見出し画像

きょうの聡太くんとプレイバックたまちゃん 2023/6/3

 最近、1週間が一瞬すぎて白目になっている。こうやってずるずる歳をとるんだろうなあ、という感じだ。
 1週間が一瞬なので1ヶ月も体感は一瞬だし、なんなら1年だって一瞬だ。おかしいなあ、ついこの間お正月だったのに……という感じだ。
 だからたまちゃんと暮らしていたのもついこの間のような感じがするのだが、その一方でどんどんあの日々から遠ざかっていくのだなあとも思う。
 聡太くんが我が家にきたのもついこの間のような気がするし、聡太くんがちっちゃい赤ちゃん猫だったのもついこの間のような気がする。いまではすっかり巨大猫なのだが。
 大人になると時間の経過がやたら早い理屈は「トリビアの泉」だとか「チコちゃんに叱られる」だとかの雑学番組でお馴染みだが、理屈がわかっていても寂しいものは寂しい。

後ろ姿。


 たまちゃんの晩年、たまちゃんが猫トイレへの踏み込みが浅い状態でUNKOをして、猫トイレのへりにブツが落ちている状態を母氏が「エンタイトルツーベース」と表現していた。初めて聞く野球用語だったが、面白かったので覚えてしまった。
 たまちゃんは歳をとっていたからエンタイトルツーベースをしていた。それは分かる。しかし聡太くんがトイレを丹念にかき混ぜるせいでトイレの外にUNKOを飛ばすのはどういうことか。きのうだけで2発トイレの外に落ちていた。
 聡太くんはとにかく丹念にトイレをかき混ぜる。たとえばUNKOの破片がトイレに残っている状態でケージに入れられると、丹念にかき混ぜて、「はよかたづけろ」と主張する。そして破片はトイレを飛び出してしまう。
 困ったやつである。たまちゃんはそんなことしなかったぞ! と思うのだが別猫だから仕方がない。
 そういうわけで茶の間にはトイレの砂がけっこう落ちている。掃除機で吸えないのだ。困ったやつにもほどがあるぞ。

「ややっ、なにやらだいどころからけはいが」


 わたしの住んでいるところはとりあえず線状降水帯の被害はなかった。台風が日本に接近しているらしいが、えねっちけーの地方ニュースによるとそれも影響はないとのことだった。いまは降ったり止んだりという感じで、しかし荒れそうな感じではない。
 もし災害が起きたら聡太くんと一緒に避難することになるのだろう。聡太くんはたまちゃんと違ってキャリーバッグと獣医さんの関連性を理解していないので、連れ出すことに不安はないのだが、たとえば小学校の体育館に避難したとしてそこでずっとキャリーバッグの中では聡太くんも辛いのではないだろうか。
 犬ならふだんからリードをつけて散歩をするわけで、それならキャリーバッグは必要ないだろう。しかし猫は室内飼いをしていればお出かけは獣医さんくらいだから、キャリーバッグの中で過ごすことには慣れていない。
 これはちゃんと考えねばならない問題だという気がする。最近とみに災害が増え、日本のあちこちで毎日のように地震が起きている。わたしの家が被害に遭わない保証はない。災害は本当にいつやってくるかわからない。恐ろしいことだ。
 災害に備えるようなことを我が家ではぜんぜんやっていない。非常持ち出し袋なんて用意していないし、非常食のローリングストックみたいなこともしていないのだが、さすがにこれは自然をバカにしすぎている気がしてならない。
 海から遠いしわりに高台だし、大きな地震が来たこともないしというので油断しているのだ。雪で屋根がひしゃげて雨漏りしているところも放置である。
 どうすればいいのだろう、わからない。ずっと安泰な暮らしが続くとは限らないのがいまわかることだ。
 でも逆に不安がってもよくない気がする。とにかく猫と避難する方法くらいはググっておこうと思う。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?