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きょうの聡太くんとプレイバックたまちゃん及びヘドロ飼い主 2023/3/28

 能代松陽と大阪桐蔭の試合を観ながら公募の原稿作業を進めていたら、WBCの決勝以上によそ見をして原稿の進み方がやたらと遅くなってしまった。やはり地元チームというのは応援したくなる。しかも大阪桐蔭から一点しかむしられなかった、もしかしたら勝てていたかも、という活躍ぶり。よくがんばりました、という感じだ。
 大阪桐蔭のブラスバンドがさっそく「どうする家康」のオープニングを応援曲に使っているのもすごかった。やっぱりブラスバンドが頑張っているところは野球部も頑張っているのである。
 そんなことはともかく、試合が終わって父氏がちょうどいいタイミングで仕事に出かけた直後、聡太くんが膝に乗ってきた。かわいい、しかし重い。ホカホカと暖かい、しかし重い。
 かわいいから全て許されるのだが、なぜいまこのタイミングでお膝を要求してきたのだろう……となる。ふだん「お膝おいで」といっても絶対にこないのに。
 聡太くんを養うために、いますぐお金にはならないが小説を書いているし、このnoteを書いている。聡太くんを養うために、書き続けるのだ。
 それは夢を叶えたいという個人的な欲求よりもっと切実なもので、自力で食べて聡太くんを養っていくという目標のほうが大きい。
 いつか叶える夢でなく、なるべく早く達成する目標になったのだ。頑張ろうと思う。

シュッとしている。


 聡太くんが茶の間の押入れの開け方を覚えてしまった。ガムテープで封印しているがそれでも開けようとする。なんという困った子だ。
 さっきはやっぱりガムテープで封印された、薬の入っている戸棚を開けようとしていた。しかし、引き戸の取手のところでなく、真ん中の引き戸が重なっているところでチャカチャカしていた。昔たまちゃんも同じことをやっていたので、どうやら猫は戸棚がここから開くものだと思っているらしい。
 もはやこうなってくると「人類はねこに勝てない」である。可愛さで勝てない、甘えん坊でも暴れん坊でも勝てない。猫は無敵だ。
 ちなみに百均で買い占める勢いで買った鍵は、うまく付けられそうなところが思ったより少なかった。ちょっと残念である。はやくガムテープ封印生活から解放されたい。

「にんげん、ぼくはおなかがすいたぞ?」


 明日は絵画教室である。絵の先生は猫原理主義者だ。3匹の猫と暮らしているが、一番若いまだ子猫の年ごろの猫の暴れぶりに困っているらしい。
 他の猫に飛びかかっていったりするのだそうだ。もしかしたら我が家で多頭飼いをしていたら聡太くんもそういうことをしたのかもしれない。
 多頭飼いは楽しそうだし、猫もプロレスごっこをして「噛まれると痛い」ということを学習すると思うのだが、我が家でそれをやるのはちょっと考えられない。猫の喧嘩の動画は無限に観ていられるが、毎日やられたらノイローゼになりそうだ。
 聡太くんは寂しくないかなあ、と、ときどき思うのだが、さっき人間の膝であれだけ甘えたのだから寂しいというのはないな……と思い直した。
 きのうの夜は父氏のハイボールのグラスに手を突っ込んだり、グラスを倒して氷を転がしたりしていた。自由である。困ったやつだ。

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