きょうの聡太くん　2023/9/18

　聡太くんがなにやら鼻をヒクヒクしている。きのうのうちは人間の食べ物の匂いをかいでいるのだろうと思っていたし、きょうもそうであれと思うのだが、なんでもないときにヒクヒクしているように見えてとても不安だ。
　土曜日に設備充実の動物病院に行ったときは血液検査やらレントゲンやらいろいろやって問題なしだったのに、ここにきてまた体調を崩しつつあるのだろうか。やめてほしい。もしこの間と同じなら、いつもの獣医さんに連行しても注射をブスッとされて薬が出る。動物には保険証がないので全て実費である。
　もしかしたら聡太くんは案外弱い子なのかもしれない。子猫のときからお腹の調子がおかしくて痩せていたし、いまもけっこう体つきは大きいのに４キロしかない。痩せているのだ。
　明治大正の文豪のように痩せていてゲホゲホするのだろうか。やめてほしい。聡太くんは令和の猫だ。
　幸いご飯はおいしいおいしいと食べてくれる。単に動きすぎなのだと思いたい。

「おはなっておいしいんですか？」

　きょうは朝からとんでもない雨が降ってびっくりした。気温が上がってきてジメジメする。
　いい天気だったらどこかに遊びに行きたかったが、この天気ではとてもとてもという感じだ。
　なのできょうはのんびりと読書をして過ごそうと思う。昔読もうとして途中でやめてしまった筒井康隆の「ビアンカ・オーバースタディ」という本を読んでいるのだが、かわいいイラストに騙された。内容はガチの筒井康隆であった。
　バテン・カイトスも遊びたいのだが、静かにセリフをちゃんと聞けるところでやりたいので、きょうは雨だしやるかどうかわからない。
　なお、ここのところＸでバテン初見プレイのタグを見て新鮮な感想にニコニコするなどしている。あのシーンまで到達したら初見のみなさんはどんな反応をするのだろうか。
　それくらいすごいゲームなのでぜひみなさん遊んでみてほしい。個人的な推しはフォロンです。

おててながーい。

　聡太くんは最近よく父氏に甘えている。父氏の膝の上に陣取り、自分の手足をなめたり寝たりしている。母氏には前と同じようにベッタリと甘える。
　わたしにだけ甘えにこないのだ、こんな寂しいことがあるだろうか。
　いや、きのう将棋えねっちけー杯を横になって見ていたら、膝にホイと乗ってきた。暖かくてだんだんと眠くなり、そのまま寝落ちして目が覚めたら終盤戦に突入していた。
　それは単にわたしの棋力では中盤を面白く観ることができないのもあると思う。もうずいぶん長いこと将棋を指しに行っていない。
　詰将棋だけはコツコツとやっているのだが、やはり実際に指し将棋をしないと上手くならないのはあると思う。
　しかし将棋道場に行くと確実に疲れる。疲れると下手すれば具合を悪くする。
　大河ドラマは万全の状態で観たい。今年の大河は「おもしろけりゃどんだけ盛ってもいいんだよ娯楽時代劇なんだからよお！！！！」というスタンスでとても面白いので、そういうのもあって最近将棋道場に行けていないのである。
　せっかく猫にすごい棋士の名前をつけたのだから、飼い主もいつまでも「下手の考え休むに似たり」ではいけない気がするが、しかし公民館に指しにいくと確実にヘトヘトになってしまうのだ。どうしたものだろう。

　いま聡太くんは父氏の膝の上でまったりとくつろいでいる。呼吸は落ち着いているように見える。父氏はスマホでニュースを見ている。
　父氏は運送業者になってから漫画雑誌を買って読む余裕がなくなった、とこぼしていたが、スマホの漫画アプリでコツコツと漫画を読んでいるのであった。
　明日は母氏が休みである。聡太くんが体調を崩すようなら獣医さんに行くことができる。そしてブスッと注射してもらうこともできる。あまり心配しないで過ごそうと思う。