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きょうの聡太くんとプレイバックたまちゃん 2022/12/23

 きのう、大雪の予報を見て「これはまずいかもしれん」と思ったが、結局のところ朝起きてみると雪はそれほど積もっていなかった。
 しかしさっきからチラチラと雪が降っているので、午後からは予報通りの猛吹雪になるかもしれない。
 雪で庭木がペシャンコになったので、聡太くんは庭木にくる鳥を楽しそうに見ている。ときどき「ヒャンヒャン」と謎の声を発している。これはたまちゃんもよくやっていたやつだ。
 猫は小鳥という生き物が好きだ。たまちゃんはテレビやスマホのなかの鳥も取ろうとした。聡太くんはそういうことはあんまりしない。
 これは、たまちゃんには自立心があった、ということではないか、と思う。たまちゃんは野良猫として生まれ、死にかけているところを拾われた猫だ。実際になにか虫などを捕まえて食べたりしたのかもしれない。
 一転して聡太くんは自立心がみじんもない。とにかく甘えっぱなしである。母氏の膝に乗っかり、母氏の腕に顎を乗せて寝ている。たまちゃんがぜったいにやらなかったやつだ。
 たまちゃんは甘え方をよく知らなかったのかもしれない。もっと可愛い可愛いしてやればよかった、と思う。もう過去のことだが。

「このりんりんいうやつたのし〜い」


 聡太くんをだれかに見せびらかしたくて仕方がない。
 フェイスブックに「うちのねこかわいいからみて」と、時々画像をUPするのだが、反応するのはごく一部である。それにそういうことじゃない、聡太くんそのものを見せびらかしたいのである。友達に見せびらかして「かわいいねー」と言われたいのである。いいねが欲しいわけではないのである。
 しかし現状、わたしには友達というものがいない。自分の選択の結果だから文句は言えないが、それにしたって寂しい人生である。
 まあ友達がいたところでこのご時世である、家に入れるのはなんとなく怖い。
 聡太くんの可愛いところをみんなに見せびらかしたいのだが、聡太くんはわたしと同世代の知らない人間を見てどう思うだろう。想像がつかない。
 動物タラシのピアノの調律師さんのときは怖がらなかったし、母氏の弟である叔父上(開拓する漫画がだいたい大正解優勝の元祖オタクみたいなひと)のときも様子を見にきた。だから隠れたりはしないと思うのだが、しかし友達がいないので見せたときの反応は永遠に分からない。
 なお、カクヨムなどあちこちでアカウント名になっている「かねじゃ」という言葉は中学のころ数学の先生につけられたあだ名で、このあだ名で呼んでくるやつは友達と認識しない、と最近決めた(まあカクヨムのアカウント名はこれでいくしかないのでご心配なく)。なのでなにかのアカウント名に使った結果なにかネットのサービスでスマホに送られてくるメールの「かねじゃさんは」という文言を見るたび、「おめーに用はねえ!」と削除している。

怖い顔ですが、眠いだけです。


 最近聡太くんがお昼寝のとき塩対応なのが悲しい。
 ソファに横になって「いっしょにお昼寝しよー」と声をかけると「しかたねーなー」と乗っかってきて、1時間くらい寝たところで「あきた」という顔で降りていく。悲しい。前は夕方までお昼寝に付き合ってくれたのに……。
 まあ聡太くんには聡太くん専用の布団があるわけで、仕方がないっちゃ仕方がない。聡太くんが初めて布団を正しい用途で使ったときはあれだけ嬉しかったわけだし、けっこう可愛くない値段の布団をちゃんと使ってもらえるのはありがたいことである。
 しかしこの間買ってきた木製の爪研ぎにはまるで興味を示さない。段ボールがいいのだろうか。段ボールはボロボロクズが出るのが難なのだが。
 ほぼ日で売っているゴミの出ない爪研ぎもよさそうだなと思うものの、聡太くんはそういうオシャレなものに果たして興味を示すだろうか。

 聡太くんはでっかくなったなあ、と思う。うちにきたころは上に乗っかることのできた母氏のポーチが、もう腕で抱えられる大きさなのだ。
 まさに成長著しいとはこのことだ。これから3月まですくすく育って、巨大猫になってほしい。

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