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きょうの聡太くんとプレイバックたまちゃん 2023/11/28

 聡太くんが朝から荒ぶっている。元気いっぱいというか、ドアを開けて出ていって戻ってきてを繰り返したり、押入れを開けようとしたり腕に飛びついてきたり、なんというか、とにかく元気そのものなのである。
 今朝はゆっくりのんびり寝ていたらしい。それで元気なのだろう。若くてよろしいと思う。
 飼い主のほうは公募の原稿を進めたかったが天気がひどくていつ雷が鳴るかわからないので諦めた。それから洗濯物もたくさんあったので、ゆっくり時間が欲しい公募の原稿は諦めざるを得なかったという感じである。
 パソコンは毎日動かさないと起動が遅くて困るのだが仕方がない、のんびりやろうと思う。土曜日にやろうと思っていた作業をきょうに回せばいいだけなのだ。
 猫を見習って、簡単にイライラしない人間になりたい……と思うのだが、聡太くんはイライラしなくても突如猛獣になって飛びかかってきたり激しく噛んだりする。あと人間が夜遅くに起きていてもガリガリ噛む。なんなのだろう。イライラしているのだろうか。

「かいてきですよ、ええ」


 きのうはぼーっとインスタを見ていた。インスタには主に猫が流れてくる。それで「飼い猫永遠に赤ちゃん説」がわりとマジなのでは……? と思った。
 インスタによると猫という生き物は基本的に野生では盛りがつかないかぎりニャーニャー鳴かないらしい。子猫のときだけ、母猫を呼んでニャーニャー言うらしいのだが、飼い猫は心が赤ちゃんなので飼い主にニャーニャー鳴く、という説がまことしやかに流れていた。
 ソースがインスタなので本当かどうかはわからない。だが永遠に赤ちゃんなのだと思うと可愛くてたまらない。我が家にやってきてすぐのちょこまか動いていたころと変わらないのだ。なんて可愛いんだろう。
 しっぽを立ててお尻の穴を見せているのも母猫にチェックしてもらうためらしい。子猫にもほどがあるぞ。
 猫は顔も永遠に赤ちゃんのままのネオテニー生物だと何かで聞いた。ウーパールーパーとおんなじだ。そう思うと急にウーパールーパーまで可愛く思えてきた。いやウーパールーパーは可愛いのだが。

絶妙なところで寝ていらっしゃる。


 聡太くんはわりと顔にシワがよりやすい子なのだなあと昨日気付いた。ときどきすごくタローマンにそっくりな顔をするのだが、鼻筋にシワがよるからタローマンみたいな顔に見えるのだ。
 芸術は爆発である。思えば中学の美術部で顧問の先生(大男)がエプロンにアイロンプリントで「芸術は爆発だ」とでかでかと貼り付けていたような気がする。あの先生はお元気でいらっしゃるだろうか。
 聡太くんに話を戻す。聡太くんは鼻筋にシワがよるので、目をぎゅっと閉じると顔がクチャクチャになる。癖が強い。
 とても表情豊かでよいと思う。もしかしたらたまちゃんも表情豊かな子だったのに、わたしが気付けなかっただけかもしれない。そもそも猫という生き物が表情豊かなのではないだろうか。
 犬のように分かりやすくニコニコしたり落ち込んだりはしないが、体のどこかがそのときの気分を如実に表している。猫というのは面白い。

 きのうテレビで神社の巨大絵馬制作の様子をやっていて、御歳90歳の日本画家が竜を描いていた。
 両親に「こんな感じで歳とって」と言って笑ったが、仮に聡太くんが20歳まで元気だったら、両親は生きていたら80代であることに気付いた。
 もしかしたらわたしは一人で聡太くんを見送るのかもしれない。聡太くんにも両親にもできるだけ元気でいてほしいなあと考えてしまう。
 みんな健康で長生きするに限る。

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