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きょうの聡太くんとヘドロ飼い主 2023/8/18

 きょうの明け方、聡太くんが激しくニャーニャー騒ぐので目が覚めた。どうやら母氏がトイレに起きてきて、それで廊下のドア越しに「ぼくもそっちにいきたい、あるいはこっちにこい」と鳴いていたらしい。
 そのあと聡太くんは丹念にトイレをガサゴソした。もうそれですっかり目が覚めてしまった。
 まあきのう、9時半くらいに眠気に敗北したので仕方のないことかもしれない。起きたら4時50分で、とりあえず夜暑くなったら飲もうと枕元に置いておいたボトルの水をぐびぐび飲み、それでもいまいちシャッキリしないのでクッキーをぽりぽりと食べ、シャワーを浴びて上がってくると母氏が聡太くんを膝に乗せていた。
 聡太くんは母氏が好きだ。いちばん世話をしているのはわたしのはずなのだが。しかし母氏の友達は文鳥のひなを家に連れ帰るとき、店のひとに「ひなのころ世話をしてくれた人に懐くとは限らないよ」と言われて、せっせと世話をしたものの結局旦那さんにだけ文鳥が懐いてしまったそうなので、猫にもそういう気持ちがあるのかもしれない。

「ほぁ」


 きょうは朝こっ早くに目が覚めてしまったので、ついウトウトしかけて大変だった。
 なのできょうは買い物ついでにリポビタンDのライトというやつを買って飲んでみた。けっこうカフェインを含んでいるのでわりとシャッキリした。
 さすがにエナドリの類は怖くて飲む気になれない。躊躇なくエナドリを飲むひとを尊敬すらする。
 まあ無理はよくない。昼ごはんを食べたらしばらく休むつもりだ。余裕があれば高校野球が休みのうちに録画したえねっちけー杯を観たい。
 きのう、「いっつもソファで昼寝してるから熱がこもって暑いのでは? それなら床に伸びればいいのでは? と床に寝たら大して汗をかかないで済んだ。ただし変な夢をたくさん見た。
 聡太くんは床に落ちているとき、変な夢を見ないのだろうか。涼しいから床に落ちているのだと思うのだが、硬いので寝心地は悪かろう。

「ほああ……」


 聡太くんはよく床に転がって、というか落ちているのだが、完全に往来をふさぎにくるときがある。
 廊下に堂々と横になっているのを見るたびに、「そんなとこで寝てると踏まれるよ」と思うのだが、人間がよけるので基本的に踏んだことはない。ただしっぽをうっかり踏んで「ギャン!」と言われたことはある。
 小さいころ、「人間をまたぐとまたがれた人間は縮む」という恐ろしい迷信を聞かされた。祖母がよく茶の間に寝転がって「はぐれ刑事純情派」を観ているのをまたいだりしていたからだ。
 なので小学生くらいになって、小太りになってからは、寝転がっているときに「またいでいいよー縮みたいからー」という子供になった記憶がある。
 廊下に寝ている聡太くんをまたぐたびそういうことを思い出すのだった。

「ホガーッ!!」


 きょうもじりじりと暑い。無印の白桃&グリーンルイボスがたいへんおいしい。これは水出しのお茶で、4時間抽出して飲む。さわやかだ。
 暑くても冷たいものばかり食べていると具合が悪くなる。冷たいのはやはり体に悪い。しかし暑いと熱いものは食べたくなくなる。
 韓国だと「夏は熱いものを食べ冬は冷たいものを食べる」という風習があるらしい。健康でいるのは大変なことだ。
 聡太くんのカルカンパウチやささみは都度レンチンしているわけだが、聡太くんは熱いものを上手く食べられないようだ。まさに猫舌である。
 カルカンパウチは人間が付け合わせをとるのに使うような小皿に盛り付けているのだが、どうもうまく食べられないらしくキャットフードが皿のふちに引っかかって、あとから縁をなめている。
 そしてびっくりするほどきれいに食べる。洗わなくていいんじゃないかってくらいきれいに食べる。清々しい食べっぷりである。
 人間も頑張って健康的な食生活をしなくてはならないな、と思う。聡太くんを守るためにも。

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