きょうの聡太くん 2024/5/2
きのうの夜、霜の注意報が出た。天気がよかったぶん地上の暖かい空気が空に抜けていってしまうのだ。だから曇りの日のほうが暖かいことがよくある。
で、縁側の屋根のかかったところにジャガイモ栽培キットを置いているのだが、寒さで枯らしたら可哀想だと室内に入れた。しかしいままで聡太くんは奥の廊下に行けなかったが、いまでは知恵をつけて、しょうじの破れたところから奥の廊下に行ってしまう。
なので最初はなにか被せようと思ったのだが、それではおそらくお話にならないだろう。なのでジャガイモ栽培キットは部屋に持っていくことになった。
たぶんジャガイモの葉っぱというのは、芽がそうであるように毒があるのではなかろうか。もしかじったりしたら大変だ。できればもう霜が降りる寒さは勘弁してほしい。
きのうは通院だったので母氏は休みであった。わたしだけでなく母氏も通院だったわけである。
母氏は休みなのでソファに座ってぼーっとテレビを見たりスマホを観たりしていたのだが、そうしたら聡太くんはべたーっと母氏の膝に座っていた。聡太くんは重たいので、母氏はだんだんと腰痛を催して、ソファから座布団に移動した。これなら大丈夫かと思ったら聡太くんはまたしても膝にひっつきにいった。
どれだけの甘えん坊なんだい、きみは。聡太くんの甘えん坊将軍ぶりがやばい。そのくせ口をちょっと開けるとかゆっくり瞬きするとか、そういう猫っぽい愛情表現をほとんどしないのだ。猫というのは人格ならぬ猫格がいろいろで面白い。
きのうの夜、人間が寝る支度をしていると聡太くんは父氏の椅子でくつろいでいた。
歯磨きしていても出てこないので、てっきりルーティーンはないのかな、と思っていたら、ちょっと茶の間を覗いたところ、聡太くんは椅子から移動してテーブルの下に隠れていた。眠かったので省エネ版ながらルーティーンどおり遊びたかったのである。
聡太くんは最近意志がハッキリしている。好きじゃない食べ物は食べないし遊びたいときは１人で奥の部屋や２階に遊びにいく。大人猫になったのだなあと思う。人間がどう思おうと、そこに興味はないのである。
なおこの間聡太くんが断固拒否したパウチは母氏の同僚さんがもらってくれた。同僚さんの猫ちゃんはグルメだそうで、もし食べなかったらその方のご近所で地域猫の世話をしているひとに譲るのだそうだ。
それにしても最近聡太くんは１日１善ならぬ１日１事件みたいなペースで悪さをしている気がする。
あのちいちゃかった聡太くんが毎日なんかしら問題を起こすでっかわ生物になったのだから成長というのは恐ろしい。聡太くんが我が家にやってきた日は大河ドラマ「鎌倉殿の１３人」で壇ノ浦合戦の回をやっていた日だ。あのドラマの蛮族みたいな義経の気風に似てしまったのだろうか。
そして「鎌倉殿の１３人」といえば「成長著しい金剛」であるが、聡太くんが子猫のころにそれを真似て「成長著しい聡太」というコラを作った。どうやら子犬や子猫を飼い始めた鎌倉殿クラスタのみなさんは「成長著しい●●」という印象を受けるものらしい。
毎日悪さをしてくれるのが楽しいというのはマゾヒズムなのだろうか。単純に楽しいのだが。