。
 庭の梅の木も、次第に枝の先が赤くなってきた。いつ咲くのかとワクワクしている。

花盛り。


 とにかく花が無限に欲しいのだ。ベランダーならぬ風除室ァーである。しかし風除室は狭いので、とりあえず現状で満足するしかできない。あとは部屋の窓辺がせいぜいだ。
 なんでかというと、聡太くんの手の届くところに置くと、確実にひっくり返されるし、毒のある植物だと聡太くんが口に入れたとき危険だからである。
 たまちゃんの晩年は高いところに登れなかったから、シクラメンやビオラを家のなかに置いておけたのだ。聡太くんなら確実によじ登って撃墜する。実際シクラメンの夏越しに成功した球根を掘り出された。シクラメンは毒なので、飾るのを諦めたのだった。

珍しく膝に乗ってきたところ。


 聡太くんはきのうの夜、水滴観察学会を始めて、ずっとシンクを見ていた。父氏に「ウイスキーのグラスをひっくり返して氷で遊んでるから気をつけて」と言ったら、父氏は適当にシンクに氷を捨て、聡太くんはそれに興味津々だったのである。聡太くんの手の届かないところに捨てねば意味がないというのに……。
 いちど水滴観察学会が始まってしまうと、なかなか茶の間に連れ帰るのが難しい。聡太くんが楽しいのがいちばんだが、足をビチョビチョにして歩き回るのは勘弁願いたい。

「ねむい……」


 きのうは人間が早々に寝てしまい、わたしも寝るかぁと部屋にひっこんだところで、聡太くんにおやつをあげていなかったことを思い出した。
 ごめんよ、と思いながら、ちゅーるの入っている棚をぎぃと開けると、聡太くんはドアを開けて目を輝かせて猛ダッシュで近寄ってきた。食い意地がすごい。
 しかし食い意地は生きるのに必要である。たまちゃんの晩年を見ていたから分かる。いっぱい、食べたいだけ食べたがるのがどれだけありがたいことか。
 食いしん坊はいいことだ。選り好みせずなんでもおいしいおいしいと食べてくれる聡太くんはいい子だ。でも人間の手はかじってもおいしくないと思うので噛む噛むエヴリバディはしないで欲しい。

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