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きょうの聡太くんとプレイバックたまちゃん 2024/2/25

 聡太くんの元気が今ひとつない。まあエリカラをしているから仕方がないことではあるのだが、元気がないということはエリカラのストレスで弱っているということだ。なのでストレスにはよく食べること、と思って主食用のちゅーるを買ってきた。
 そこまで極端なのでなくていいのだが、主食用のちゅーるには「グレインフリー」の文字があった。元気を出すために食べさせたものでお腹を壊したら意味がないのでこれを選んだ。
 で、食べさせてみると食いつきがなかなか激しくてびっくりしたのだった。うまいうまいと食べてくれる様子は本当に安心する。
 元気はあまりないが日中ずっとエリカラでも嫌がらなくなった。でも今朝も大暴れして断固拒否された。
 ハゲを治すだけにしてはストレスをかけすぎている気がする。いつもの獣医さんは「塗り薬がだめなら飲み薬出すね」と言っていたのだがその動物病院は獣医さんが入院していてお休み中である。早く元気になって戻ってきてほしい。

 たまちゃんは病弱だったので、しょっちゅう薬を飲ませていたわけだが、どうやって飲ませるかというとわたしが床に三角座りしてまたに挟んで動けなくしていた。
 たまちゃんは穏やかさんだったので、それでよかったのだが、聡太くんは股に挟んでもジタバタ暴れて逃げていく。
 そしてかかとに薬をつけねばならぬということは、逆向きに捕まえねばならないということだ。もちろん聡太くんがなにかを食べているとかなら問題ないのだが、けさ起きてきてなにもしていない聡太くんに薬を塗ってエリカラをつけるのには母氏を動員せざるを得なかった。
 わたしは聡太くんを捕まえるのが苦手だ。どうやら「つかまえるぞ」という雰囲気を発してしまっているらしい。
 一方母氏はいとも容易くヒョイと捕まえることができる。なんでじゃ。どうすれば「つかまえるぞ」オーラを黙らせられるのだろうか。
 なお今朝聡太くんはツナ缶のツナちょびっととゆで卵の黄身を分けてもらっていた。こうやってなんだかんだ人間の食べ物になじんでいくのである……。

「どうも! ぱらぼらあんてなです!」


 きのう聡太くんはあてつけのようにエリカラをざーらざーらとなめていた。よほどエリカラが憎いらしい。あるいはちゅーるをこぼしたのだろうか。
 ハゲにここまで大げさな措置が必要なのか、わたしたち人間にもよくわからない。飲み薬で治せるならそれが早くていちばんいいと思うのだが、あいにく飲み薬を出してくれるはずだったいつもの獣医さんは休業している。
 聡太くんは最近、エリカラをつけていても日常をエンジョイできるようになってきたのだが、それでも車幅感覚を間違えたり狭いところに入っていけずにジタバタしたりしている。可哀想だ。
 だがハゲを治して健康になってほしいという気持ちもある。どうすればいいやらさっぱりわからない。
 これで寿命が縮まったらどうしよう、みたいなことを心配している。たまちゃんも手製のタオルのエリカラをつけていたことが多かったが、あれは結構なババアになってからの話だ。
 聡太くんはまだ人間換算20代の若者である。そんな、いちばん元気な年ごろの猫にエリカラをつけるのは可哀想でしのびない。だから早くハゲを治してほしい。

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