きょうの聡太くんとプレイバックたまちゃん　2023/9/22

　きのうはやべえ雨が降った。なお幸いにして我が家は無事だ。
　ちょうど夕方、買い物に出かけるくらいの時間帯に、特に激しく雨が降った。そんなやべえ雨のなか家電量販店にスマホ用のキーボードを買いにいったのは、母氏に多大なる迷惑をかけてしまったと思っている。
　キーボードを手に入れて、スーパーに向かったところ、雨のせいでお客さんはまばらだった。疲労感がマックスだったのでちらし寿司弁当とカルパッチョを買ってきて、ちらし寿司弁当はわたしと母氏で食べてカルパッチョは父氏の酒のあてにしたのだった。
　買い物に出かけるとき、聡太くんは玄関先で「にゃあああ〜」と長い声で鳴く。「ぼくをおいていくな〜」なのか「いってらっしゃーい」なのか、そこはわからないが、愛情のようなものを感じる。
　ときどき玄関に陣取って転がり、お出かけを阻止しようとすることもある。聡太くんは人間が大好きなんだな、といつも思う。
　そしていつも出かけるとき、「おいしいもの買ってくるからな」と言って家を出るのだが、聡太くんにとっておいしいものが出てくることはめったにないのだった。

「いけめんすぎてがめんがわれたらごめんね」

　きのう聡太くんは激しく「ぼーるなげてー」とボールを持ってきた。投げてやると大ジャンプして打ち返してくる。バレーボールの選手になれそうだ。
　元気そのものである。ボールでしばらく遊んで、ちょっと足をテーブルにぶつけたりもしていたが、それでもとてもとても楽しそうだった。
　健康なんだなあこのひとは……と思った。なんの心配もしなくてもよさそうだ。きょうはいつものようにキャットケージの上によじ登っていた。
　人間の不安など関係なく、聡太くんは聡太くんの生きたいように生きている。自由の獣だ。フリーダムだ。
　心穏やかサプリメントが終わったらお腹の調子も戻ってきた。安心である。健康というのは何度だって言うがすばらしいものだ。

おてて長い、そしてゴツい。

　きょうの朝はすごく寒かった。布団から脱出できない感じだ。
　聡太くんは最近掛け布団の魅力を知ったらしく、母氏の布団に図々しく入ってくるらしい。掛け布団だけでなく、父氏の安楽椅子のくぼんだところに寝ていることも多い。安楽椅子の上には座布団が置かれていて、それもまたいい塩梅で真ん中がくぼんでいる。
　自分のお布団で寝なさいよと思うのだが、聡太くんの布団には掛け布団がない。それに人間の座布団のようにフカフカしていない。
　夏のクソあっついときはよく自分の布団で寝ていたのに、ここのところずーっと父氏の椅子で寝ている。なので父氏は帰ってくると「そうくん……」と悲しげな顔をして、聡太くんの寝ている座布団を持ち上げてオットマンに移動させるのだが、結局膝の上に乗せることになる。
　きのう、聡太くんが寝ぼけた顔で父氏の椅子に座っていたので、ダメもとで「一緒にお昼寝しようよ」と誘ってみたら、大喜びで膝に乗ってきた。重たいがたいへんホカホカで気持ちがいい。
　この間設備充実の動物病院で聡太くんの体重を測ったら４キロあった。たまちゃんのほぼ倍だ。猫としては巨大でもなんでもないが、最初のサンプルがたまちゃんなのででっかく感じる。
　そもそもたまちゃんは人間の膝に乗ってお昼寝するなどという馴れ馴れしいことはしなかったヒトなので、あまり重さを体感したことがない。それを思うと聡太くんはでっかくて重たいなあと感じても仕方がないかもしれない。
　いつもの獣医さんいわく、「猫は２歳くらいまで大きくなるよ」とのことなので、まだまだ聡太くんには成長の余地はあるはずだ。どれくらい大きくなるか、とても楽しみだ。