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きょうの聡太くんとプレイバックたまちゃん 2022/8/19

 きのういつもの獣医さんにアドバイスされた通り、聡太くんの股間をつついてみた。なにやらプニプニしていたが、別のタイミングでつついたら手応えがなかった。
 果たしてこれでタマタマが降りてきていると判断してよいのだろうか。分からないのでもうちょっと様子を見てみることにする。
 母氏が同僚から、チョッキンをお願いする獣医さんがどんな感じか聞いてきてくれた。けっこう丁寧に診てもらえるらしい。いつも聡太くんを診てもらっている獣医さんの名前を出して「●●先生からの紹介で」と言ってかかるひともけっこういるらしいし、そう言えばたぶん獣医さんもそう悪い気分ではなかろう。
 思えば小学校低学年のころ、「のもちゃん」と名付けたハムスターがわたしの不注意で怪我をして連れて行ったのが、チョッキンをお願いする獣医さんだ。当時一人でやっていた先生が大先生になって、息子さんとそのお嫁さんと3人で看護師さんや事務員さんを雇ってやっているらしい。手広くやるということはそれだけ信頼されているということなのだろう。
 絵の先生が悪し様に言うので不安だったが、なんとなく納得できた。タマタマの存在を確認し次第、電話をかけて行ってみようと思う。

「おふくろさんってこれのこと?」


 聡太くんはどうやら、人間の腕に噛みついたり引っかいたりするのを「たのしいプロレスごっこ」と認識しているらしい。凶器攻撃だ。
 調べてみると遊んでいて興奮して噛みつく子猫というのはわりといるらしい。遊び足りないのと人間の手足をおもちゃだと思っているのとで「たのしいプロレスごっこ」を始めてしまうのだと思われる。
 なので母氏が仕事に出る前、少しだけ猫じゃらしで遊んでみた。猫じゃらしは聡太くんがいちばん気に入っているおもちゃで、出してくるとくわえて持ち運びながらキューキュー鳴く。Q太郎だ。
 その遊び方は危ないと思うのだが、どうも猫じゃらし本来の遊び方より持ち運んでキューキュー言うほうが楽しいらしい。しばらく遊んでやったら疲れたのか寝てしまった。
 1日3回くらいはしっかり遊んでやろうと思った。それから噛み付いてきたらなにかオモチャで遊んでやろうと思っている。
 昼間退屈だから人間とプロレスごっこを始めるのだろう。なんとかして噛み癖を治さないと聡太くんが大人になったとき、人間が病院に行くレベルの怪我を負いかねない。
 ご飯どきに噛みついて食べたいと騒ぐのも、噛みはじめる前に食べさせれば噛まなくなるのでは、と思っている。

シュババ!!


 きのう、昼寝をしようとしたらやたら寒かったので、タオルケットを出してきてかけて転がったのだが、よく見たら先代猫たまちゃんの毛まみれのタオルケットだった。おそらくソファにかけてあったのだろう。
 毛まみれのタオルケットで寝るわけにはいかないので、しょうがなくうすら寒いなあと思いながらそのまま横になったら聡太くんが膝の上でスヤスヤと眠り始めた。とてもあたたかかった。
 先代はこんなふうに人間にひっついて無防備に寝ることはそうなかった。そこが飼い猫の子猫と野良猫の子猫の違いなのだろうと思う。
 聡太くんは我が家にきた当時、預かっていた人のお家で使われていた柔軟剤の匂いがしたのだが、いまではすっかりその匂いもとれて、記憶のなかのたまちゃんとあんまり変わらない匂いになった。ただなかなか吸わせてくれないのだが。
 爪もときどき落ちているしすっかり我が家の猫になった。人間換算で8歳まできたということはよほどの事故や大病でないかぎり子猫のうちに命を落とすこともないだろう。
 とにかく元気で長生きしてくれたらそれでいいのである。もうちょっと大きくなって、お腹が丈夫になればいいなと思う。

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