きょうの聡太くんとプレイバックたまちゃん及びヘドロ飼い主　2022/8/28

　きのう、聡太くんがいつものボールで遊んでいたら、たまたま戸棚の下に押し込んでしまった。
　物差しを戸棚の下に差し込んで取り出してやると、また楽しそうに遊び始めたが、数分もしないうちにまたなくしてしまった。さっき押し込んだのと同じ場所をスマホの懐中電灯機能で見てみると、どうやらまたここに押し込んだらしい。ずいぶん奥だなあと思いながら物差しで取り出したら、それは聡太くんのボールでなく、我が家の七不思議である「どこを探しても出てこない先代猫たまちゃんのボール」が出てきた。
　聡太くんの遊んでいたボールは青で、たまちゃんのボールは緑だったから、狭い隙間を照らしただけだと似たような色に見えていたのだ。出てきたたまちゃんのボールは、中の鈴がさびて、ずいぶんと劣化していた。まあ１７年戸棚の下にあったのだから仕方ない。最初は聡太くんに投げてやったが、壊れそうだったので取り上げて引き出しにしまった。
　きょうはきょうで、母氏がなにやら洗面所を掃除していると、戸棚の裏から手のついていないキャットフードのパウチのやつが出てきた。消費期限は今年の冬なので、ありがとうたまちゃんと思いながら聡太くんにあげることにした。
　たまちゃんは晩年、獣医さんに「歳をとって痩せた年寄りの猫には子猫用のキャットフードがいいよ」と言われて、しばらく子猫用のキャットフードを食べていた。出てきたキャットフードはそのとき買ったものだ。たまちゃんのキャットフードは洗面所の戸棚にしまっていたので、棚にあとで入れようと上に置いて裏に落としたのだ。
　たまちゃんからのロングパスである。たまちゃんから聡太くんへの贈り物だ。

寒くて毛布を出してきた結果がこれだよ！！

　聡太くんは最近よく遊ぶせいかよく寝る。運動は健康にいいのだとしみじみ思う。わたしなんか運動不足で腰痛が出始めたぞ。
　運動不足は脳みそも弱るらしく、わたしは最近しょっちゅう人の名前を忘れるし間違える。まあ忘れる名前はいまのところテレビに映る人や作家や漫画家の名前で、あれ？　となるのは家族と話すときなので大した問題は起きていない。人間と関わる仕事を始めたときを想像すると恐ろしいのだが、いまのうちに健康のためによく動かねばならない。
　ちょうど涼しくなってきたわけだし、なにか体を動かすことをしたい。母氏の同僚がリングフィットアドベンチャーで痩せたらしいので据え置きのスイッチが欲しいのだが、たぶんそれは継続は力なりというやつなのですぐ飽きるわたしには向かないだろう。
　とりあえず散歩すればいいだろうか。ポケモンＧＯもドラクエウォークもやめてしまった。ピクミンブルームのやりどきだろうか。でも前述したとおりわたしはめちゃめちゃ飽きっぽいので続かないと思う。
　どうすれば運動は続くのだろうか。なにか楽しいことがあれば続く気がする。聡太くんみたいに鈴の入ったボールでハッスルできる単純さが欲しい。

ニャンモナイトが発掘されました。

　聡太くんはきのう、わたしが洗面所で歯を磨いているときに、洗面台の横の洗濯機のボタンをぽちっと押して動かしてしまった。慌てて止めたのだが、そのあとはドライヤーと戦いはじめた。動いていないドライヤーを叩いたりつついたりして、ああドライヤーが怖いんだな、と思って、そういうところがかわいいと思った。
　きょうはきょうで、わたしの手をガリガリ噛んでかなり深い傷をつくった。痛い。手を噛まれると手をばしんと打ってびっくりさせることができない。

　最近聡太くんは「そたた」「そたごろう」「そうたろう」「そたぽん」などと呼ばれている。悪さをしているときは昭和のいいところのお母さん風に「聡太さん」と呼んでいる。
　たまちゃんは女の子だというのに「たまごろう」と呼ばれていた。どうして人間はかわいいものを変な名前で呼ぶのか。
　かわいいからあだ名をつけたくなるんだろうか。しょうがないのかもしれない。
　なんにせよかわいいのだから全て許される。噛まれても心の中では許している。もちろん噛んだらそのときは叱るなり音を出すなりして止めるが。
　かわいいのだからしょうがない。これからも元気に育ってほしい。