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きょうの聡太くんとプレイバックたまちゃん 2023/1/25

 大寒波である。日本各地で雪が降って交通が麻痺して昨晩は帰宅難民まで出たらしいというのはツイッターで知った。
 しかしどうだろうか、秋田県内陸北部はビックリするほど静かだ。すさまじく寒くて最高気温がマイナスの真冬日なのだが、水道管もいつも通り対策したので凍らなかったし、窓が真っ白く凍ってシバレ雪が降る程度である。
 都会が混乱する状況がここではまったく当たり前で、最高気温がマイナスでも交通麻痺はないし小学生も当たり前に徒歩で登校していく。北日本の民は無駄に強い。
 きのうはさすがに冷えたので、聡太くんが寒かろうと茶の間のエアコンで暖房しておいた。わたしの偏見だが北日本の民はエアコンの暖房を信頼していないと思う。
 部屋に帰って布団に入ってからも寒くて、なんだかんだ聡太くんと母氏が「お二階いくか?」「にゃー」と話しているのを聞くくらい、恐らく11時くらいまで眠れなかった。
 聡太くんは母氏の肩に頭を乗せて寝るらしく、「ゴキゴキにこってる」と母氏は言っていた。やっぱり猫のお布団潜入というのはそんなにいいものではないようだ。

「あっ! おとーさんがれーぞーこあけたぞ!!」


 聡太くんは子供から若者になりつつある。すっかりシュッとしたお兄さんだ。
 再来月には一歳になるんだよなあと思うと不思議な感じがする。猫は人間に飼われていると永遠に子猫の精神らしいのだが、そのせいかときおり子猫のような顔をする。そういうところが実にあざとい。
 かわいいのでつい手からおやつをあげたくなる。いまは歯磨き効果のあるカリカリのおやつと乳酸菌入りちゅーるが主なおやつだが、ちゅーるは食べるのがヘタクソでパッケージを噛むので、ちゅーるはお皿に出して与えている。
 カリカリのおやつはよく噛むことで歯磨き効果がある、というのが謳い文句で、少々口が臭うので効くといいなと買ってきたのだが、あんまり噛まずにモグモグと食べてしまう。でもかわいいので一粒一粒指でつまんで食べさせている。
 夜8時くらいになるとおやつをねだり始めるので、「おやつ食べるか?」と声をかけるとしっぽをピーンと真上に伸ばして「ううにゃんっ」と返事をする。かわいい。
 いまも「人間の食べ物」と称してササミを茹でたやつを与えているが、チンしたては熱いのでハフハフしながら食べている。熱い、でも食べたい、という葛藤が伝わってきて、猫の葛藤は気楽だなあと思う。
 もう2ヶ月したら朝夕2回の食事になる。そうなったらムラ食いをするようになるのだろうか。聡太くんは食欲の塊なのでぜんぶぺろっと食べて「おひるはー?」というリアクションをする気がする。

新種の古代生物、ニャンモナイト・ベロチラス。


 さて、こんな大寒波の日だというのにきょうは絵画教室に行かねばならない。まあ大寒波でも通常運転なのが北日本の民だ。聡太くんは砂漠の民族の末裔なのでいちおうホットカーペットもつけていこうと思う。
 絵画教室の先生のところの子猫ちゃんは元気だろうか。名前は決まったろうか。ちょっと楽しみだ。よそに譲ってしまった可能性もないわけではないのだが。
 猫というのは愛情の深い生き物だなあと思う。少なくとも聡太くんは人間が大好きだし、たまちゃんも控えめではあったが人間が好きだった。
 いい人間でいたい、と思う。

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