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きょうの聡太くん 2023/8/23

 凄まじく暑い。最近こればっかり言っている気がするが、本当にめちゃくちゃ暑いんだから仕方がない。冷房と扇風機を回しているのに、煮えるような暑さだ。
 きのうなんか茶の間を一歩出ると蒸し風呂のごとしであった。どうしてこうもクソ暑いのか。しかもまだ天気予報にはギラギラ太陽マークが並んでいる。
 しかしありがたいことも起こるもので、茶の間の引き戸の戸車になにか引っかかったらしく、聡太くんの力では簡単に開けられなくなった。もちろん頑張れば開くのだが、面倒になれば諦めてくれる。
 聡太くんは涼しいところにいればいいのだ。暑いところに出ていくから体調を崩すのだ。ただお腹壊しについてはエアコンのせいなのかなあ、と心配になる。きょうもなにやらお腹がゆるかった。
 でも今日は38度まで上がる予報だ。下手すると死んでしまう。涼しいところでのんびりしていてほしい。
 今朝はどうにか6時前くらいに起きたので、聡太くんのご飯を用意できた。しかし母氏はそろそろわたしの部屋を返してくれるらしいのだが、そうなったら早起きできる自信がない。つまりそう気を張らなくてよくなった、ということなのかもしれない。

体デカっ。


 それから「夏への扉」をやっと読み終わった。なるほどSFだ。ドラえもんがこの作品のオマージュというのはわかりみが深い。
 最後まで猫が元気でよかったし、途中猫がちゃんと役割を果たしていて、「なるほどこれが面白い小説か」と思った。
 そういうわけで読む本がなくなってしまったので、図書館に行こうと思ったのだが、この異様なまでのカンカン照りのなか図書館に行く気は起きない。我が家から図書館までは徒歩数分だが移動するだけで滝のように汗をかく気しかしない。暑いのはいやだ。
 どうしたものか。本を買って読むにしたって、いまはどんな本でもだいたいイーホンくんにお願いするので(そうするとクソデカスーパー縦型で支払うのでスーパーのポイントと楽天ポイントがもらえる)、3日待って本屋に行かなくてはならない。流行りの本なら書店にもあるだろうが、もうTポイントは使う気がないし、モアではそもそもポイントの概念がないのだった。
 自分では買わない本がある、という点で、図書館はありがたい。図がいっぱい載ったオールカラーの本だってタダで読める。
 もちろん図書館で借りたことは著者に言ってはいけない。それは常識だ。

「ようけんをきこう……ほうしゅうはすいすぎんこうにふりこんでくれ」


 きのうも聡太くんがイヤホンに刺さってくるか実験した。しかしきのう、聡太くんはわたしがゲームしている間ずっと母氏にくっついて甘えていたので、大したサンプルはとれなかった。
 聡太くんのいたずらはずいぶん落ち着いたように感じる。人間の食べ物も、聡太くんがよほど食べたいものでないかぎり興味を示さないし、人間が薬を飲むのも邪魔しなくなった。ペンを出して日記を書いていても近寄って書くのを邪魔することはない。たいへんお利口さんである。
 高いところに登るのは、とりあえず迷惑ではないので許している。健康な猫なら高いところに行きたくて当然なのだ。
 そして聡太くんは「夏への扉」のピートと同じく、人間が自分を踏んだり蹴飛ばしたりすることがないと信じている。きっとどこの猫もそうなのだ。そうでなければハインラインも書かなかっただろう。
 もうすぐ秋になるのだろう。そして一瞬で冬になるのだろう。いま人間は切実に「秋への扉」を求めている。早く秋になってくれ〜。

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