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きょうの聡太くんとヘドロ飼い主 2023/12/22

 聡太くんは人間が鼻をかんでいると「なにごとだ!?」という顔をして人間を見る。
 きのう昼風呂上がりにちゃんと暖かくして昼寝をしたはずなのに、起きたらなんだか鼻がぐすぐすして、けっこう連続で鼻をかみつづけたのだが、聡太くんはやっぱり「なにごとだ!?」の顔でわたしを見ていた。寝ていていいのに。
 風邪をひくといろいろと面倒なので、なるべく暖かくしていようと頑張っているのだが、なぜか昼寝から起きると鼻がぐすぐすする。聡太くんに風邪をうつしたら大変だしそもそも風邪をひいて熱を出すといろいろ面倒なことが起きる。
 なんで日本人は政府が「ふつうの病気」にしたとたんコロナを恐れなくなったのだろうか。いまもコロナ禍は続いていると思うのだが。わたしが変なのだろうか。
 とにかく特効薬ができるまで外出時にマスクを外すつもりはない。猫だってコロナになるんである。聡太くんが具合を悪くするところは見たくないのだ。ただの風邪でえらい目にあったのだ、コロナに感染するのは怖い。

しっぽが蚊みたいな模様。


 きのう父氏が掃除機をかけていた。聡太くんはそれまでスヤリンコフと寝ていたのだが、掃除機の音が聞こえた瞬間やはり「なにごとだ!?」という顔をして跳ね起きた。そして掃除機タイムが終わったら速攻で寝た。
 よほど怖かったのであろう。聡太くんは掃除機が大嫌いである。いつぞやケージにいれたまま掃除機をかけたら大パニックを起こしてケージのなかをドッタンバッタンと動いて恐怖をアピールしてきた。
 大きな音は嫌いなくせに自分でピアノをドーンと鳴らすのは平気らしい。星新一のショートショートのドラマ化をえねっちけーでやっていて、面白そうだったので録画したのを見ているときに、それもなかなか恐ろしいシーンでピアノを\ドーン/と鳴らされたときは心底ビビった。それ以来母氏が引かないときはピアノをフタしてある。
 大きい音が怖いのは猫あるあるだと思うのだが、なんであのときは怖がらなかったのだろう。わからない。猫は不思議だ。

「うふふ……はんじゅくたまご」


 冬至である。きょうから少しずつ明るくなるはずだ。冬のピークは2月だと思っているのだが、それでも今より明るいと思うと希望がある。
 日照時間の足りないところに住んでいるので太陽はありがたいと思っている。聡太くんもひなたぼっこが好きだ。廊下は寒いんだからやめなさいとは思うが。
 秋くらいに2階でひなたぼっこするのが最高に気持ちいい。去年チョッキンしたときも、家に帰ってきて聡太くんは麻酔が抜け切らないのにヨタヨタ2階に上がってひなたぼっこしていた。黄色い水たまりを作ったのは内緒だ。
 そういうわけでひなたぼっこは最近あまりできないが、その代わり聡太くんは椅子で寝て寒いなと思うとファンヒーターの温風直撃地点に移動して温まってから次の行動を起こす。お前はミーアキャットか。
 最近ヘドロことわたしは「超新星紀元」という分厚いSF小説を読んでおり、夕方ソファで読んでいる間よく膝に乗ってくる。たぶんふとんだと思われているのだろう。わたしはハダカデバネズミか。
 その「超新星紀元」であるが、まだ三分の一程度までしか読めていないがすさまじいSFぶりで、面白いってこういうのを言うのか……と思いながら読んでいる。やはり早川書房はいい本を作る会社だ。その前に読んだ同じ著者の「白亜紀往事」も大変面白かった。面白い本に国境はないのだと思う。

 さて聡太くんであるが、きょう通院で半休をとってわりと早く通院が終わった母氏の膝の上でのんびりとくつろいでいる。ときおりこちらを睨んでくるのは「おい、めしはまだか」ということなのだろうか。まだ早い。

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